気が向いたら花活け

ローコストで無理しない花活けを目指します

花材を半分入れ替えて花活け

前回の花活けで使用した花材は、うち半分がその前の作品で使ったものの再利用でした。

一回使った花材でも元気なうちはとことん使いたいし、活け方が気に入らなかったものは違う作品に作り変えてみたいし、

いつもそんなことをやって花材を使い回すことが多いです。

このブログに載せた作品も、数えたことはないけど大半がそんな感じになっている気がします。


そして今回の花活けもそのパターンを踏襲することになりました。

再利用したのはフロックスとリキュウソウです。

 

フロックスはそんなに長持ちしそうな花には見えないのですが、つぼみが沢山ついていたこともあり、この蒸し暑い環境にあっても意外と粘っていました。


今回はここに新しくルドベキアを加えました。

前回の作品が地味というか色味の少ないものだったので、ちょっと明るい花を選んでみました。


さらにもう一つ入れたのがマウンテンミント。

これこそ地味なんだけど、ミントの香りと共に見た目にも爽やかさを感じて試しに買ってみたものです。


結局、前回のリユース花材だったロータスリリーとヒメミズキが退場して、代わりにルドベキアとマウンテンミントが入ったということ。

この組み合わせで出来上がったものがこちらです。

マウンテンミントは向かって右奥にあって、いるのかいないのか存在がよく分からない😅

別に無くても良いようなものだけど、ボリュームアップには役立ちました。



今回は花材の再利用の話でしたが、私が通っているいけばな教室ではそれとは真逆のことがあって、稽古が終わった後に花材をそのまま丸ごと捨てていく人が時々います。

海外や地方から来ていてホテルに持って帰れないなどの事情がある人もいるようだけど、単純に稽古が終わったからもういらないという人も意外といるらしく、ちょっとビックリ(⦿_⦿)

世の中、考え方は本当に人それぞれですね。

私や稽古仲間はというと、ゴミ入れの中からまだ使えそうな枝や花をせっせと拾っています。

ゴミあさりしているみたいに見えるかもしれませんが、こっちは宝探しをしている気分🎵

楽しんでやってますヾ(=^▽^=)ノ

葉っぱが落ちても頑張れる枝もの

コロナのせいでいけばな教室に行かなくなってから、はや5カ月。

いまや稽古のことは頭にも浮かばなくなり、明日で7月が終わるというのに8月のレッスン状況のチェックもすっかり忘れている有様です(^▽^;)

結果は明らかと思いつつ一応確認してみると、やっぱり全レッスン満席でした。

いやー、皆さん熱心ですね。

レッスン縮小はまだまだ続くだろうし、受講枠争奪戦に参戦する根性も無い私は今後も頑張ることなく、ゆるゆると花活けを続けていくことになりそうです。


さて今回の花活けは2か月ほど前に使ったヒメミズキの枝が再登場です。

と言っても緑の葉は当然落ちたあとで、現在は何もない枝だけの状態です。

普段なら葉が落ちた段階で処分するところですが、常に稽古花材があった頃とは違い、今は枝もの花材が私にとって貴重な存在。

裸の枝になっても何かの機会に使えるかも、と捨てずにとっておきました。


合わせる花材として前回のロータスリリーも再登場させることにしました。

前回はギボウシの陰に隠れて残念だったので、今回は表舞台に立っていただこうかと。


ここに白い花のフロックスと、

茎の線が美しいリキュウソウを加えました。


花材は以上ですが、何だか色がえらく地味。

本当は赤や紫などの色を入れてピリッとさせたかったんだけど、まあいいや😅

葉が無いと何の枝やら?だけど、ヒメミズキはこんな風に曲げることも容易で、とても聞き分けが良い枝ものです。


アレンジとしては、色も含めて、まあ無難な仕上がりかな。

何はともあれロータスリリーの顔は正面から見られるようになりました。

横から見た八重の形も面白いけど、正面から見ても非常にインパクトのある魅力的な花です。

あまり入荷しないものだとお店の人も言っていたし、このユニークなユリを買って本当に正解でした。



コロナの感染状況を見ると、私が年内に稽古復帰できる可能性はほとんど無さそうです。

年が明けてもどうなるか、全く先が見えないし。

そうこうするうちに、そういえば昔いけばな教室に通っていたなー、なんて思い出話になってたりして(‐∀‐;;

新しい花材との出会い

前回のホオズキを活けた後、次の花材の調達に出かけたら、何と今度はクロホオズキに出会ってしまいました。

赤の後に黒のホオズキとは!

