気が向いたら花活け

ローコストで無理しない花活けを目指します

春の花の花活け、最初はサクラ


いよいよ春の花を活けようと、花材を求めて生花店へ出かけました。

今だと一押しはサクラかなー、と思いながら店に行くと、

そこで躊躇なく勧められたのは、やっぱりサクラ🌸

ま、そうですよね😅


薄いピンクの花のケイオウザクラ(啓翁桜)です。


サクラの中でも一番早く出回る品種で、年明けからどこの店でも見かけるようになります。

そうなるとどうしたって欲しくなるというもの。

去年もそんな感じでケイオウザクラを活けていました。




今回は蕾がたくさん付いたボリュームのある枝だったので、一種いけでも十分華やかになると思ったのですが、

ちょうど別の店で素敵な色のシンビジウムを見つけて、それをサクラに合わせてみたくなりました。


濃いワインカラー、と言えるような色です。


最初は単純に、このオシャレでカッコいいシンビジウムを手に入れたい!と思っただけでしたが、

これはサクラとも相性が良さそうだと気が付きました。

その結果は...



デザイン的な活け方にしてみました。


サクラは購入から3日経ち、ほぼ満開の状態です。

購入した時はほとんどが蕾だったのに、あれよあれよという間に開花してしまいました。

店のご主人は、「自分だったら花が終わった後、葉ザクラになるまでひと月くらいはサクラを楽しむ」と言っていたので、

私もそれに倣って、しばらくこのサクラと付き合ってみようかと思います😄


明るい色のキクで花活け


正月用に準備した花材は、前2作品で大部分を使い切りました。

唯一、手つかずのまま残ったのがキク3種。

キクはキクでも、これらはスプレーマムと呼ばれる洋ギクです。


実は今回のキクは予定外の買い物でした。

というのも、家には既にマンリョウとセンリョウがあったし、店ではナンテンの実、ロウバイ、マツを選んだあとだったので、

もう花材はこれで十分🖐のような気がしたのです。


だけど赤紫に白い縁取りの入ったキクがどうにも気になって、この際これも買ってしまおう!ということになりました😅

ちなみに白と黄緑のキクは赤紫に合わせてお店の方で選んでくれたものです。



ちょうど去年の今頃も、同じようにキクだけを使って活けていました。


ただ今年のキクは去年とは全く違う色合い。

活けても同じ雰囲気の作品にはならないはずです。



去年は黄色をメインに華やかさがありつつも、ちょっと渋い色味も混じっていました。

それに比べると、今年はすっきり明るい仕上がりです✨

単純にキクを並べただけの活け方も、気に入った花を眺めて楽しむには良かったかな、と思っています。



さて生花店では年明けから春の花が並ぶようになり、店内がグッと明るくなってきました。

これから1~2か月は春の花ラッシュで、私も1年で一番ワクワクする時季になります💕

花粉は困りものだけど、やっぱり春の到来は何より嬉しい😊


新春の香りに包まれて花活け


今回は正月用の花材で仕上げた作品の第2弾です。


使ったのはロウバイ(蝋梅)と、


赤い実と黄色の実のセンリョウ(千両)。


ロウバイは店で購入し、センリョウは前回のマンリョウと同じく実家の庭にあったのをもらってきました。

赤い実の方のセンリョウは葉の色が薄くて綺麗じゃない、と実家では不評だったけど、

活けるのには緑の濃淡があった方が変化があって良さそうです👌


前回のようにマツに赤い実を添えれば、もうそれだけで「お正月🎍」ですが、

ロウバイとセンリョウも立派なお正月アイテムです。

ということで、今回はマツを入れない正月花に挑戦。



ロウバイの枝はもう少し長さが欲しかった😥

そんなに大きな作品は活けないから、と小さめの枝を買ってしまったのが間違いのもとでした。

大は小を兼ねる、と後から気付いてももう遅い🤦‍♀️



今回のロウバイは、マツやセンリョウなどと比べると正月花材のイメージは薄いかもしれません。

かくいう私もいけばなを習い始めた当初、どうしてロウバイが正月花に使われるのか不思議でした。

黄色の花が縁起がいいにしても、だいぶ大人しめな黄色だし、全体的に何だか地味っぽい。

華やかにしたい正月には似合わないと思っていたのです🙅‍♀️


ところがその後ロウバイの放つ上品な香りにハマり、そこから180度認識が変わりました。

寒い冬に他の花に先駆けて咲き、爽やかな甘い香りを漂わせる花✨

それはまさに新年にふさわしく、

今では私にとってロウバイは、正月に欠かせない花となりました😊


お正月にぼちぼち花活け


遅ればせながら、今年最初の投稿です。

本年もどうぞよろしくお願いいたします😊


昨年末は正月花を活ける時間がなかったため、年が明けてから花活けに取り掛かることになりました。

お正月はのんびりと、花もぼちぼち活けていこうという感じで。


正月用の花材は年末に用意してあったのですが、

その中に実家の庭からもらってきたものがありました。


正月花にふさわしいマンリョウ(万両)です。


庭木ではよく見かけるマンリョウですが、花店では鉢物の扱いで、切り花で売られることはほとんどありません。

なので花材としてこれを手に入れられたのはとても嬉しいことでした🎵


このマンリョウに合わせることにしたのは2種類のマツ。

長い葉が特徴的なダイオウショウと


前回の記事の正月飾りにも使ったゴヨウマツです。



正月用に用意した花材は他にもあって、結果としてそこから複数の作品を仕上げることができました。

今回はまずこのマンリョウとマツだけのシンプルなアレンジで。


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金銀の水引を添えて、正月らしくしてみました。

使い切ってもう無いと思っていた水引は、その後1つだけ残っていたのが判明しました。

年末は慌てふためいていたので見逃していたみたい😅



今回のアレンジはあっさりしすぎだったでしょうか?

