季節の花材は積極的に活けようと心掛けていますが、それでも今まで一度も活けたことが無いものが結構あります。
今回の花材がまさにそれでした。
ゲットウは美容と健康に良い薬草として知られていますが、その実や葉は花活けでも利用されています。
そんなにポピュラーな花材とは言えないものの、展覧会などで見かけたりするし、私にも馴染みのある花材でした。
だけどなぜか自分が活けることは無いまま時が過ぎ...
先日たまたま地元の生花店でゲットウの実を見つけたので、これを機会に挑戦してみることにしました💪
これは過去に数えきれないほど活けてきました。
形が面白いのでそのまま使っても良し、肉厚でしっかりしているため加工にも耐えられる使い勝手の良い葉ものです。
ゲットウの実は秋の花材だけど、モンステラを合わせたら南国風アレンジになりそうな予感。
やっぱりどことなくトロピカル?
めっきり寒くなってきたというのに違和感たっぷりのアレンジかも💦
なおゲットウの実は予想以上に重く、バランスを取るのにやや苦戦しました。
ところでゲットウの実については、以前からずっと気になっていたことがありました。
それは実が割れた時の姿です。
赤い実の中から灰色の種がのぞいています。
ちょっとインパクトがありませんか?
私はこれを最初に見た時、中に小石が詰まっているのかと思いましたよ😅
こういうのがぎっしり入っていたら、そりゃ重くなるよねー >_<
因みに種が灰色なのは白い薄皮をかぶっているからで、それを剝くと黒い種が出てきます。