これは買えっていうことかしら ( ̄▽ ̄;)

 

クロホオズキの袋は小さな鈴のような可愛らしい大きさで、袋の中には緑の実がちゃんと入っています。

道端に生えていることもあるようですが、私は実物を見るのは初めて。

実の入った袋だけでなく茎まで黒い姿が、他の花材とは一線を画してカッコいいです。

しかも茎の裏側(日が当たっていない部分)は明るいグリーンで、その対比がまた面白い😄


さらにその日はもう一つ、私にとって新しい花との出会いがありました。

ロータスリリーミモリという八重咲きのユリです。

葉っぱは明らかにユリなんだけど、花だけだと何なのか分かりませんでした。

ときどき見かける八重咲きのユリとは全く趣の違う花で、見れば見るほど興味を引く形です。

そのうえ私の大好きなグリーン系の花♡

黒い花材にグリーンの花って、まさしく私好みの色合わせです😍


今回は初対面のこの2つの花材に加えて、数日前にスーパーで買ったギボウシの葉を使うことにしました。

先日のギボウシは斑入りでしたが、こちらは緑一色です。

だけど何日か売れずに残っていたものらしく、一部黄色く変色していました😔


今回どうしてこのギボウシを使うことにしたかというと、活躍する機会が無いまま時が経ち、とうとう全体の色が怪しくなってきたから。

そんな理由でごめんね、ギボウシ

とにかく急いで活けますから!

ギボウシに対するお詫びの気持ちが強すぎましたかねー。

記事のタイトルを「新しい花材との出会い」としておきながら、主役はまさかのギボウシになっているという(笑)

しかもよく見るとクロホオズキが裏向きの緑の茎になってて、かなりいい加減😅



クロホオズキロータスリリーを手に入れた時は、こういう展開の花活けにするつもりは全くありませんでした。

何だかこの2つの花材にも悪いことをしてしまいました (´-ω-`)ゞ

なにしろ行き当たりばったりの花活けが多いので、どんなものができるのか自分でも分からないことがしょっちゅうです。

まあ、そこが面白いところでもあるんですけど。

元はホオズキだったんだけど

毎日ジメジメ、どんよりで暗い(◞‸◟)

いくら梅雨と言っても、雨の日が続きすぎるような気がします。

毎年こんなものでしたっけ?


家の中も暗~いし、と思ったら、しばらく花活けもしていなかったことに気が付きました。

ということはブログに載せるものがない😱

これはちょっとマズいかも、と慌てて花材調達に出かけました。


商店街を一回りして、ここでもハタと気付いたことがありました。

お盆の真っ最中だったんですね。

お彼岸の時と同じでキクを中心とした仏花が勢揃いしていました。

ただ一つお彼岸と違うのはホオズキが並んでいること。

色が鮮やかな朱色なので、生花店でもスーパーでもやたら目につきました。


で、このホオズキ、お盆のお供え物として売っていたのですが、実は花活けでよく使う花材でもあります。

そこで今回はホオズキを花材にすることにしました。

花材としてみると他にはない非常に個性的な素材です。

どうしてこんなものができるのか不思議🤔

自然界にはそういうものが多いですね。


ホオズキは一列に並んでいる袋をそのままぶら下げるように活けても十分面白いと思います。

だけどお盆の最中にそれをやってしまうと、どうしてもお供物になりそう >_<

なので、なるべくお盆を連想させないように形を変えて活けてみました。

あの可愛い袋が台無し💦

袋を裂きすぎてホオズキじゃなくなってる感があるけど、とりあえずお供えのイメージは取り除けたかと😅

ちなみに他の花材を足そうか迷ったのですが、下手に入れるとますますホオズキの立場が無くなると思ってやめました。


ホオズキを漢字にすると「鬼灯」。

お盆にホオズキを飾るのは、袋状になっている形を提灯に見立てて、ご先祖様がその灯りを頼りにあの世から帰ってこれるように、という意味があるそうで。

申し訳ありません🙏

もう提灯の影も形もなくなってしまいました ( ̄∇ ̄*)ゞ

幸せ気分にしてくれたギボウシ

いけばなで花に触れる機会がどんなに多くなっても、素敵な花を手に入れた時の嬉しさは変わらないものです。

前回のスモークツリーとその前のアジサイを一緒に購入した時も、美しく魅力的な花材にダブルで出会えたことでかなりテンション上がりました(≧▽≦)


しかもその時はもう一つ、私を幸せ気分にしてくれたものがありました。

斑入りのギボウシの葉です。

これは欲しいと思ったものの1枚しかなかったので、購入するのにしばし迷っていたものでした。

ところがお店の方から「最後の1枚なのでお付けしますよ」というありがたいお言葉が!

