気が向いたら花活け

ローコストで無理しない花活けを目指します

本当はボツ作品でした


毎日暑くて、何だか凄く疲れます。

何もやる気がしないのよねー、なんてグダグダしていたら、しばらく花も活けていなかったことに気が付きました。

つまりブログに載せる新しい作品がない😱


だったら次回作までブログはお休み、と素直に諦めるところだったのですが、

ちょっと思い直して、過去に活けてブログに公開していないものを探してみることにしました。


結果、いくつかあった中から選んだのはアンスリウムとドラセナを使った作品。


アンスリウムは苞の長さが20cm越えの大型タイプで、オバケアンスリウムと呼ばれる種類のものです。


ドラセナはブラックカラーのドラセナコンパクタ。



花材を撮影したのは、作品を公開するつもりで活けていたからです。

だけどそれは納得できない失敗作に終わり😔

そのため公開には至りませんでした。

そんなものを今さら公開するのもどうかと思うけど...



自分が思い描いていたものとは程遠い作品💦


この2つの花材は自分でカッコイイと思って購入したものです。

あまり花っぽくなくてインパクトがあるものに惹かれるんですよね。

だけどこの時は何をどうやってもダメで、オバケアンスリウムにすっかり打ちのめされてしまいました😫



今回は予定外の作品公開となってしまいましたが、改めてボツ作品を振り返る良い機会になったように思います。

いつかオバケアンスリウムも攻略?できるといいな。

まずは早く暑さに慣れよう💪


どこからやってきたのか聞いてみたい花


いつの頃からか、梅雨に入ると実家の庭に鮮やかなオレンジ色の花が咲くようになりました。

その植物は勝手に生えて、しかもどんどん増える一方だというので、先日少し分けてもらってきました。


何の花か調べてみたら、モントブレチアまたはクロコスミアと呼ばれているアヤメ科の植物でした。


で、もらってきたのは良いんだけど、家へ帰って確認したら、花があらかた終わっている状態なのに気が付きました (@_@;)

モントブレチアの花は穂状に並んでいて下から順番に咲くので、上の写真でオレンジの花の下にポチポチしているのは花弁が落ちた後の姿になります。

何だか魚の骨みたい?

造形的には面白いと思うけど。


雨降りの中、よく見ないで採ってきたのが失敗でした。

活けるのを楽しみにしていたのに、これはかなりショック😫


でも花が少ない一方、葉を多めに採ってきたので花材としては結構ボリュームがあります。

葉っぱに頑張ってもらえば何とか行けるかも!

折角もらってきたんだし。



できる限り花をかき集めてみたものの、やっぱり魚の骨だった😅

本当はそこに花があったと想像するしかないですね。


モントブレチアは元々はアフリカの花で、生長が早く繁殖力が旺盛で、半ば野生化しているくらい手間いらずの植物のようです。

そういえば道端で咲いているのを見たことがあるかも🤔

正直、今まであまり惹かれることも無かった花なのですが、今回活けてみて俄然興味がわいてきました。

とにかく次回もらってくる時は、しっかり花の咲き具合を見定めてから採るようにしたいと思います(・ω・)v


不思議で素敵な花を活ける


今回の花活けはオーストラリア原産のカンガルーポーを花材に選びました。

色違いで2種類購入しました。


カンガルーポーは花の形がユニークであるだけでなく、花と茎が細かい毛で覆われて独特の質感を持っているところが非常に面白い植物です。

その花姿がカンガルーの前足に似ているということからカンガルーポーという名前が付いたそうですが(ポーは動物の鉤爪のある足の意味)、

言われてみればそんな風にも見える?


