今回は少し前に活けた作品になります。
使った花材はコデマリ。
前回に引き続き、花の紹介写真としてはちょっと難ありです💦
コデマリは白い小花が手まり状に集まって枝いっぱいに咲き、枝は緩やかにカーブするのが特徴の春の花木です。
なのに、この写真では手まりも枝のカーブもどこへやら?
実は花活け後に写真を撮ったため、手を加える前の枝が残っていなくて、こんなことになってしまいました。
さて、コデマリは春になると必ず登場する定番の人気花材です。
清楚な美しさがあるし、私も花自体はとても好き💕
だけど活けるとなると話は別で、はっきり言って私はかなり苦手としている花材です。
コデマリは枝が細くて折れやすく矯めもきかないため、好きなように曲げたりできません。
まあ、それは別にいいのですが、
どの枝も同じようなカーブを描いているがゆえに単調で、いつも決まりきったような作品になってしまうんですよね。
つまるところ私の力不足なんだろうけど、正直もうウンザリ (≧◇≦)
そういうわけで、この頃はずっとコデマリを避けるようになっていたのですが、
このあいだ店先のコデマリを見ていたら、いつまでも逃げているのもいかがなものか?と思い至り、
今回久しぶりに挑戦してみることにしました。
単調になるのがイヤだというなら何か他の花材を足せばいいのに、なぜかコデマリの一種いけ😅
しかもこの活け方は、私が比較的よくやっているものです。
同じことばかりしていると面白くないうえに勉強にもならないので、なるべく毎回違う形にしようと心掛けているのですが、今回はつい安易な道に走ってしまいました。
それにしても今回の作品は、写真に撮ると恐ろしく地味😱
白という色は、花にしても器にしても意外と強い色だと思っていて、実際、コデマリの白い花は間違いなく部屋を華やかにしてくれたんだけど、
こうして見ると全然それが伝わらないみたいでガッカリです😥