気が向いたら花活け

ローコストで無理しない花活けを目指します

やっぱり可愛いチューリップ


サクラ、ウメ、と春の花木が続いた後に、今度は春の草花を活けることになりました。


誰もが知っているチューリップ。

スーパーで売っているようなものより、ちょっと高級な感じです。

2種類購入して、色は両方ともほぼ同じで赤に近いピンクですが、左の丸い形の方は八重咲きで大きく開くタイプ。

右の方はどこまで開くか不明とのことでしたが、店にあった時は外側のグリーンと内側のピンクの対比が魅力的でした。


この2種類のチューリップを買うことにして、他に何か補足的なものはないかと店内を見まわしていたら、

店のご主人がテマリソウを合わせてくれました。

家に帰ってから気が付いたのですが、このテマリソウ、もしかしたら、ただでつけてくれたのかもしれません。

払った金額がどうもチューリップの分だけのような気がするんですよね(レシートが出ない店なので詳細が分からない^^;)。

だとしたら申し訳ない(>_<)

全然気付かなくて失礼しました&厚くお礼申し上げます(*´▽`人)


一気に幸福度が上がったところで、有難いテマリソウに感謝しながら制作に取り掛かりました。



チューリップはどんな色かたちでも好きだけど、紅色チューリップがこんなに可愛いとは思わなかった♡


チューリップを活けたことがある人なら分かると思いますが、チューリップは時間と共に花の向きが変わったり、茎が伸びたりします。

なので「この形」と思って仕上げても翌日にはまったく違うものになってガッカリすることも😔

自宅に飾るものならその変化も楽しめるけど、作品として外へ出す場合は要注意です。


花の開き具合について言うと、アレンジの写真は購入した翌日のものでそれほど大きく変わってはいませんが、3日後にはこんな感じになりました。

八重咲きの方は派手派手しく全開で\(^o^)/

縦長の方はちょっと先が開く程度で最初の形をキープしていますが、外側の緑色がほとんど消えて全体的に赤くなりました😊


シーズン終了間際のウメで花活け


前回のサクラの後にウメ🌺を活けることになりました。

サクラの次がウメって、花の咲く順番としては逆 (・_・?)

