気が向いたら花活け

ローコストで無理しない花活けを目指します

ナチュラルな花活け


今回はようやく新作です。

花材も使い回しではない新鮮なものを2つ😄


1つ目はタラスピ オファリムです。

名前は聞きなれないものですが、見ての通りナズナです。

ただし日本各地で見られるナズナとは違って、輸入物の西洋ナズナになります。


2つ目の花材はカンパニュラ。

昔からあるポピュラーな花で、初夏の今の時期に切り花も多く出回ります。


この2つの花材は、それぞれ別の理由で今まで買うことの無かったものです。

タラスピについては、「その辺に生えているナズナを何でわざわざ買う?」とずっと思っていました。

一方のカンパニュラを買わなかった理由は、単純に好みではない花だったから。

カンパニュラを愛する人が聞いたら怒るかもしれないけど、個性的な花が私には何だか野暮ったく見えてしまって💦


でも今回は、何でもいいから気分転換したい!という気持ちが強く、あえて今まで買う気がしなかった花材を選んでみました。



この花材だと、摘んできた花をそのまま器に入れたような感じが良いかな、と思ってナチュラルなスタイルに仕上げてみました。

なんてもっともらしいこと言ってるけど、本当は雑に活けているだけ😅



今回の2つの花材は、花活けの前と後ではだいぶ印象が変わりました。

所詮ナズナでしょ、と軽く見ていたタラスピ オファリムは、

実際は綺麗だし、しっかりしてるし、さすが売り物は違う!と思わせるようなものでした。

野暮ったいと思っていたカンパニュラも活けてみたら可愛いし、優しい花色がとても爽やかで魅力的な花だと実感。

やっぱり先入観にとらわれてはダメよねー。

今回は思わぬ収穫のあった花活けとなりました👌



昔の作品で失礼します


このところ色々とやることが重なってしまい、花を活けている時間がありませんでした。

なので今回は3年ほど前に活けた作品で失礼します。


使用花材はチューリップ、カスミソウ、ウイキョウです。

実はこの3つは過去記事の作品にも使っていて、要するに使い回しです。

その時に花材紹介の写真も載せているはずですが、今回はちょっと省略😅




そういえば今年はチューリップを一度も活けていませんでした。

何か忘れている、と思っていたんだけど🤦‍♀️

庭のチューリップは咲いていても、切り花のチューリップはもうシーズンを過ぎています。

残念💦 来年までお預けですね。



やらなければならないことって重なる時は重なるようで、

いまのバタバタした状態は当分続きそうです。

ゆっくり花活けを楽しめるようになるのはいつのことやら😔

次回は新作になると良いんですけど...



その後のタンチョウアリウム


前々回の作品で使ったタンチョウアリウムは、まだ全部が蕾の状態でした。



タンチョウアリウムはとにかく丈夫です。

一緒に活けたラナンキュラスが終わった後も衰えることなく、そのうち頭の方から花が咲き始めて、やがて全ての蕾が開きました。



もう「丹頂」の面影はないですね。

正確な日数は覚えていませんが、たぶん2週間ほどで満開になったと思います。


この写真はそこからさらに1週間くらい経っているので、花は開き過ぎだし茎の変色も始まってるし、さすがにもうお別れした方がよさそうな感じです。

なのにちょっと魔がさして、ここからもう一度活けてしまいました😋


合わせたのはピンク系のスイートピー



スイートピーも時期的にそろそろ終わりかな、と思って、無くなる前に買っておきました。


スイートピーの色とはちょっとニュアンスが違いますが、タンチョウアリウムの花もピンクということで、

今回はピンクでまとめたアレンジとなりました。



タンチョウアリウムが限界であるだけでなく、スイートピーもかなりヤバい状態です💦

購入後4~5日経ってから活けているので、花の色がだいぶ抜けてピンクも青っぽくなっています。

ギリギリ持ちこたえている花材ばかり使ったおかげで、

あまりアップで見ないでね~🙏というアレンジになってしまいました😅



100均の観葉植物を活ける


先日、100円ショップで観葉植物を買いました。


ミリオンバンブーという名のドラセナです。

長さが50cmくらい、茎の太さが1cmほどの大きさでバケツに入って売られていました。


観葉植物として人気のミリオンバンブーは、いけばなでよく使われる花材でもあります。

そして今回私もこれを活けるつもりで購入しました。

ちなみに私はこれまでミリオンバンブーを活けたことがなく、今回が初挑戦となります。


合わせる花は黄色のフリージアにしました。

ゆるやかにカーブする長い茎と可愛らしい花、そして上品な甘い香りが特徴の春の花です。(あまり花の特徴が伝わらない写真かも🤔)



ごつい感じのミリオンバンブーにフリージアが合うのか?

