気が向いたら花活け

ローコストで無理しない花活けを目指します

今年も花活け続けます

三が日も過ぎて正月気分も抜けつつありますが、

明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。


昨年は最後に風邪をひいて、一年の締めくくりが情けないことになってしまいました。

そんな中で慌てて買った花材ですが、正月花に使わなかったものがあります。

頭がぼーっとしたまま、とりあえずマツとハボタンがあれば正月らしくなるだろう、くらいの考えでほとんど無計画に買ってしまい、正月花を仕上げたところで気力もダウン。

使わなかった花材は手つかずのままになっていました。

でも新年早々、このままじゃいかん! と反省。

おかげさまで風邪もだいぶ治ってきたので、放置していた花材で花活けしてみました。

バラは、正月花がマツとハボタンだけじゃ地味だと思って、華やかさを足すために買ったのですが、結果使わなかったので意味無かったです ^^;

今回使ったマツはネビキマツ(根引き松)。

根っこごと抜けるマツなのでネビキマツと呼ばれ、根が付いたまま販売されます。
値引き松じゃないです、念のため。

前回使ったダイオウショウも好きなマツだけど、ネビキマツはいかにもマツらしい枝ぶりで、しかも根が付いているのが私の中ではポイント高い。

マツに限らず、根が付いている花材を見ると、何だか創作意欲がわいてきます。

しかもネビキマツの場合は、正月花で根を見せて活けると縁起が良い、という話も。

なので、是非とも根を活かしたアレンジにしたかったのですが、今回のマツは小振りで根も貧弱だったため、デザイン的に納得できるものにできず断念しました。


前回の正月花よりシンプルなアレンジですが、明るい感じになったでしょうか。

新しい年も、明るく、より良い年になるよう願っています。

どうにか仕上げた正月花

年末の一番忙しい時に、不覚にも風邪をひいてしまいました。

おかげで大晦日までに終わらせるはずだったことがほとんど出来ずじまい。 参りました (>_<)

もちろん大掃除はさっさと諦めて、

問題は正月花。

掃除はいつでもゆっくりやれば良いけど、正月のお花は逃れようがないですからねー。

仕方がないので、お花屋さんまで花材を仕入れに行きました。

本当は花材もゆっくり選びたいところでしたが、もう頭が回らなくてそんな余裕も無く、手近にあったものをササッと買って、

それに最後の稽古で使ったナンテンも加えて、

何とかそれらしくまとめてみました。

ハボタンにキク、マツはダイオウショウ(大王松)です。

ナンテンがあって助かったー!
まさに難を転じてくれました。 本当に縁起物ですね ^^


ハボタンの葉で小さいおまけを作りました。

葉脈が器の模様と似てるかな、と思ってほんのお遊び。


半端もののような小さなマツの枝も売っていたので、それで正月飾りも作ってみました。

ぎりぎりセーフで、どうにか一夜飾りにはならずに済みました。


一年の終わりが、まさかこんなバタバタになるとは 思いもしませんでした。

でも今年の春に人生初のブログを始めて、何とかここまで続けてこれたのも予想外のことだったかもしれません。

これも素人の花活けに付き合って下さった皆様のおかげです。

本当にありがとうございました ♡


それでは皆様、くれぐれも風邪には気を付けて ^^;

良いお年を!

年末なので花材も整理

クリスマスも終わり、あとはいよいよお正月の準備ですね。

花活けの方も、正月花や正月飾りを作るのが恒例になっているので、これから結構面倒くさいことになります。(スミマセーン、罰当たり!)

でもその前に

正月の準備といえば、まずは大掃除。

部屋をスッキリさせるために、花材も整理しなければと思いました。

最初に片付けたいのは稽古で使った花材の残りです。

通常、稽古花材は生の植物なので、ドライにしようなどという欲を出さなければ、それほど時間をおかずに捨てることができます。

であれば、いま手元にある花材もさっさと処分すれば良いわけですが、いかんせん、どれもまだ元気なんですねー。

なので、最後に花活けしてからお別れすることにしました。

緑の枝はクリスマスリースに使ったクジャクヒバの残り、ツリーの土台にしたイトスギも少しだけ入っています。

おそらく年が明けても元気なんじゃないかと思っていますが、そこは目をつぶってサヨナラ (╥_╥)

アジサイは今年最後の稽古で使ったものです。

本当は、マツとか正月花用のものに絞って花材を選ぼうと思っていたのですが、濃い紫のアジサイがあまりにも立派で印象的だったので、どうしても欲しくなってしまいました。

できれば、これはこのまま年を越してほしいと願っています。 無理かなー?


