実家の庭に前から気になっていた葉があって、この間ドクダミを採ったついでに貰ってきました。
これはミズヒキの葉です。
ミズヒキは針金みたいに細くて長い茎に小さな紅白の花をつける多年草で、
その姿が祝儀袋などに使われる水引に似ていることから、この名が付きました。
開花期間は8月~10月頃で、花が咲くとこんな感じになります。
(「四季の山野草」から画像をお借りしました)
引いて写した写真だと、茎が細すぎて所在が分からない😅
それでも風情があって、私はとても好きな植物です♡
ミズヒキは花が咲いている時期に花活けの花材となります。
なので、葉っぱだけの今の時期にミズヒキを活けることは普通ないのですが、
緑にこげ茶色のⅤの字のような模様が入った葉が魅力的で、いつかこれを活けてみたいと思っていました。
ということで、今回はミズヒキの葉を使った花活けに挑戦です。
合わせた花材は黄色のミニガーベラ。
普通のガーベラよりぐっと小さく、花径3cm位の可愛らしい花です。
花が咲いているミズヒキだったらガーベラを合わせたいとは思わないけど、葉っぱだけならどうでしょう。
その結果は?
ガーベラが何だかキクみたい。キク科の花だから当然かもしれませんが。
そのせいか、洋花のガーベラを使ったにもかからわず、意外と和風な作品になりました。
またガラス花器に入れたことで、どことなく夏っぽい雰囲気もあり、
これまでミズヒキと言えば「秋のいけばな花材」という認識だったので、これも予想外の結果でした。
なおミズヒキによっては、葉に茶色の模様が入らない場合もあります。
これが緑一色の葉だったら、特に活けようとは思わなかったでしょうね🤔