前回使ったスプレーマムは西洋菊の一種で、生花店のみならずスーパーのパック束でもお馴染みの花です。
言い換えると、もう嫌になるほど目にする花😅
これは他のキクについても言えることで、実際日本における花の出荷量で一番多いのはキクだとか。
以前に比べると減少しているそうですが、やっぱり仏花としての需要が高いですしね。
だけど近年、店頭に並ぶキクが徐々にそのイメージを変えてきたように思います。
キクをあまり扱ってこなかった某有名フラワーショップでも、なかなか凝った色のキクを置くようになったし、
もしかしたらこれからはキクがトレンドかしら?という気さえしています。
おかげで今までキクに無関心だった私も俄然キクへの興味がわいて、先日ついに購入することになりました。
某ショップの凝った色のキクに比べるとありきたりですが、実物は明るくスッキリしていて仏花の感じはありません。
今回の花活けはこのキクを使って行いました。
前回のスプレーマムと正月花に使った黄色のキク(まだ健在!)を合わせることにして、
花材はキクのみ、というアレンジになっています。
色んな種類のキクを合わせて活けてみると結構華やかになるものなんだ、と新たなる発見でした。
聞くところによるとキクが仏事の花になったのは高度経済成長期以降だそうで、
考えてみればスプレーマムはブーケにも使われるし、日本のキクも正月花の定番花材だし、そもそもキクは皇室の御紋😱
だから仏花のイメージが染みついてしまったのはかわいそうですよね。
でもこのところのキクには暗いイメージ払拭の兆しがあって、ちょっとワクワクしています。
今後注目の花材になりそうな予感✨