私としても今頃ウメを買うとは思わなかったのですが、

近所の店にあった立派なウメを見たら、もう買わずにはいられなくなりました。

濃いピンクの花のコウバイ(紅梅)です。

店頭で売るにしては随分大きな枝で蕾もいっぱい付いていました。

きっとそれなりにお高いんでしょうね、と思ったら、それがなんと500円🤩


ウメはいま各地で見頃を迎えていますが、切り花としてのシーズンはもう終わりです。

最後だからたたき売り? にしてもこんなに安くなるとはね。

ちなみに正月の頃はこの3倍くらいしたそうです。


持ち帰るには大きすぎる枝だったので、少し切り分けてコンパクトにしてもらったのですが、それでも結構なサイズの束になりました。

お店の人はそれをそのまま大きな壺に入れるだけで良いと言っていたけど、

私もそうしたいのはやまやまなんだけど、

あいにく我が家にはそんな素敵な壺は無いし、そもそもそんな大きな代物を置く場所も無く、

なのでさらに枝を切り分けて活けることになりました。



これは購入してから5日目の状態です。

最初はほとんどが蕾で、どこまで咲くか疑問でしたが、結果はかなりの開花率でした。

ただウメは満開よりも、花と蕾が同居している時の方が良いような気がします(好みの問題ではあるけれど)。


ウメは凛とした花や、老木に見る見事な枝ぶりなど、とても風情を感じる花木だと思います。

華やかなサクラも大好きですが、活けてカッコいいなと思うのはサクラよりウメの方かな(個人的な感想です)。

そしてウメといえば上品な甘い香りも外せないポイント(^^)b

今回はたくさん花の付いた枝を手に入れたおかげで、家じゅうが高貴な香りに満たされました。

これは雅な気分に浸れますよー♡


一足先に家でお花見


年が明けるとサクラの枝が出回るようになります。

花木の中でもサクラは別格だなーと思うのは、

普段枝ものをあまり置いていないような生花店でも、さらにはスーパーでも、

当然のようにサクラを売っているところ。

前々から感じていたことだけど、あらためて

凄いわ、サクラ😆


ということで、私も当然のようにサクラを買ってしまいました。

これはケイオウザクラ(啓翁桜)になります。

ちょっと花のピークを過ぎているように見えるのは、活け終わってから撮った写真だから。

購入時に撮影するのをすっかり忘れておりました (^^ゞ


去年はカワヅザクラを活けていて、そのとき合わせた花は淡いピンクと深い紫のスイートピーでした。


今年は何を合わせたかというと...またもやスイートピー😄

ただ、色は赤紫のものを選びました。

色名で言うとマゼンタ? 鮮やかで明るい赤紫色です。


スイートピーの赤紫がサクラの薄いピンクと相性が良いだろうと判断して、この組み合わせで活けることになりました。



いけばならしい和の感じにしてみました。


購入した時に5分咲きくらいだったサクラは、活け終わったころには満開になってしまいました。

思ったより開花のスピードが早かった (⦿_⦿)

最初に咲いていたものは、散ってはいないけどだいぶお疲れ気味です。


切り花のサクラは外で咲くサクラの美しさには到底及びませんが、

それでも家の中に満開のサクラがあるとかなりテンション上がります (≧▽≦)

