気が向いたら花活け

ローコストで無理しない花活けを目指します

新しい花材との出会い

前回のホオズキを活けた後、次の花材の調達に出かけたら、何と今度はクロホオズキに出会ってしまいました。

赤の後に黒のホオズキとは!

これは買えっていうことかしら ( ̄▽ ̄;)

 

クロホオズキの袋は小さな鈴のような可愛らしい大きさで、袋の中には緑の実がちゃんと入っています。

道端に生えていることもあるようですが、私は実物を見るのは初めて。

実の入った袋だけでなく茎まで黒い姿が、他の花材とは一線を画してカッコいいです。

しかも茎の裏側(日が当たっていない部分)は明るいグリーンで、その対比がまた面白い😄


さらにその日はもう一つ、私にとって新しい花との出会いがありました。

ロータスリリーミモリという八重咲きのユリです。

葉っぱは明らかにユリなんだけど、花だけだと何なのか分かりませんでした。

ときどき見かける八重咲きのユリとは全く趣の違う花で、見れば見るほど興味を引く形です。

そのうえ私の大好きなグリーン系の花♡

黒い花材にグリーンの花って、まさしく私好みの色合わせです😍


今回は初対面のこの2つの花材に加えて、数日前にスーパーで買ったギボウシの葉を使うことにしました。

先日のギボウシは斑入りでしたが、こちらは緑一色です。

だけど何日か売れずに残っていたものらしく、一部黄色く変色していました😔


今回どうしてこのギボウシを使うことにしたかというと、活躍する機会が無いまま時が経ち、とうとう全体の色が怪しくなってきたから。

そんな理由でごめんね、ギボウシ

とにかく急いで活けますから!

ギボウシに対するお詫びの気持ちが強すぎましたかねー。

記事のタイトルを「新しい花材との出会い」としておきながら、主役はまさかのギボウシになっているという(笑)

しかもよく見るとクロホオズキが裏向きの緑の茎になってて、かなりいい加減😅



クロホオズキロータスリリーを手に入れた時は、こういう展開の花活けにするつもりは全くありませんでした。

何だかこの2つの花材にも悪いことをしてしまいました (´-ω-`)ゞ

なにしろ行き当たりばったりの花活けが多いので、どんなものができるのか自分でも分からないことがしょっちゅうです。

まあ、そこが面白いところでもあるんですけど。

元はホオズキだったんだけど

毎日ジメジメ、どんよりで暗い(◞‸◟)

いくら梅雨と言っても、雨の日が続きすぎるような気がします。

毎年こんなものでしたっけ?


家の中も暗~いし、と思ったら、しばらく花活けもしていなかったことに気が付きました。

ということはブログに載せるものがない😱

これはちょっとマズいかも、と慌てて花材調達に出かけました。


商店街を一回りして、ここでもハタと気付いたことがありました。

お盆の真っ最中だったんですね。

お彼岸の時と同じでキクを中心とした仏花が勢揃いしていました。

ただ一つお彼岸と違うのはホオズキが並んでいること。

色が鮮やかな朱色なので、生花店でもスーパーでもやたら目につきました。


で、このホオズキ、お盆のお供え物として売っていたのですが、実は花活けでよく使う花材でもあります。

そこで今回はホオズキを花材にすることにしました。

花材としてみると他にはない非常に個性的な素材です。

どうしてこんなものができるのか不思議🤔

自然界にはそういうものが多いですね。


ホオズキは一列に並んでいる袋をそのままぶら下げるように活けても十分面白いと思います。

だけどお盆の最中にそれをやってしまうと、どうしてもお供物になりそう >_<

なので、なるべくお盆を連想させないように形を変えて活けてみました。

あの可愛い袋が台無し💦

袋を裂きすぎてホオズキじゃなくなってる感があるけど、とりあえずお供えのイメージは取り除けたかと😅

ちなみに他の花材を足そうか迷ったのですが、下手に入れるとますますホオズキの立場が無くなると思ってやめました。


ホオズキを漢字にすると「鬼灯」。

お盆にホオズキを飾るのは、袋状になっている形を提灯に見立てて、ご先祖様がその灯りを頼りにあの世から帰ってこれるように、という意味があるそうで。

申し訳ありません🙏

もう提灯の影も形もなくなってしまいました ( ̄∇ ̄*)ゞ

幸せ気分にしてくれたギボウシ

いけばなで花に触れる機会がどんなに多くなっても、素敵な花を手に入れた時の嬉しさは変わらないものです。

前回のスモークツリーとその前のアジサイを一緒に購入した時も、美しく魅力的な花材にダブルで出会えたことでかなりテンション上がりました(≧▽≦)


しかもその時はもう一つ、私を幸せ気分にしてくれたものがありました。

斑入りのギボウシの葉です。

これは欲しいと思ったものの1枚しかなかったので、購入するのにしばし迷っていたものでした。

ところがお店の方から「最後の1枚なのでお付けしますよ」というありがたいお言葉が!