花は筒状の先端部分が6つに裂ける形で開花します。

咲く前の状態も観賞価値があるけど、咲いたら咲いたでそれもまた良し👌


このカンガルーポーにはアジサイを合わせることにしました。

 

これも色違いで2種類購入。


アジサイはシーズン中に一度は活けておきたい花の一つです。

それにしても花色が豊富にもかかわらず、いつも同じ色を選んでいるような🤔



ボリュームがあって存在感のあるアジサイと、花は小振りだけど個性の強さで存在感を出しているカンガルーポー。

両者を合わせてこんなアレンジが出来上がりました。



白のアジサイは大部分が後ろ側に隠れていて、ほとんど緑のアジサイだけで活けているみたいになってしまいました。

まあ逆側から見ると白アジサイがメインになるということで、リバーシブルみたいなものです...なんてね😋



今回のカンガルーポーはおよそ花っぽくないので、好き嫌いが分かれる花かもしれません。

私はというと、「好き派」の方です。

前回のシャクヤクのように誰が見ても美しい✨という花ももちろん好きですが、

何とも不思議な花姿のカンガルーポーは、見れば見るほど魅力的です。

さらにカンガルーポーは日持ちが良く、このままドライフラワーにもなるところもポイント高いですね。

花持ちが良いって、これ大事!(特にシャクヤクの後では痛感😅)


花の命は短くて..記事も短いです


前回の白シャクヤクは、作品が出来上がった時点で「たぶん明日で終わる」と確信しました。

前の日に買った時はまだ開きかけの蕾だったのに..

シャクヤクってそういう花だから仕方ないと思いつつも、このままあっけなく終わらせるのも何か悔しい😟

そこで急遽アレンジを解体して、別の作品に作り変えてみようと考えました。


幸い、シャクヤクを買った時にオマケでもらったスカビオサがあり(いつもサービスしてくれて感謝!)、



これと合わせてアレンジができそうです。



いかにも即席の花活けだけど、

短命のシャクヤクを2回活用できたから、とりあえず気が済みました😄


ちなみにこのシャクヤクは、翌朝起きたらこうなっていました。



思った通り、やっぱりね ┐(‘~`;)┌


この組み合わせはあり?


うちの周辺ではドクダミがいま花盛りを迎えています。

そこで、いつものように実家の庭からもらってくることにしました。

(写真は過去に投稿したものの使い回し)


採ってきたドクダミは特に活けるとか考えずに、そのまま花瓶に入れて楽しんでいました。

野趣あふれる姿を見ていると、何となく爽やかな気分になります😄


そんな時、最近よくお世話になっている生花店で白いシャクヤクを購入することになりました。

買ったのは2種類のシャクヤク

同じホワイト系でも右側はオフホワイト、左のは少しピンクがかっていて、やや小ぶりの花でした。

シャクヤクはピンク系のものもお姫様っぽくて好きですが、白のシャクヤクには高貴な美しさがあって格別な魅力を感じます♡


この白いシャクヤクを見ていたら、ふと家にあるドクダミが頭に浮かびました。

もしかして、この2つを合わせるのもありかも?

店のご主人からも「良いと思う」とお墨付きをいただいたし、早速活けてみました。



早速といっても買った翌日に活けたので、シャクヤクはすべて全開です。

そうなるとは思っていたけど、こう開花のスピードが早いと焦る💦

なおオフホワイトのシャクヤクが右奥にも入っていますが、例によって背景が白壁なので判別しにくいことになっています😔



今回は和の作品にするつもりが、花器の選択を間違えたか、洋のイメージになりました。

活け方はともかく、ゴージャスで高貴な佇まいのシャクヤクと、シンプルで素朴なドクダミの取り合わせはどうでしょうか?

