気が向いたら花活け

ローコストで無理しない花活けを目指します

紅色のベニバナを活ける


前回の黄色いベニバナをスーパーで買った後、生花店でオレンジ色のベニバナを見つけて、思わず買ってしまいました。


しっかりしたオレンジ色です。


ベニバナの花は咲き始めの黄色から次第にオレンジに変わり、最後は紅色になります。

ということは、これは終わりが近いということかしら🤔

でも店内でひときわ鮮やかで目を引く花でした。


力強い色だし、これならベニバナの一種いけでも良さそうと思ったのですが、

先日使ったブルーベリーがまだ残っていたので、試しに一緒に活けてみることにしました。



ベニバナにブルーベリーって合うの?

自分でも疑いながらの花活けだったけど、意外と合っている👌

と思うのは私だけ?😅


ただベニバナの花色はますます濃くなって紅色に、ツンツンしていた花弁は見ての通りペタッと寝ています。

どう見ても、これはもう終わりです💦

ベニバナを買ってから、わずか1日半でした。

花色から考えてそんなに長く持たないのは分かっていたけど、ここまで終わりが早いとは!

前日に買ったスーパーのベニバナが元気を保っていただけに、余計ガッカリしてしまいました😥



暑いので花活けもさっさと終わらせたい


連日の猛暑で日中は外に出るのがつらいです😫

そういう時は涼しい部屋で優雅に花でも活けたいところですが、

熱中症の危険を冒してまで花を買いに行く気にもなれません。

では日が落ちてから、なんて思っていると肝心の店がもう閉まってたりするし😥


そんな時にまたもや助けてくれたのはスーパーの花でした。


今回救世主となってくれたのは黄色のベニバナです。


前回使ったスーパーの花は見切り品でしたが、これはたぶん入荷したばかり?

とても綺麗な状態でした。

ちなみにベニバナの花色は、最初は黄色で咲き進むにつれて紅色に変わっていきます。


このベニバナと一緒に活けることにしたのは斑入りのニューサイラン。


これは前回のブルーベリーと一緒に生花店で購入したものです。

ちょっと日にちが経っていましたが、もともと日持ちのする花材で暑い中でも何とか持ちこたえていました。


ニューサイランは10枚1束になっていたものをそのまま買ったので、結構ボリュームがあります。

その量感を当てにして、ドーンと活けてみました。



あまりに単純でドーンとしすぎ?

なんかニューサイランも怖いし(笑)

だけど、こう暑いと花もあっさり活けたくなるというか、ごちゃごちゃ考えたくなくなります。


それに真面目な話、生の花は長く触っていると弱ってしまうので、時季を問わず活ける時はなるべく時間をかけないのが鉄則です。

特に夏場はより手早くしないと悲惨なことに😱

と言いながら、私はいつもさっさと活けられなくて苦労してるんですけどね😅



緑の実も素敵なブルーベリー


近所のお宅にあるブルーベリーの木が、いつの間にか緑の実をつけていました。

この間まで花が咲いていたと思ったら、もう実がなる季節になったんですね。

その姿を見ていたら、無性にブルーベリーを活けたくなりました。


ということで早速購入。


葉っぱの方が目立っている感じですが、実もたっぷり付いています。


このブルーベリーには、緑のクルクマと、白い花弁に赤い縁取りが入ったカーネーションを合わせました。


この2つはスーパーのパック束で売られていた花で、しかも見切り品でした。

生花店でいま一つピンとくる花がなく、どうしようかと思っていたところで見つけたものです。

別にこれがピンとくる花でもなかったんだけど、やっぱり「半額」というシールは強い💪

合う合わないは別として、とりあえず買っておこう、と迷わず決断しました。


で、結局、合うんだか合わないんだか分からないけど、とりあえずこれで活けてみよう、ということになり、花活け開始。

もう少しちゃんと選ぼうよー😅



そんなに悪くない取り合わせだったかも👌

それにクルクマもカーネーションも全然見切り品という感じではなく、普通に元気でした。

期待していなかっただけに、この結果はなんか嬉しい😊



ブルーベリーの実はもう少し経つと、誰もが知っているあの色=濃い青紫色になります。

花材としては熟した実の時も非常に魅力的なのですが、

熟す前の緑の実には生き生きとした爽やかさがあって、それにも私はとても惹かれます。

クリスマスの時に使われる赤い実で有名なサンキライも、いま緑の実の状態で出回っていて、

それもまた素敵なんですよねー✨



オシャレな葉っぱのミズヒキ


実家の庭に前から気になっていた葉があって、この間ドクダミを採ったついでに貰ってきました。


これはミズヒキの葉です。


ミズヒキは針金みたいに細くて長い茎に小さな紅白の花をつける多年草で、

その姿が祝儀袋などに使われる水引に似ていることから、この名が付きました。

開花期間は8月~10月頃で、花が咲くとこんな感じになります。

(「四季の山野草」から画像をお借りしました)



引いて写した写真だと、茎が細すぎて所在が分からない😅

それでも風情があって、私はとても好きな植物です♡


ミズヒキは花が咲いている時期に花活けの花材となります。

なので、葉っぱだけの今の時期にミズヒキを活けることは普通ないのですが、

緑にこげ茶色のⅤの字のような模様が入った葉が魅力的で、いつかこれを活けてみたいと思っていました。


ということで、今回はミズヒキの葉を使った花活けに挑戦です。


合わせた花材は黄色のミニガーベラ。

普通のガーベラよりぐっと小さく、花径3cm位の可愛らしい花です。


花が咲いているミズヒキだったらガーベラを合わせたいとは思わないけど、葉っぱだけならどうでしょう。

その結果は?