結果的には単純な形になったけど、

マンリョウは小さな枝が1つだけだったので(大きな枝を切り取る勇気がなかった💦)、それをどう生かしたらいいか結構迷いました🤔


他の正月花材を使った作品はもう少し華やかな感じになっています。

それはまた次回の記事で。


今年も有難うございました


今年もいよいよあと一日で終わりですね。

皆様、新年の準備はもう終わられたでしょうか。

私は例年通り、すべてが山積み状態です。困ったもんだ😅


花活けについても、本当は遅くても今日までに正月花を活け終わっているはずだったのですが、結局間に合いませんでした。

花材だけは早めに買い込んでいたんですけどね。


唯一、間に合ったのは正月飾り。

と言っても、とても正月飾りには見えような代物ですが...



酷い手抜き💦

せめて水引を入れようと思ったら、去年使い切ってしまったのを忘れていて、

こんな間の抜けた仕上がりになってしまいました。

いつも泥縄式で本当にどうしようもないです😔


なお使用した花材は、ゴヨウマツ(五葉松)、ナンテンの実、マツカサです。



さて、今年は結局一度もいけばな教室へは行きませんでした。

やっぱりコロナの関係でレッスン時間がタイトになってしまったのが痛かったですね。

来年はどうなることやら🤔


稽古がなかったことでブログの更新も滞りがちでしたが、

どうにか消滅せずに続けることができたのも、ひとえに皆様のおかげです。

今年も一年間ありがとうございました🙏

どうぞ良いお年をお迎えください✨😊


キラキラ花材に変身


年末の大掃除に取り掛かるにあたって、今年溜め込んだ使用済み花材も整理することにしました。

改めて見ると結構な量でビックリ >_<

一度使ったんだからさっさと捨てればいいものを、と思うのですが、なかなか見切りを付けられない性分で💦

そこでその中からいくつか拾って、それをもう一度作品にしてから捨てることにしました。


選んだのは4種類の花材。

左の茶色い葉がモンステラ、右上の黒いのがエリンジウム、右中がドライアンドラ フォルモーサ、右下がノリウツギです。

今年の9月~10月にかけて使用した花材たちでした。


さて、これをどうする?🤔

最初はこのまま使うことを考えたのですが..

ちょうどゴールドの塗料を購入したところで、その試し塗りを兼ねてペイントしてみることにしました。

どうせ捨てる予定の花材なんだし、失敗してもOK👌ということで。



画像だとノリウツギにゴールド感がないような?

実物はしっかりキラキラしています✨

一方、ドライアンドラの葉はシルバーに塗りました。


また一見ただの茶色に見えるドライアンドラの花は、実際は光の当たり具合によってゴールドに輝く花弁で、

そう考えると、もともと今回のゴールドのアレンジに馴染む花だったのかもしれません。



今回の花活けは、ゴールドにすることで上手くすればクリスマス用のアレンジになるかと思ったのですが、

器が何となく和風に見えるので違ったかなー😅

逆に正月向けのアレンジとして良いかも...って、ちょっと! 

大掃除で捨てるんじゃなかったの?😫


明るい色で気分を変えて


渋い感じの花活けが続いたせいか、無性に明るい色の花を活けたくなりました。


明るいと言えば黄色かな、ということで選んだのはオンシジウム

オンシジウムは黄色以外の花色もありますが、定番はやはり黄色。

すっきりと鮮やかな黄色は気持ちを明るくしてくれます。


このオンシジウムには、そのとき家にあったヒリュウシダを合わせることにしました。


リュウ(飛龍)シダは2年前に初めて出会って感動した花材です。


久しぶりに近所の店で見かけたので購入しました。

でもそれはオンシジウムを手にするより2週間も前の話。

それなのに衰える気配が全く無く、購入時と変わらず元気です💪



リュウシダのグリーンも爽やかな明るい色。

オンシジウムと合わせたら、明るさが倍増しました✨



リュウシダは以前活けた時も葉先の形の面白さにハマったのですが、

その動きのある葉先はかさ増し効果があって、枚数が少なくてもちゃんとボリュームが出るし、

思ったところに納まってくれる聞き分けの良さにもつながっています。

いいこと尽くめで、ますます好きな花材になりました😍


一方のオンシジウムは、このブログを始めたころは苦手な花材でした。

その後だいぶ苦手意識は無くなったのですが、

何で苦手だったんだろうと考えた時に、一つ思い当たったのは花色です。


かつてオンシジウムは黄色の花の中心部に赤茶色の斑点が入っているタイプが主流でした。

私はこの色味がどうも好きになれなかったんですね🙅‍♀️

それがいつからか店で目にするオンシジウムのほとんどは、今回のような黄色一色のものになりました。

なぜ? 単に流行の問題?

私はおかげで助かったけど😄