なんとなんと!天にも昇る思い \(★^∀^★)/

というわけでその日の花材は、ダブルどころかトリプルのヒットとなりました。


前回スモークツリーの管理に失敗してこの幸せ気分に水を差してしまいましたが、お店の方のご厚意を無駄にすることがあってはいけません。

スモークツリーを活け終わった後、ギボウシの花活けに取り掛かりました。

一緒に手に入れたブルーのアジサイはすでに一つ作品にしていますが、


今度はそのアジサイギボウシと組み合わせてみることにしました。

1枚しかないギボウシを、なるべく美人に見えるように向きに気を配って活けたつもりです。

たった1枚であっても存在感がある葉だったので、シンプルだけど貧相な花活けにはならずに済みました。



過去記事でも書いたことですが、少し前に見切りをつけた花屋がありました。

直接のきっかけは不良品を堂々と混ぜ込んできたことでしたが、実はその前から色々疑問を感じるところがあって次第に足が遠のくようになっていました。

その代わりによく利用するようになったのが、今回ギボウシをプレゼントしてくれた店です。

ここは花のセンスが良いし品質も確か👌

ただ、その分ちょっと価格が高いので、それまで積極的に利用することはありませんでした。

でも安かろう悪かろうの店からこちらに移ってみると、大事なのは価格じゃなくて品質だ!と遅まきながら痛感しました。

そこへきて明らかになった決定的な客対応の違い。

もっと早く気づくべきだったけど、あの塩対応が逆にいい結果を生んでくれたと思って感謝です✨

台無しにしてしまったスモークツリー

ひと月ほど前に近所のお宅のスモークツリーにスモークが出現しているのに気が付きました。

と、いきなり訳のわからない話になっていますが😅

スモークツリーはウルシ科の花木で、花が終わった後に伸びてくるフワフワした花穂がスモーク(煙)のように見えることからその名がついた樹木です。

花材としても出回っていて、去年も活けていました。


前回のアジサイを見つけた時、店内にちょうどスモークツリーがあったので今年も購入することにしました。

明るいグリーンのスモークが何しろ美しい✨

持ち帰ってからもうっとりと眺めていた私でしたが...

やってしまいました「(。>ω<。)

この綺麗なグリーンがたった1日で煤けたスモークと化しました😰

しっかり水揚げ処理しないとすぐドライになっちゃうヤツだった💦 何でそれを忘れるかなぁ(;_;)


最初からドライにするつもりで買う人もいるくらいなのでドライになったからといって使い物にならないわけではないのですが、それでも

あの美しいグリーンはどこに行った😫

買った時の喜びが大きかっただけに、しばらく放心状態になってしまいました。


だけどそのまま放置するわけにもいかないし、何とか気を取り直して活けてみることに。

たまたま前の日にヒマワリを買っていたし、

これで何とかなるかしら?


ヒマワリは元気の出る花ということで、ここは是非とも頑張っていただきたい!

よろしく頼みます🙏

スモークの活け方は去年と同じ感じだけど、ちょっとぎゅうぎゅう入れすぎじゃない?

ドライになってもふんわり感は出せるはずなのに、モフモフというよりゴワゴワになっています(‐∀‐;;

今回はことごとく悔いが残るわー😞



近所のお宅のスモークツリーは、2,3日前に植木屋さんが入ったみたいでバッサリ剪定されていました。

花材としてのスモークツリーもそろそろ終わりです。

うーん、失敗したまま終わるのは残念無念(>_<)

