「蘭」というとちょっと高価なイメージがあるかもしれませんが、デンファレやオンシジュームといった蘭は比較的安価で、稽古花材としてもよく使われます。
そして今回の稽古で、私はこのオンシジュームを選択しました。
実をいうと、私はこの花が苦手で、自分から好んで使ったことがありません。
はっきりした決定的な理由があるわけではないのですが、どんな花材と合わせてもしっくりこないような、つまるところ、どういうふうに活けたらいいのかよくわからない。
今回オンシジュームにしたのは、先に選んだ枝物に合う花が見つからず、消去法でオンシジュームになってしまったという、何とも後ろ向きな理由から。
そんな感じだったので、稽古で仕上がった作品は、やはり・・・(x_x;)
帰ってからもう一度花を眺めてみたのですが、他の花材に合わせられないなら単独で、ということで一種活けにしてみました。
花に限らず、食べ物でも何でも、食わず嫌い的な感じで最初から敬遠していてはいけませんね。
さしたる理由もなく拒絶して、自ら選択肢の幅を狭めてしまうのはすごくもったいない。
分かっているつもりでも、ついついやってしまいます。 反省!
いつの日か、このオンジジュームも大好きな花材となる時が来るかもしれないし (^-^)