はなはだ疑問でしたが、とにかく活けてみることにしました。



フリージアは長くカーブした茎が魅力の一つだと思っています。

なのに、あろうことか短く切って花の部分だけを使う結果になりました💦

まあ、花の可愛らしさは強調できたかもしれないけど😅



今回使ったミリオンバンブーは、前回のタンチョウアリウムと同じく人工的に茎を曲げて作られたものです。

ただタンチョウアリウムの茎がアットランダムな曲がり方で軽快な動きを出しているのに対し、ミリオンバンブーはがっちりとした螺旋状で、人の手で曲げたのが露骨に分かる形になっています。

私はいかにも作為的なその姿がどうも好きになれず、今までミリオンバンブーを活けなかった理由もそこにありました。

でも多くの人の作品を見るうちに、この不自然な曲がりも活け方次第なのかもしれない、と考えるようになりました。

今回の初挑戦をきっかけに、今後色々な活け方を探っていければと思います😊



くねくねの茎が楽しいタンチョウアリウム


今回は私の好きな花材の一つであるアリウムを使った花活けです。

アリウムには多くの種類があり、今回はその中からタンチョウ(丹頂)アリウムと呼ばれるものを使いました。

頭頂部が赤い丹頂鶴に花の形が似ていることから、この名前が付いています。


アリウムは早い話がネギ坊主です。

なので茎を切ると、ものによっては凄くネギ臭かったりするのですが、幸いこのタンチョウアリウムはほとんど匂いません👌


このタンチョウアリウムにはラナンキュラスを合わせることにしました。


1つは緑一色、ほか2つは黄と緑の2色タイプです。


ラナンキュラスと言えば、以前は薄紙のような花弁が幾重にも重なっているのを特徴とする花でしたが、

年々驚くほど品種改良が進んで、今ではそういった特徴が全く当てはまらない花が多く出回るようになりました。

今回のラナンキュラスもまさにそれ。

私は結構このタイプにハマっています😊


タンチョウアリウムの特徴的な茎の形は、栽培の過程で人工的に曲げて作られたものです。

くねくねと曲がっていることによって色んな活け方が考えられますが、今回はこんな感じにしてみました。



久しぶりにガラスの器を使ってみたら、春を通り越して夏っぽいアレンジになってしまいました😅

このところ急に暑くなってきたので、ちょうど良かったような気もするけど。

ちなみにラナンキュラスは春の花ですが、アリウムの旬はもう少し先で初夏の花になります。


これも春の花です


前回のサクラに続いて春の花を活けました。

使用花材はアカメヤナギ。


これは花なのか?と言われそうですが、

赤い殻の中から出てくる銀白色の綿毛のようなものが花芽です。

赤い殻はその後ポロポロ落ちて、購入から2週間経った頃にはほぼシルバーの花芽だけになりました。


そしてさらに数日後には開花するものも登場。

色が変わり、サイズも大幅アップします。


開花したものをどう思うかは人それぞれでしょうけど、私はどうしても毛虫を連想してしまってダメ😫

以前活けたクロメヤナギの時はもっとリアルで、一瞬血の気が引きました😱


というわけでアカメヤナギは毛虫になる前のシルバーの花芽の時に活けました。

合わせたのはまたもやシンビジウム

今度は色違いで2種類揃えました。

サクラの時に使ったシックな色のシンビジウムと比べて、グッと明るく陽気な雰囲気があります。


シンビジウムは春の花というわけではないけど、アカメヤナギにこの楽し気な色が加わることで春らしい花活けになったかもしれません。



結構ボリュームがあるシンビジウムに対して、アカメヤナギを長めに1本伸ばしてみました。

アカメヤナギは赤い殻に覆われている時に活けても、また違った雰囲気を楽しめて良いかと思います。

私はとにかく毛虫でなければOK😅



葉が出る前にリメイク


前回のケイオウザクラは作品完成から3日経過しても衰えることなく、その美しさを保っていました。




予定ではそのまま葉ザクラになるのを待つつもりでしたが、

この様子だと葉が出るのはずっと先になりそうだし、こんなに綺麗に咲いているのに花が落ちるまで放置しておくのはもったいない😫

そう思って、機嫌よく咲いているうちに新しい作品に活け変えてみることにしました。



今度はナチュラルな感じのアレンジにしてみました。


使用花材が前回と全く同じなので、見る側にとっては新鮮味に欠けるかもしれませんが、

私としては違う形にチャレンジできて、とても楽しい花活けとなりました🎵



このサクラは家の中でも比較的寒いところに飾っていました。

それが功を奏したのか、活け変えた後も引き続き元気で、最終的には購入から2週間以上花を観賞することができました。


切り花のサクラは、意外と丈夫で長持ちです💪

水がよく揚がって蕾は残らず咲くし、矯めが効く枝なので扱いやすいし、そして何より華やかで美しい✨

もうこれ以上言うことない花材だけど、

さらに期待するとすれば、この後どのくらい綺麗に葉ザクラになってくれるか、ですね😊