もう一つ小品ですが、これは確実に処分できると思ったサンキライの実を使って作ってみました。

今回ツリーに使って、クリスマスに使うサンキライは赤い実、と思い込んでいたものを茶系の赤もなかなかいいね ♡ と教えてくれた花材でした。

似たような色でサンキライと並んで入っているのは、カンガルーポーです。

スプレーカーネーションと一緒に地元のお花屋さんで購入しました。

カンガルーポーは形の面白さが好きで、このままドライになるし、見つけたら買おうと前から思っていた植物です。

ということはドライにする気?

まったく、物を減らしているんだか、増やしているんだか (>_<)


どちらのアレンジも、どういうふうに活けようとか考えず、その場の成り行きで作りました。
過去の作品も大体ありあわせの花材で作っているので、もともとそういう傾向にはあるのですが。

どうやら私はこういう行き当たりばったりの方が性に合っているみたい。

逆に、前回のクリスマスツリーのように作るものの形が決まっていて、ちょっと工作的要素が入ってしまうものは苦手です。

思えば子供のころから工作ダメだった ^^;

なにはともあれ、いつものいい加減なアレンジに戻れてホッとしました 。

小さなクリスマスツリーを作ってみました

前回リースを作ったので、その流れから行くとツリーも作るべき? とクリスマスを目前にして思いました。

でも考えたらクリスマスツリーなんて、ずっと昔フラワーデザインのレッスンを受けていた時に何回か作ったきりでした。

というか、そもそもうちにはツリーを飾る習慣が無かったかも!

クリスマスのディスプレイと言えばツリーとリース、なんて言っておきながら、何なんでしょうね。

小さなコニファーを買ってきて、適当にオーナメントで飾り付け、くらいなこともせず、せいぜいクラフト的なものが手に入ったら飾る程度。

ましてや自分でツリーを作るなんて、考えもしませんでした。

しかし! ブログを始めてみて、いかに自分が稽古の時しか花に向き合っていなかったのか思い知らされ、強く反省!

いままでの手抜き生活を改めるためにも、ここはひとつツリーを作ってみようと決心いたしました。(そんな大層なことじゃないんだけど)


再び稽古でクリスマスに使えそうな花材を選んだので、それを使って作ることにしました。

ここはいままで通り、稽古花材だけでクリスマスを乗り切ろうとしています ^^;

ツリー本体を形作っているのはイトスギ、それにサンキライの実とゴールドに着色したドウダンツツジの枝で飾り付け、さらに手持ちのマツカサとメタセコイヤを加えました。

今回のサンキライは渋めの色のものが多くてちょっと暗いかな、と思ったのですが、使ってみるとシックなイメージになって、かえって良かったような気がします。


イトスギは別名セイヨウヒノキ、サイプレスとも呼ばれるヒノキ科の針葉樹です。

ゴッホの絵にもよく登場しますね。

欧米では街路樹や公園でよく見られ、円錐形になる木なのでクリスマスツリーに使われる一方、死にまつわる色々な伝説があって、死の象徴として墓地や教会に植えられることが多いとのこと。

お墓なんて聞くとエッ!と思いますが、神聖な木であることは間違いないようです。

確かにヒノキ科のスッキリした香りがして、ツリーを作っている間、何だか神聖な気分になったというか、森林浴でリフレッシュしたような感じになりました。


作品の出来はともかく、ツリーがあるとやっぱりクリスマス度が上がりますね。

作った甲斐がありました ^^

今年のクリスマスリース

クリスマスに飾るものとして、まず思い浮かぶのは何ですか?

今はイルミネーションが主役という印象がありますが、私はやっぱり、クリスマスと言えば ツリーリース

特にリースについては、自分で作るようになってから一層思い入れが強くなりました。

おかげでクリスマスシーズンを迎えると、いつも最初に思うのは「今年のリースのデザインはどうしよう」ということ。

そんなに大したものを作るわけではないのですが、それなりに悩むんです。

一口にクリスマスリースと言っても、そのデザインは本当にさまざまで、街なかのディスプレイや、花屋さんで売っているもの、あるいは玄関ドアに飾られているもの、どれ一つとっても同じものはなく、それらを見ることで自分のリース作りの参考にさせてもらっています。