私は結構気に入っているんですけど (^^)b

ちなみに、シャクヤクの上品な甘い香りとドクダミの強烈な匂いの混合を想像するかもしれませんが、ドクダミは葉をいじったりしない限り特に匂うことはありません。

部屋に漂っていたのは、シャクヤクの優雅な香りだけでした😊


花も活けてみたいドウダンツツジ


春の花木ラッシュが終わって、新緑の枝が店頭に並ぶようになりました。

今回の花材はそんな緑の枝ものの一つ、ドウダンツツジです。

まだ出始めなので、葉がやや小ぶりでまばらな感じがします。

これから夏にかけて緑が濃くなり葉がしっかりしてきますが、葉の形状からして重苦しい感じにはなりません。

秋になると紅葉の枝としても使われるので、かなり長い期間活躍する花材となっています。


このドウダンツツジに合わせたのは青紫色のクレマチス

これは花が開きかけの状態です。


クレマチスは種類が豊富で、そのどれを見ても心惹かれるものがあります💖

あまりに素敵なので、我が家の極小ベランダで育ててみようかと思ったこともありましたが、絶対失敗するのが目に見えているので諦めました😅



今回のドウダンツツジクレマチスは、どちらも私が好んで使う花材です。

好きであれば苦も無くスムーズに活けられそうなものなんだけど、どういうわけか考えがまとまらなくて、思いのほか苦戦してしまいました💦



ドウダンツツジの枝は、前回のコデマリと違って矯めがよく効きます。

特に今の時期は枝が柔らかいので、調子に乗ってやたらと曲げてしまいました。

手を加えなくてもそのままで様になる枝なんだし、そう考えると別のパターンでも良かったのかも🤦‍♀️



家の近所にドウダンツツジを生垣にしているお宅があって、先月スズランのような白い小花が枝いっぱいに咲いていて、とても綺麗でした✨

私はこどもの頃からこの花が好きで、ドウダンツツジと言えば花の印象が強くありました。

ところが花材となると、ドウダンツツジは花ではなく葉の枝ものとして出回っています。

今回のドウダンツツジには小さな白い蕾が僅かについていましたが、全く目立たず、無いも同然でした。

何で花の時期に出回らないの?(少なくとも私は見たことがない) 切り花向きじゃないとか?🤔

花がなくても非常に魅力的な花材なのは間違いないけど。


好きだけど、活けるのは苦手な花材


今回は少し前に活けた作品になります。

使った花材はコデマリ

前回に引き続き、花の紹介写真としてはちょっと難ありです💦


コデマリは白い小花が手まり状に集まって枝いっぱいに咲き、枝は緩やかにカーブするのが特徴の春の花木です。

なのに、この写真では手まりも枝のカーブもどこへやら?

実は花活け後に写真を撮ったため、手を加える前の枝が残っていなくて、こんなことになってしまいました。


さて、コデマリは春になると必ず登場する定番の人気花材です。

清楚な美しさがあるし、私も花自体はとても好き💕

だけど活けるとなると話は別で、はっきり言って私はかなり苦手としている花材です。


コデマリは枝が細くて折れやすく矯めもきかないため、好きなように曲げたりできません。

まあ、それは別にいいのですが、

どの枝も同じようなカーブを描いているがゆえに単調で、いつも決まりきったような作品になってしまうんですよね。

つまるところ私の力不足なんだろうけど、正直もうウンザリ (≧◇≦)


そういうわけで、この頃はずっとコデマリを避けるようになっていたのですが、

このあいだ店先のコデマリを見ていたら、いつまでも逃げているのもいかがなものか?と思い至り、

今回久しぶりに挑戦してみることにしました。



単調になるのがイヤだというなら何か他の花材を足せばいいのに、なぜかコデマリの一種いけ😅

しかもこの活け方は、私が比較的よくやっているものです。

同じことばかりしていると面白くないうえに勉強にもならないので、なるべく毎回違う形にしようと心掛けているのですが、今回はつい安易な道に走ってしまいました。


それにしても今回の作品は、写真に撮ると恐ろしく地味😱

白という色は、花にしても器にしても意外と強い色だと思っていて、実際、コデマリの白い花は間違いなく部屋を華やかにしてくれたんだけど、

こうして見ると全然それが伝わらないみたいでガッカリです😥