とにかく今度スモークツリーを活ける時は、心してかかりたいと思います❗

梅雨にアジサイは欠かせない

このところ天気がすっきりしない日が続いて、まさに梅雨真っ盛りという感じですね。

そんな梅雨時の花と言えば、やっぱりアジサイ

今年はブルーと白、2種類のアジサイを買ってきました。


アジサイもどんどん品種が増えて、色もガク(花弁に見える部分)の形も複雑なものがあったりして毎年期待値が上がる花です。

去年はグリーンに白の模様が入ったものを活けました。


今回はそういう意味ではごく単純なアジサイです。

だけどこのブルーの色がとても美しく、見ていて飽きません。

店にはピンク系のアジサイもあったのですが、私は自分の好みとしてどうしてもブルーとかグリーン系のものに目が行ってしまいます。

もちろん白については別格で、花の種類を問わず好きな色です♡


今回のアジサイは、白の方は一輪売りの切り花だったのですが、ブルーの方はひと枝に複数輪ついている枝ものとしての販売でした。

アジサイだけでボリュームが確保できたので、他の花材を合わせずに、まずは一種いけでいってみることにしました。

ブルーはここに使ったもの以外にもう一輪ありました。

花の多さに加えて、花のサイズが大小揃っていたのも活けるうえで大いに助かりました。

お値段的にも白より100円高いだけだったし、すごくお得感のある買い物だったと思います (^^)v



店には切り花のほかに鉢物のアジサイもありました。

それがまたちょっと凝った色合いの非常に魅力的なもので、思わず買いそうになったくらい。

だけど園芸下手の私だとこれを楽しめるのは今年だけ、来年はないのが目に見えていたので思いとどまりました。

ガーデニングを楽しんでる方なら難なく毎年花を咲かせられるんでしょうけど、私にはまず無理 ( ̄ー ̄;)

そもそもうちの場合、狭いベランダのどこに鉢を置くんだっていう話もあるし😞

7月の稽古も無理そうです

6月のいけばな教室のレッスンはコロナ対策で条件的に厳しくて参加できなかったのですが、世間ではどんどん自粛解除が進んでいるようだし、7月は通常レッスンに戻るのでは?と期待を込めてHPをチェックしたら...

甘かったです(´-ω-`) 条件は6月と全く変わりませんでした。

まだまだ慎重ですね。

飲食店など営業再開したところでも人数制限してたりするわけだから、いずこも同じなんでしょうけど。

そういうわけで7月の稽古も見送ることになりそうです。


さて今回の花活けはちょっと前のものに戻って、先月の白いシャクヤクを使ったアレンジになります。

シャクヤクは複数購入していたので、レッドチャームと一緒に活けたものとは別にもう1つ作品を仕上げていました。


合わせた花材は紫のクレマチスです。

クレマチスはカッコ書きでテッセンとされていることがありますが、クレマチスの和名がテッセンなのではなく、テッセンはクレマチスの中の一種なのだとか。

私は園芸の知識が乏しいのでその辺のことはよく分かりません ┐(‘~`;)┌

ただいけばなでは全部テッセンの名で通っている気がします。


これにレッドチャームとのアレンジにも使ったヒメミズキを加えました。


深紅のシャクヤクの代わりに紫のクレマチスが入ると白シャクヤクも違うもののように見えてきます。

ゴージャス感はないけれど、爽やか系のアレンジになりました。

シャクヤクがかなり小振りなので、バラやカーネーションと言っても通りそうな感じです。

クレマチスの花は購入時は3つあったのですが、管理が悪くて1つダメにしてしまいました💦

そのせいかちょっと物足りない感じですね。


ところで教室の6月の予約状況を見たら、全クラス満席となっていました。

私が行っている夜のクラスは元々受講者が少ないので、今回の人数制限があっても楽勝だろうと思っていたんだけど、とんでもなかったみたい ( ̄∇ ̄;)

たぶん昼のクラスからあぶれた人たちが押し寄せたんだろうと想像しています。

今後もその争奪戦が続くとしたら、私がそこに入り込む余地はあるのかなー😅

シャクヤクの後はドクダミで花活け

前回のゴージャスでパワフルなレッドチャームから一転して、今回はグッと控えめで清楚な花のドクダミを活けることにしました。

ちょうどシャクヤクの切り花が市場に出回るころ、うちの方ではドクダミの開花期を迎えます。

なので毎年シャクヤクを活けたら続けてドクダミも活けるパターンが多くなりました。


去年はドクダミをグリーンベルと合わせて活けています。


気の利いた焼き物の器なんかがあったら、それにドクダミを一輪挿すだけでも風情があって素敵だと思います。

だけどうちにはそういう器が無いし、複数採集してくると全部使いたくなってしまうところもあり、

結局今回も採ってきたものを残さず使うことになりました。

ドクダミだけの一種いけです。合わせる花材を探す時間が無くて😅

そのまま器に入れただけみたいで面白味が無いけど、自分としてはガラスの花器を使ってドクダミの赤い茎を意識して活けています。

とは言っても、写し方が悪くガラスが光って見づらいし、バランスとしても花や葉の方に目が行って、どうも自分が意図したようにはならなかったみたい。

来年またチャレンジですね。

ドクダミは無料花材なので気楽にトライできるところも魅力です (^_^)v


今回はもう一つおまけの花活けを。

先日使ったガーベラとルピナスの花を、ゴミ箱行きにする前に全部並べてみたものです。

ガーベラも花弁がだいぶ乱れてて本当に終わる寸前💦

公開するのもどうかと思ったけど、ドクダミだけでは寂しく感じたので賑やかなものをもってきました (^○^)