いつものことですが、一度使った花材でもそこそこ元気だったりするとなかなか捨てられません。
そうなると、使い切った!という実感を得られるまで、二度でも三度でも同じ花材を使って花活けしてしまいます。
他に花材が無い時はそれでもいいのですが、問題は稽古を休まない限り、花材は次から次へとやってくるということ。
どこかで踏ん切りをつけないと家の中が大変なことになります。
いくらエコ(あるいは貧乏性)でもカオスな家には住みたくない!
ということで、ときどきやっていることですが、花材の整理を兼ねた花活けを行いました。
今回の対象はヘビーなものではないので割と簡単。
前々回のスイートピーと先月使ったバンダモカラです。 *バンダではなくモカラでした。訂正します。
スイートピーは購入から10日ほど経っています。
売り切りのサービス品だったので、こんなに持つとは正直思いませんでした。
そしてもっとびっくりなのがバンダモカラ。
まだいたんですねー。
稽古で使ってから、かれこれ1カ月になります。
両者とも花の部分だけ切り取って、それで最後の花活けとすることにしました。
スイートピーの陰に隠れてバンダモカラがちょっと見づらいですが、少し角度を変えるとこんな感じです。
何だかケーキみたい。
花の上に載っているモワモワッとしたものは、去年稽古で使ったニューサイランを細く裂いたものです。
ニューサイランの元の姿はこれ。
そもそもニューサイランは繊維植物で、葉からとった繊維でかごや織物を作ったりするので、細く裂いても切れることなく、とても強いです。
ニューサイランを繊維状に裂くのは花活けの世界では割とよくやる方法で、今回のものも、昨年作品に使うためにせっせと裂いたものなのですが、ある程度の量にするには結構手間がかかって大変です。
でもだからといって、一回使ったものをわざわざ取っておく必要は全く無かったですね。
ニューサイランはいつでも手に入るものだし、加工したければその都度すれば良いだけのことだから。
手間を惜しんではいけません! 反省 !!
今回の片づけは、多少ものが減ったかなという程度でしたが、それでも気分的にだいぶスッキリしました。
目下のところ一番の悩みは、この間のニシキギです。
もともとドライ同然の枝なのでダメにならないし、すごくかさ張って場所をとるからホントに困りもの。
さすがに捨てるべき? どうしたら良いんでしょうね ┐(゚~゚)┌