このあいだ地元の花屋さんで綺麗な黄緑色の枝のミズキを見つけました。
オウゴンミズキ(黄金水木)という秋から春先にかけて出回る花材です。
枝によって微妙に色が違いますが、黄緑色から寒くなるにつれて黄色へと変化するもので、それが名前に「黄金」と付いた所以になっています。
今回店にあったのは黄色よりまだ黄緑の枝の方が多い印象でした。
いずれにしても枝の色が魅力的で、これは買いだと思いました(^-^)g"
ミズキを選んだあと店内を見回したら、今度は美しく紅葉した枝ものを発見。
これはヒペリカムなのですが、ヒペリカムといえばこのブログでも何度も登場しているように通常は実もの花材として使っているものです。
で、私も実ものという認識しかなく、恥ずかしながら紅葉したヒペリカムを知らないままここまで来てしまいました。
そんな中で出会ったヒペリカムの葉は、なかなか良い感じに紅葉していてちょっと感動(実物の方が鮮やかな赤で綺麗です)😆
しかもオウゴンミズキの緑の枝に凄く合う!
ということでこれも購入することに決定しました。
この2つだけでも花活けは可能ですが、ここにピンク系の花があってもいいなと考えてピンクと赤のウモウケイトウも購入することにしました。
同じウモウケイトウでも形の違いがあって、私はピンクのもこもこっとした形の方が好きです。
オウゴンミズキは真っ直ぐのまま使っても素敵ですが、矯めのきく枝なので比較的自由に形を作ることもできます。
今回はちょっと手を加えて曲線にしてみました。
いつもより大きめの作品になってしまいました💦
ブログに載せる作品は基本的に部屋に飾る用なのでコンパクトなものにしているのですが、オウゴンミズキのしなやかな線を活けたいと思ったらこういう結果になりました。
稽古場ではいつもこのくらいの大きさだし、たまにはいいかな v(-^∀^-)v
今回の花材選びの発端はオウゴンミズキでした。
でも花材を全部揃えてみて、これは大正解!と思ったのはヒペリカムです。
先ほども言ったように切り花のヒペリカムは普通実もの花材として出回っていて、その場合美しい実を生かすのに葉は邪魔な存在だったりもします。
紅葉したヒペリカムは実もの花材のヒペリカムとは別の種類で、実ではなく葉を楽しむもののようですが、他の紅葉した枝ものと比べてもかなりいい線いっているように思いました。
今までこの花材の存在に気付かなかったなんて、私もまだまだ勉強不足ですね😅