花屋さんやスーパーで売っているパック束の花は、お手頃価格で気楽に買えるところが魅力です。
私も稽古花材が無い時、自宅用の花によく利用させてもらっています。
ただ花活けする時に困るのは、2,3種類の花がセットされていることが多いため花活けのデザインによっては使わない花も出てきてしまうところ。
そして余ってしまった花は結局うまく活用できない半端ものとして終わってしまうことが少なくありません (´・ω・`)
実は前回の花活けでもあぶれてしまった花たちがありました。
ひとつは紫のスイートピー。
もともとは写真のようにピンクと紫のミックスの束で売られていて、前回のアレンジではそのうちのピンクだけしか使いませんでした。
次に余った花は、ストックと一緒の束に入っていたアルストロメリアです。
アレンジに入れようとしたら、ピンクのケイトウとの関係がフォルム的に難しいように思えて断念しました。
それからもう一つ、パック束ではなく単独で買ったもので同じように使いそびれた花材がありました。
グニユーカリ(またはユーカリグニー)と言われるユーカリです。
赤いサンゴミズキに合うと思って買ったのですが、すでにガーリーな路線になっていたアレンジにはそぐわない存在になってしまいました💦
残った花材が1種類だけだったり、複数残っていても互いの相性が悪かったりすると、さらに花材を足さない限り新たなアレンジは諦めるしかありません。
だけど前回残ってしまった花材たちは、並べてみると相性として悪くなさそう👌
何よりユーカリはセットされていたのではなく自分から求めて買ったものだし、無駄にはしたくない!
ということで使い損ねたこれらの花材を合わせて活けてみました。
前回のあま~い花活けとは違ってクールな感じに仕上がりました。
画面左側の枝は先日活けたビナンカズラです。これもまだ残ってました。
緑色の実と葉も意外と長持ちしていたのですが、この花活けにはいらないものなので取りました。
余った花材はなるべく次の花活けに繋げられるように努めているものの、なかなかそううまくはいきません。
花でも枝でも単に花瓶に挿すだけで十分素敵だから無理に作品にしなくても良いのだけど、花活けを趣味とする人間としては何も手を加えないのはちょっと後ろめたさもあったりして😅
でも今回は運良く一つのアレンジに仕上がって、しかも家の中が片付いたので助かりました。
今年ももう12月が目の前だし、この調子で年末に向けてどんどんスッキリさせていきたいと思います┗(`・∀・´●)