小さな枝でもやっぱりサクラはサクラ🌸

ささやかながら一足先に家でお花見できて、とても幸せな気分になりました😊


キクを集めて花活け


前回使ったスプレーマムは西洋菊の一種で、生花店のみならずスーパーのパック束でもお馴染みの花です。

言い換えると、もう嫌になるほど目にする花😅

これは他のキクについても言えることで、実際日本における花の出荷量で一番多いのはキクだとか。

以前に比べると減少しているそうですが、やっぱり仏花としての需要が高いですしね。


だけど近年、店頭に並ぶキクが徐々にそのイメージを変えてきたように思います。

キクをあまり扱ってこなかった某有名フラワーショップでも、なかなか凝った色のキクを置くようになったし、

もしかしたらこれからはキクがトレンドかしら?という気さえしています。


おかげで今までキクに無関心だった私も俄然キクへの興味がわいて、先日ついに購入することになりました。

某ショップの凝った色のキクに比べるとありきたりですが、実物は明るくスッキリしていて仏花の感じはありません。


今回の花活けはこのキクを使って行いました。

前回のスプレーマムと正月花に使った黄色のキク(まだ健在!)を合わせることにして、

花材はキクのみ、というアレンジになっています。



色んな種類のキクを合わせて活けてみると結構華やかになるものなんだ、と新たなる発見でした。


聞くところによるとキクが仏事の花になったのは高度経済成長期以降だそうで、

考えてみればスプレーマムはブーケにも使われるし、日本のキクも正月花の定番花材だし、そもそもキクは皇室の御紋😱

だから仏花のイメージが染みついてしまったのはかわいそうですよね。

でもこのところのキクには暗いイメージ払拭の兆しがあって、ちょっとワクワクしています。

今後注目の花材になりそうな予感✨


年を越しても元気なニューサイラン


前回は正月花の花材をリサイクルした花活けでしたが、家の中にはそれよりもっと古い花材が残っていました。

昨年12月の稽古で使って、かれこれひと月半ほど経っているニューサイランです(画像は過去のものの使い回し)。


全部で7本あり、そのうちの一部は持ち帰ってから一度花活けに使いました。


で、残りはどうしたかと言うと、結局何もせずそのまま放置 。

毎日それを目にするたびに「早く活けなきゃ」と思いながら、特に劣化する様子もないのをいいことに先延ばしにして、

とうとう年を越してしまいました (;^_^A


年を越すといえば、正月花で使ったドラセナ(本当はコルジリネ)も元は年末の稽古花材だったもので、

一度リサイクルしたにもかかわらず、まだ処分できずにいました。


まったく、去年の花材をこんなに溜め込んでどうするの? ┐(´д`)┌

さすがに深く反省し、ここに来てようやく「何とかしなくちゃ」と重い腰を上げることとなりました。


たまたま近所の生花店で安く手に入れたスプレーマムがあり、

これがちょうど雰囲気的に2つの葉ものに合いそうです。


そこで、この3つの花材で活けてみることにしました。



ニューサイランは葉先が多少変色しているものもあったので、その部分は表に出ないように活けました。

と言っても、それは大した劣化ではなく、

寒い季節に助けられたところがあるとしても、その日持ちの良さは驚異的😮

おかげでこんなに長い期間放置していたにもかかわらず、気持ちよくアレンジを仕上げることができました。

元気を保ち続けてくれたニューサイランに感謝! ありがとねー✨


新年のエコな花活け


明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします (^ー^)


昨年末に仕上げた正月花ですが、三が日最後の日に解体しました。

花が傷んできたとかの理由ではなく、単純に、


もう飽きた😅


日頃から活け終わるとすぐに違うアレンジに変えたくなる習性があって、これは新年になっても変わらないみたい ┐(‘~`;)┌


幸い作品は終わりにしても花材はまだまだ元気だし、別の活け方にチャレンジすることも可能です。

そこで今年の初活けは、正月花で使った花材で行うことになりました。



正月花とイメージが被らないように、ナンテンの実とハボタンは抜きました。

黄色い花だけにしたら、明るさがパーッと増した気がします。

おかげで気持ちまでアップしました。



コロナの緊迫度が増して、いよいよ緊急事態宣言が再発令とか。

いけばな教室の方も、またもや若干のスケジュール変更がありました。

稽古はマスクを外して話をすることもないし、それほど不安要素は無いと思いますが、

教室へ行くまでの移動が問題? 不要不急の外出かしら~ (-_-;)


今年最後の花活け


年末になってから全てが押せ押せになって、気が付けばもう大晦日(@_@)

やるべきことが全然終わらなかったけど、もう無理するのはやめにしました。

焦ってばかりいてもしょうがないし。


でも!

さすがに正月の花は活けておかないとマズいかも。

いけばなをやっていながら、そこまでサボったら罰が当たりそうな気がします😅


ということで、今回の花活けはお正月に飾る花となりました。

何とか一夜飾りにならずに間に合ったー😆


花材はまず、今年最後の稽古で手に入れたダイオウショウ(大王松)とドラセナを再利用することにしました。

 

このドラセナは本当はドラセナとは別物のコルジリネという観葉植物なのですが、姿が似ているのでドラセナとして売られていることが多いようです。


ここに花ものとして新たに購入したのが、黄色のキクとオンシジウム、そしてハボタンです。

3つまとめて写真を撮ろうとしたら、キクの向きがあまりよろしくないことに。


これでは色味が足りないのでナンテンの実も加えることにしたのですが、


黄色と赤って自分としてはあまり好きじゃない色合わせです😔

でもグズグズ迷っている時間もありません。

これでいくことにしました。



お正月なので、ちまちました作品にならないようにしようと思ったら、予定より大きくなってしまいました。

色合わせもそうだけど、ウメやボケなどの枝ものがあったらよかったのに..と悔むこと多し (´-ω-`)

結局、余裕をもって準備できなかった自分が悪い、ということですね。



今年も当ブログをご訪問いただきありがとうございました (≧▽≦)

コロナによって何もかもが変わってしまった一年でしたが、来年は安心して普通に暮らせる年であってほしいと願うばかりです。

皆様もどうかお体に気を付けて、良い年をお迎えください.+(´^ω^`)+.