ただあんまり熱心に見てしまうと、頭が混乱して、かえって悩みの種になってしまうんですけど。


で、結局今年のリースはどうしたかというと、10月の稽古で使った例のオキナワスズメウリを何とか使ってみようと考えて、こんな感じになりました。

オキナワスズメウリはすでにツルについている状態ではないので、直接ワイヤーに刺してつけています。

着色したオーナメントは、ワタカラ、スターアニスメタセコイヤ

土台になっている緑はクジャクヒバです。

稽古で使った枝もので、お花屋さんから「クリスマスに使えるからこれがいいよ」と薦められた花材です。

しっかりクリスマスに使いましたよー ^^


オキナワスズメウリ、土台のグリーンと同じ色なので、あまり存在感無いですね。

本当は赤くなった実も少しあったのですが、熟し切った実はグズグズで、ワイヤーを刺すのには無理がありました。


全体の印象としては、ちょっとキッチリ作りすぎたかな、という感じ。

自宅用なのでもっと遊べばよかった。


オキナワスズメウリの色変化】

ちょうどうまい具合に、中間色のオレンジも揃いました。

最初は教室で「どうしようかな」と迷った花材だったのですが、今にして思うと選んで正解。

こんなに楽しませてもらえるとは思いもせず、今年一番の収穫でした♡

100均で買った器にスーパーの花を活ける

日頃、なにかとお世話になっている100円ショップ。

行くたびに思うのですが、どんどん進化してますよね。

おかげで、ただ買いものするだけでなく、店の中を散策して商品のチェックをするのが楽しみになっています。

そんな中、先日もショップの中を徘徊していたら、50円均一コーナーを発見。

200円商品とかあるのは目にしますが、50円というのは見たことがありませんでした。

セールとか、値下げとか、半額とか、そういう言葉にめっぽう弱い私。

特に欲しいとも思わなかったのに、50円の誘惑に負けました。

調味料入れだそうです。 でも、たぶん本来の目的では使わない。

じゃあ何で買ったかというと、もしかしたら花器の代わりになるかも、と思ったからでした。

そして同じ日に、スーパーで買い物をしていたら、生花コーナーにも「半額」の文字が!

白、ピンク、オレンジのスプレーバラが1本ずつ。

あんまり好きな配色じゃないんだけど、と迷っていたら、パッケージに「まだまだ咲きます!」とわざわざ書いてあって、しかも切り花延命剤までついている。

負けましたー ^^;


そんなこんなで、この2つの買い物で出来上がったアレンジがこちら。

器の模様に合わせてポップな感じにしてみたつもり。

同じ日に買ったからって、何もこの器と花を無理に合わせることはなかったんですけどね。

バラと一緒に入っている葉っぱは、先月の稽古で使ったメラレウカ レッドジェムです。

葉先が赤いのはレッドジェムの特徴で、寒くなるとさらにこの赤みが増すようです。

ハーブの良い香りがする枝ものです。


バラを買った時についでにもう一つ、こちらは半額ではなかったのですが、デンファレも勢いで買ってしまいました。

前にもスーパーで買ったデンファレを活けたことがありました。

その時は真っ白なデンファレでしたが、今回のは花弁の縁にちょっと黄緑が入った白になっています。(写真だと分かりにくい)

花のあいだからツノのように蕾をのぞかせてみました。


今は世の中クリスマス一色で、ちょっと食傷気味。
なので、今回はあえてクリスマスとは関係ない花活けで一息入れてみました。

ヒイラギナンテンのアレンジ2種

前回のグズマニアは、稽古の時には枝ものと一緒に活けていました。

ではその枝ものは何だったかというと、ヒイラギナンテンでした。

ヒイラギナンテンナンテンと同じくメギ科の植物で、葉や実のつき方がナンテンに似ているものの、葉そのものは縁にトゲがあってヒイラギに似ている、ということから、ヒイラギナンテンという名になりました。

そのまんまの名前ですね。

これを家に持ち帰ってから、再びグズマニアと合わせて活けるつもりだったのですが、うまくいかず、とうとうグズマニアは単独で活けることにしたのが前回のアレンジでした。

そうなると残されたヒイラギナンテンは?

実はバケツに突っ込んだまま放置してました。 すまーん ヾ(^-^;)

グズマニアで苦戦を強いられたせいか、どうにもやる気が起きなくて・・・

でも、さすがにこのままゴミ箱行きでは申し訳ないので、何とか器に入れてみました。

ヒイラギナンテンの元の姿は葉が四方に伸びていますが、稽古で半分切り取ってしまったため片側しか葉が残っていません。

葉が無くなった部分にウメモドキの赤い実を足してみました。

ちなみにヒイラギナンテンにも実がなりますが、色はナンテンの赤ではなく、ブルーベリーのような黒紫の実です。


活けているうちに少しやる気が出てきたので、もう一つ、葉っぱで遊んでみました。

もはやヒイラギナンテンだか何だかわかりません ^^

適当に着色したので、色がはみ出したり、ムラがあったりしています 。

クリスマスに使うセイヨウヒイラギ(クリスマスホーリー)とは葉のつき方が違いますが、こうしてみると、クリスマスっぽくなりました。