気が向いたら花活け

ローコストで無理しない花活けを目指します

新春の香りに包まれて花活け


今回は正月用の花材で仕上げた作品の第2弾です。


使ったのはロウバイ(蝋梅)と、


赤い実と黄色の実のセンリョウ(千両)。


ロウバイは店で購入し、センリョウは前回のマンリョウと同じく実家の庭にあったのをもらってきました。

赤い実の方のセンリョウは葉の色が薄くて綺麗じゃない、と実家では不評だったけど、

活けるのには緑の濃淡があった方が変化があって良さそうです👌


前回のようにマツに赤い実を添えれば、もうそれだけで「お正月🎍」ですが、

ロウバイとセンリョウも立派なお正月アイテムです。

ということで、今回はマツを入れない正月花に挑戦。



ロウバイの枝はもう少し長さが欲しかった😥

そんなに大きな作品は活けないから、と小さめの枝を買ってしまったのが間違いのもとでした。

大は小を兼ねる、と後から気付いてももう遅い🤦‍♀️



今回のロウバイは、マツやセンリョウなどと比べると正月花材のイメージは薄いかもしれません。

かくいう私もいけばなを習い始めた当初、どうしてロウバイが正月花に使われるのか不思議でした。

黄色の花が縁起がいいにしても、だいぶ大人しめな黄色だし、全体的に何だか地味っぽい。

華やかにしたい正月には似合わないと思っていたのです🙅‍♀️


ところがその後ロウバイの放つ上品な香りにハマり、そこから180度認識が変わりました。

寒い冬に他の花に先駆けて咲き、爽やかな甘い香りを漂わせる花✨

それはまさに新年にふさわしく、

今では私にとってロウバイは、正月に欠かせない花となりました😊


お正月にぼちぼち花活け


遅ればせながら、今年最初の投稿です。

本年もどうぞよろしくお願いいたします😊


昨年末は正月花を活ける時間がなかったため、年が明けてから花活けに取り掛かることになりました。

お正月はのんびりと、花もぼちぼち活けていこうという感じで。


正月用の花材は年末に用意してあったのですが、

その中に実家の庭からもらってきたものがありました。


正月花にふさわしいマンリョウ(万両)です。


庭木ではよく見かけるマンリョウですが、花店では鉢物の扱いで、切り花で売られることはほとんどありません。

なので花材としてこれを手に入れられたのはとても嬉しいことでした🎵


このマンリョウに合わせることにしたのは2種類のマツ。

長い葉が特徴的なダイオウショウと


前回の記事の正月飾りにも使ったゴヨウマツです。



正月用に用意した花材は他にもあって、結果としてそこから複数の作品を仕上げることができました。

今回はまずこのマンリョウとマツだけのシンプルなアレンジで。


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金銀の水引を添えて、正月らしくしてみました。

使い切ってもう無いと思っていた水引は、その後1つだけ残っていたのが判明しました。

年末は慌てふためいていたので見逃していたみたい😅



今回のアレンジはあっさりしすぎだったでしょうか?

結果的には単純な形になったけど、

マンリョウは小さな枝が1つだけだったので(大きな枝を切り取る勇気がなかった💦)、それをどう生かしたらいいか結構迷いました🤔


他の正月花材を使った作品はもう少し華やかな感じになっています。

それはまた次回の記事で。


今年も有難うございました


今年もいよいよあと一日で終わりですね。

皆様、新年の準備はもう終わられたでしょうか。

私は例年通り、すべてが山積み状態です。困ったもんだ😅


花活けについても、本当は遅くても今日までに正月花を活け終わっているはずだったのですが、結局間に合いませんでした。

花材だけは早めに買い込んでいたんですけどね。


唯一、間に合ったのは正月飾り。

と言っても、とても正月飾りには見えような代物ですが...



酷い手抜き💦

せめて水引を入れようと思ったら、去年使い切ってしまったのを忘れていて、

こんな間の抜けた仕上がりになってしまいました。

いつも泥縄式で本当にどうしようもないです😔


なお使用した花材は、ゴヨウマツ(五葉松)、ナンテンの実、マツカサです。



さて、今年は結局一度もいけばな教室へは行きませんでした。

やっぱりコロナの関係でレッスン時間がタイトになってしまったのが痛かったですね。

来年はどうなることやら🤔


稽古がなかったことでブログの更新も滞りがちでしたが、

どうにか消滅せずに続けることができたのも、ひとえに皆様のおかげです。

今年も一年間ありがとうございました🙏

どうぞ良いお年をお迎えください✨😊


キラキラ花材に変身


年末の大掃除に取り掛かるにあたって、今年溜め込んだ使用済み花材も整理することにしました。

改めて見ると結構な量でビックリ >_<

一度使ったんだからさっさと捨てればいいものを、と思うのですが、なかなか見切りを付けられない性分で💦

そこでその中からいくつか拾って、それをもう一度作品にしてから捨てることにしました。


選んだのは4種類の花材。

左の茶色い葉がモンステラ、右上の黒いのがエリンジウム、右中がドライアンドラ フォルモーサ、右下がノリウツギです。

今年の9月~10月にかけて使用した花材たちでした。


さて、これをどうする?🤔

最初はこのまま使うことを考えたのですが..

ちょうどゴールドの塗料を購入したところで、その試し塗りを兼ねてペイントしてみることにしました。

どうせ捨てる予定の花材なんだし、失敗してもOK👌ということで。



画像だとノリウツギにゴールド感がないような?