ガーベラが何だかキクみたい。キク科の花だから当然かもしれませんが。

そのせいか、洋花のガーベラを使ったにもかからわず、意外と和風な作品になりました。


またガラス花器に入れたことで、どことなく夏っぽい雰囲気もあり、

これまでミズヒキと言えば「秋のいけばな花材」という認識だったので、これも予想外の結果でした。


なおミズヒキによっては、葉に茶色の模様が入らない場合もあります。

これが緑一色の葉だったら、特に活けようとは思わなかったでしょうね🤔



当てが外れたシネンシス


買ってから1週間ほど活けないままになっていた花がありました。



シネンシスという花です。

これは購入時の写真で、花はまだ咲いていません。


シネンシスは別名ハイブリッドスターチスといって、名前から分かるように様々な種類のスターチスを交雑してできた品種です。


ちなみにスターチスというのはこれ。(以前撮った写真がありました)

仏花に使われることも多いし、誰でも見たことがある花だと思います。


で、今回のシネンシスですが、

店にあった他の花に比べるとひどく地味で、はっきり言って、あまり購買意欲をそそらないものでした。

だけど過去に活けた満開の白いシネンシスがとても素敵だった記憶があり、

それならこれも花が咲いたらきっと印象が変わるに違いない!

と、今後を見込んで購入することにしました。


ところが期待に反して花はなかなか開かず、満開どころか4,5日経ってようやくポツポツ咲き出す程度😔


結局1週間経っても大した進歩がなかったので、何でもいいから一度活けて、もうこの花は終わりにすることにしました。


ちょうど花盛りのドクダミを採ってきたところで、合わせる花はこれに決定。

花選びも全く適当です💦



お互いに合わせようと思って選んだ花材ではないので、何だかピンと来ない組み合わせだけど、

とりあえず花を無駄にしなかっただけ良かったです👌



後日同じ店で満開のシネンシスを見かけました。

私が買ったものより濃いピンクの花色だったこともあり、とても同じ花とは思えない華やかさがありました。


今回の教訓: シネンシスはしっかり花が咲いているものを買いましょう!😅



見切り品のライラックと100均のサンスベリア


先日、見切り品として売られていたライラックを購入しました。


真っ白よりも少しクリームがかった色です。

見切り品にしては割と元気そう💪


ライラックは自分の中ではオシャレなイメージがあって、これを家の中に飾ったらさぞかしテンション上がるだろうと思っている花です。

ただ一方で、切り花で売られているライラックはとても水が下がりやすく、しっかり処理しないとすぐ萎れてしまうという問題があり、

そのため活けたいのは山々だけど買ってガッカリするのがイヤで、私はずっとこの花を敬遠してきました🙅‍♀️


それなのに今回購入に至ったのはどういうわけかというと、

どうせ花持ちが悪いなら、見切り品で安く買った方がダメになった時のショックが少ない、と思ったからでした。

ひどい理由だけど、とにかくライラックを手にすることができて良かった😄


こうして久しぶりの再会となったライラックには、100均で買ったサンスベリアを合わせることにしました。


これは以前活けた100均のミリオンバンブーと一緒に購入していたものです。



さらに花材をもう一つ、グリーンの実のヒペリカムも加えることにしました。


主役を引き立てて、花活けのアクセントになる花材です。



ライラックを買う時に一応お店の人に日持ちを聞きました。

その答えは、

「見切り品ですから~😅 持って2,3日かと」

急げや急げ!🏃‍♀️



ライラックは正面から見ると比較的綺麗なのですが、裏側は根元の方から劣化が始まっていました。

なので、やむなく短く切って傷みが目立たないように活けることになりました。

本当は枝を見せて伸びやかに活けたかったけど、

そこはやっぱり見切り品だから、仕方ないですね😔



割れた器で花活け


GW中にいつもより気合を入れて片づけをしていたら、うっかり花器を一つ割ってしまいました😱

このブログにもたびたび登場していた白い円筒形の器です。


見るも無残な姿💦

よくある平凡な器ですが、個性が無い分、どんな花材でも合わせやすく、何かと重宝していたのでショックでした。


でも割れてしまったものは仕方ない。当然これはゴミ箱行きです。

そう思って破片を集め始めたところ、ふと器の残り部分にまだ水が入れられることに気付きました。

何だか未練がましい話になりそうな予感...


ということで、今回はこの危ない器で花活けに挑戦です😅


使用花材は、

しわが寄ったような葉が特徴的なムシカリと、


緑色の手毬状の花をつけるビバーナム。

ビバーナムは沢山種類があるので、区別するためにこれはスノーボールという名で流通することが多いです。


この2つの花材は勿論まともな器に活けるために購入したものでしたが、急遽ここで出番となりました。



ビバーナムは蕾のうちは緑色で、開花すると白に近い薄い緑色に変わります。

今回はちょうど左右で緑の濃淡が分かる形になりました。

作品としては...まあ入れ物がこの状態だとこんなものでしょうか。



張り切って片づけに励んだのは良いけど、まさか割れた器で花を活けることになるとは思いませんでした。

実は私はものを割ってしまうことが多くて、今年に入ってからも既に2度ほど割れものを不燃ごみに出しています。

自分では気を付けているつもりなんですけどねー😔