なんとなんと!天にも昇る思い \(★^∀^★)/

というわけでその日の花材は、ダブルどころかトリプルのヒットとなりました。


前回スモークツリーの管理に失敗してこの幸せ気分に水を差してしまいましたが、お店の方のご厚意を無駄にすることがあってはいけません。

スモークツリーを活け終わった後、ギボウシの花活けに取り掛かりました。

一緒に手に入れたブルーのアジサイはすでに一つ作品にしていますが、


今度はそのアジサイギボウシと組み合わせてみることにしました。

1枚しかないギボウシを、なるべく美人に見えるように向きに気を配って活けたつもりです。

たった1枚であっても存在感がある葉だったので、シンプルだけど貧相な花活けにはならずに済みました。



過去記事でも書いたことですが、少し前に見切りをつけた花屋がありました。

直接のきっかけは不良品を堂々と混ぜ込んできたことでしたが、実はその前から色々疑問を感じるところがあって次第に足が遠のくようになっていました。

その代わりによく利用するようになったのが、今回ギボウシをプレゼントしてくれた店です。

ここは花のセンスが良いし品質も確か👌

ただ、その分ちょっと価格が高いので、それまで積極的に利用することはありませんでした。

でも安かろう悪かろうの店からこちらに移ってみると、大事なのは価格じゃなくて品質だ!と遅まきながら痛感しました。

そこへきて明らかになった決定的な客対応の違い。

もっと早く気づくべきだったけど、あの塩対応が逆にいい結果を生んでくれたと思って感謝です✨

台無しにしてしまったスモークツリー

ひと月ほど前に近所のお宅のスモークツリーにスモークが出現しているのに気が付きました。

と、いきなり訳のわからない話になっていますが😅

スモークツリーはウルシ科の花木で、花が終わった後に伸びてくるフワフワした花穂がスモーク(煙)のように見えることからその名がついた樹木です。

花材としても出回っていて、去年も活けていました。


前回のアジサイを見つけた時、店内にちょうどスモークツリーがあったので今年も購入することにしました。

明るいグリーンのスモークが何しろ美しい✨

持ち帰ってからもうっとりと眺めていた私でしたが...

やってしまいました「(。>ω<。)

この綺麗なグリーンがたった1日で煤けたスモークと化しました😰

しっかり水揚げ処理しないとすぐドライになっちゃうヤツだった💦 何でそれを忘れるかなぁ(;_;)


最初からドライにするつもりで買う人もいるくらいなのでドライになったからといって使い物にならないわけではないのですが、それでも

あの美しいグリーンはどこに行った😫

買った時の喜びが大きかっただけに、しばらく放心状態になってしまいました。


だけどそのまま放置するわけにもいかないし、何とか気を取り直して活けてみることに。

たまたま前の日にヒマワリを買っていたし、

これで何とかなるかしら?


ヒマワリは元気の出る花ということで、ここは是非とも頑張っていただきたい!

よろしく頼みます🙏

スモークの活け方は去年と同じ感じだけど、ちょっとぎゅうぎゅう入れすぎじゃない?

ドライになってもふんわり感は出せるはずなのに、モフモフというよりゴワゴワになっています(‐∀‐;;

今回はことごとく悔いが残るわー😞



近所のお宅のスモークツリーは、2,3日前に植木屋さんが入ったみたいでバッサリ剪定されていました。

花材としてのスモークツリーもそろそろ終わりです。

うーん、失敗したまま終わるのは残念無念(>_<)

とにかく今度スモークツリーを活ける時は、心してかかりたいと思います❗

梅雨にアジサイは欠かせない

このところ天気がすっきりしない日が続いて、まさに梅雨真っ盛りという感じですね。

そんな梅雨時の花と言えば、やっぱりアジサイ

今年はブルーと白、2種類のアジサイを買ってきました。


アジサイもどんどん品種が増えて、色もガク(花弁に見える部分)の形も複雑なものがあったりして毎年期待値が上がる花です。

去年はグリーンに白の模様が入ったものを活けました。


今回はそういう意味ではごく単純なアジサイです。

だけどこのブルーの色がとても美しく、見ていて飽きません。

店にはピンク系のアジサイもあったのですが、私は自分の好みとしてどうしてもブルーとかグリーン系のものに目が行ってしまいます。

もちろん白については別格で、花の種類を問わず好きな色です♡


今回のアジサイは、白の方は一輪売りの切り花だったのですが、ブルーの方はひと枝に複数輪ついている枝ものとしての販売でした。

アジサイだけでボリュームが確保できたので、他の花材を合わせずに、まずは一種いけでいってみることにしました。

ブルーはここに使ったもの以外にもう一輪ありました。

花の多さに加えて、花のサイズが大小揃っていたのも活けるうえで大いに助かりました。

お値段的にも白より100円高いだけだったし、すごくお得感のある買い物だったと思います (^^)v



店には切り花のほかに鉢物のアジサイもありました。

それがまたちょっと凝った色合いの非常に魅力的なもので、思わず買いそうになったくらい。

だけど園芸下手の私だとこれを楽しめるのは今年だけ、来年はないのが目に見えていたので思いとどまりました。

ガーデニングを楽しんでる方なら難なく毎年花を咲かせられるんでしょうけど、私にはまず無理 ( ̄ー ̄;)

そもそもうちの場合、狭いベランダのどこに鉢を置くんだっていう話もあるし😞