実物はしっかりキラキラしています✨

一方、ドライアンドラの葉はシルバーに塗りました。


また一見ただの茶色に見えるドライアンドラの花は、実際は光の当たり具合によってゴールドに輝く花弁で、

そう考えると、もともと今回のゴールドのアレンジに馴染む花だったのかもしれません。



今回の花活けは、ゴールドにすることで上手くすればクリスマス用のアレンジになるかと思ったのですが、

器が何となく和風に見えるので違ったかなー😅

逆に正月向けのアレンジとして良いかも...って、ちょっと! 

大掃除で捨てるんじゃなかったの?😫


明るい色で気分を変えて


渋い感じの花活けが続いたせいか、無性に明るい色の花を活けたくなりました。


明るいと言えば黄色かな、ということで選んだのはオンシジウム

オンシジウムは黄色以外の花色もありますが、定番はやはり黄色。

すっきりと鮮やかな黄色は気持ちを明るくしてくれます。


このオンシジウムには、そのとき家にあったヒリュウシダを合わせることにしました。


リュウ(飛龍)シダは2年前に初めて出会って感動した花材です。


久しぶりに近所の店で見かけたので購入しました。

でもそれはオンシジウムを手にするより2週間も前の話。

それなのに衰える気配が全く無く、購入時と変わらず元気です💪



リュウシダのグリーンも爽やかな明るい色。

オンシジウムと合わせたら、明るさが倍増しました✨



リュウシダは以前活けた時も葉先の形の面白さにハマったのですが、

その動きのある葉先はかさ増し効果があって、枚数が少なくてもちゃんとボリュームが出るし、

思ったところに納まってくれる聞き分けの良さにもつながっています。

いいこと尽くめで、ますます好きな花材になりました😍


一方のオンシジウムは、このブログを始めたころは苦手な花材でした。

その後だいぶ苦手意識は無くなったのですが、

何で苦手だったんだろうと考えた時に、一つ思い当たったのは花色です。


かつてオンシジウムは黄色の花の中心部に赤茶色の斑点が入っているタイプが主流でした。

私はこの色味がどうも好きになれなかったんですね🙅‍♀️

それがいつからか店で目にするオンシジウムのほとんどは、今回のような黄色一色のものになりました。

なぜ? 単に流行の問題?

私はおかげで助かったけど😄


秋の終わりの花活け


前回のガマズミを店で選んでいる時、店の外に穂がフワフワになったススキがあるのに気が付きました。

ガマズミを買いながらそれが気になって、「外のススキは売り物ですか?」と聞いてみたところ、

「あぁ、あれ。あげますよ。」という予想外の返事😮

「えっ!いいんですかっ!」と思わず叫んでしまったのですが、

遠慮なく頂いてまいりました😄


葉っぱも完全にドライになっている枯れススキです。

帰ってから数えてみたら全部で10本ありました。

やったね😆


ガマズミとススキを手にしたところで、お店の方でドライのハスの実を用意してくれました。

これがまた、すこぶるカッコイイ😍


ということでススキとハスの実とガマズミを一緒に包んでもらったら、その色の組み合わせにちょっと感動してしまいました。

これはもう他のものは足さないことにしよう🖐

と決めて製作開始。



ガマズミがかなりお疲れで、ギリギリ持ちこたえている状態です💦


今回はススキをくださったお店にひたすら感謝ですね🙏

ススキなんてそこら辺に生えているし、貰って喜ぶほどのもの?と思われるかもしれませんが、

うちの周辺にはススキは生えていても、なかなか気兼ねなく採集できるところがないもので😢



さて、まだまだ先だと思っていたけど、明日から12月。

生花店ではとっくにクリスマス向けの花材が並んでいます🎄

もう秋は終わりで冬なんですね。ちょっと寂しいような..

今回は枯れススキで、そんな秋の終わりを感じながらの花活けとなりました🍂


深紅の実のガマズミを活ける


まず初めに、

前回の作品に温かいコメントやスターをくださった皆様に感謝申し上げます🙏

躊躇しながらの公開だったので、とても救われました。

振り返ってみると、ちょっと結果を気にしすぎていたようで。

失敗を恐れず、どんどんやってみるべし! ですね😄


さて今回は赤い実が美しいガマズミを使った花活けです。


艶やかな小さい赤い実が目を引く枝ものです。


だけど、今回の実の色は随分と渋い赤🤔

3週間くらい前に同じ店で入荷直後のガマズミを見ているのですが、それはもっと明るい赤でした。

もしやこれはその時のガマズミ?

まあ、そうだとしても、渋い深紅の実もそれはそれでカッコいいので購入することにしました。


ガマズミに合わせたのは前回のノリウツギです。

ハナサクcoro (id:kazooman)さんが予想されていたように、その後自然とドライになりました。

生の時よりややアンティークな感じになりつつも、色はしっかり残っています。



花材の紹介はこれで終わり。

今回も少ない花材での花活けとなりました。


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今回のガマズミは元々は大きな枝で売られていて、

お値段的には買いやすいものだったのですが、そこまで大きい枝はいらないし、と迷っていたら、お店の方で切り分けてくれることになりました。

好きなところをどうぞ、と言われて選んだのがこの一本の枝。

枝が途中でカクっと曲がっているところが面白いと思いました。

この曲がりを意識して活けたのですが、

失敗を恐れず、なんて言っていた割には無難な仕上がり😅