気が向いたら花活け

ローコストで無理しない花活けを目指します

カモミールが花盛りでした

先日、いとこの家に遊びに行きました。

昨年、一緒にランチした時、お店にとても素敵なイングリッシュガーデン風の庭があったのですが、「うちの庭もこんな感じ」といとこが言うので、「じゃあ今度見に行くわ ♪」と私が言って、早や1年。

私にはよくある話ですが、そのうち、なんて思っているとズルズル月日が経って、ちっとも事が進まない。

今回、先方から「遊びに来ない?」とお誘いがあって、ようやく訪問することとなりました。

「庭を見るなら、桜の時に来ればよかったのに」と言われてしまいましたが、行ってみたら、カモミールが一面に咲いていて、ちょっと感動モノでした。

写し方が上手くなくて、美しさがあまり伝わってないかもしれません。

こんなのもありました。

何の花だかわからない、とのことでしたが、多分、シャスターデージーでは?
私も詳しくないので、ちょっと怪しい。

こうして写真に撮ってみると、少しターシャの庭っぽいような?

他にも数えきれないほど色々な植物がありました。

いとこは、草取りが大変だからもう庭なんかいらない、と言っていましたが、極小ベランダしかない私からしたら、宝の山に見えました。

カモミールを分けてもらったので、レタスと一緒に盛ってみました。

何か変。

カモミールはジャーマン種とローマン種がありますが、ハーブティーや入浴剤として親しまれているのはジャーマン種の方。

今回のカモミールもジャーマン種です。

中心部分の黄色い管状花は満開になるとどんどん盛り上がり、逆に周りの白い舌状花は反り返っていきます。

ロケットが飛び立つみたいで、見ていると面白い。

考えてみると、カモミールは薬草として使うイメージが強くて、こうして花としてじっくり鑑賞したことがなかったように思います。

勉強になりました (^_^)

花に見えないけど花です ☆ モルセラ

先月の記事でちょっと登場したモルセラ。
パッと見、花なのか何なのか考えてしまう植物ですが、草花です。

過去記事で何度も登場したデルフィニウムと同じパターンで、カップ状のグリーンの部分はガクで、その中心にポチッと白い花が咲きます。

今回はカーネーションと一緒に活けてみました。

モルセラは、いわゆる“花”のあでやかさはないし、立ち位置が良くわからない植物ですが、私は結構好きです。

グリーンのガクには白い葉脈がくっきり見えて、不思議な魅力となっています。
そのユニークな形態から、色々な使い方ができそうな、可能性を秘めた花材ではないかと思います。

ちなみに、生の状態でも既にカサカサした触感ですが、やはりドライフラワーになります。

でも私はドライにしません。
なぜかというと…もうこれ以上溜め込みたくない!

今年のビオラももう終わり

5月に入って夏のように暑くなり、さすがにベランダのビオラも限界になったようです。

花はまだそれほど小さくならずに咲いているものの、徒長した茎がヨロヨロして、ちょっと風が吹くとドミノ倒しになってしまう状態。

花がら摘みはまめにやっていましたが、切り戻しはあまりしなかったので、ひょろひょろ感が目立ってしまいました。

というわけで、いよいよビオラとサヨナラすることにしました。

切り取って葉を整理してみたら、間延びした茎の形が面白かったので、あえて透明の器に入れてみました。

飾る花が無い時に何度もお世話になったビオラ

感謝の意を込めてリボンをつけさせていただきました。(かえって邪魔か?リボン)

昨年から半年間、本当によく頑張ってくれました。

お疲れ様でした♡

大好きな八重桜を活けました

ソメイヨシノの花が終わって半月ほど経つと、八重桜が見ごろになりますね。

うちの稽古場にも4月に入ってから、八重桜がお目見えしました。

ソメイヨシノの時は皆であんなに大騒ぎして花見をするのに、八重桜があまり話題に上らないのはなんだかなー、と個人的に思っています。

満開時のソメイヨシノはもちろん美しくて好きですが、八重桜にはそれとは違う大きな魅力を感じていて、特に花材として部屋に飾るとなると、私は絶対、八重桜。

フワフワした八重の花弁といい、その花たちが舞妓さんの花かんざしのように丸く固まってついている姿といい、可愛さ満開です。

さらには、ボリュームのある花の固まりが枝の先端についていることで、非常にインパクトがあり、枝の線もすっきり見えて、一枝あるだけで様になるのも魅力的。

とても活けやすくて、ありがたーい花材で、私の中では好きな花材のベスト3に確実に入ります。(あとの2つは何だっけ?)

思い切り「和」の雰囲気で、いけばならしく活けてみました。

八重桜とはもちろん品種の名前ではなく、八重咲きの桜の総称ですが、「今回の桜は何桜ですか?」とお花屋さんに聞いたところ、「八重桜ということしかわからない」との返事。

他の桜は、彼岸桜、河津桜など、品種を明記して売っているのに、八重桜は、そういう扱いではないってこと?

無料花材 ☆ ナズナ

前回登場したナズナ

私にとっては、ナズナという名前より、ぺんぺん草の方がなじみがあるのですが、先日、近所を散策していたら、いたるところで、このナズナが幅を利かしていました。

誰も取ろうとしないんですねー。

全く放置されて伸び放題のようなので、遠慮なく道端のナズナをいただいてきました。

手持ちの花が無かったので、ベランダのビオラが再び助っ人に。

3分間アレンジ完成。

やる気のなさが表れていますね。

新入社員でもないのに、4月はなんだか疲れます。

季節の変わり目だからでしょうか? 寄る年波には勝てない (ノ_-;)

それに引き換えナズナの元気なこと!
刈り取ってから数日経っているのですが、全然衰える気配がありません。

恐るべし! ナズナ

同じ花材をイメージチェンジ

前回使ったデルフィニウムとアリウムがまだ元気なので、違う形に仕立て直してみました。

またいい加減なものを作ってしまいました。

デルフィニウムもアリウムも、1つ1つの花がとても綺麗なので、花をばらして使ってみたくなり、結果、こうなりました。

アリウムの球形を形作っているのは、直径1cmほどの六角形の花で、それは金平糖のような、なんとも可愛らしい花です。

デルフィニウムは、花色がブルー系の濃淡など何色かあるということを前回書きましたが、実はブルーの部分は花弁ではなくガクで、花は中心の小さな白い部分になるそうです。

アジサイと同じですね。

なので正確に言うと、デルフィニウムの花色は、白一色ということでしょうか。
まあ、活けるときには、別にガクだろうが何だろうが問題ないですけど。

なお仕切りに使った植物は、見ての通り、ナズナです。

今回のアレンジは上から見るしかないので、飾る場所に難ありですが、とりあえずお試しということで。

ブルーのコラボ ☆ デルフィニウムとアリウム

一気に暖かく、というより暑くなりました。
そして気が付いたら、ブログを始めてひと月過ぎていました。

何せ初めてのことなので、いまだにシステムも良くわからず、右往左往している有様です。

そんな私のブログをご訪問下さった方々、本当にありがとうございます。
そして、私の記事に☆を付けていただいた皆様には、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。

これからもどうぞよろしくお願い致します。

さて、今回私が選んだ稽古花材は、デルフィニウムとアリウムです。

教室に行って、パッと目に入ったのが、デルフィニウム
花穂部分だけで40~50cmあって存在感がある、というのも一つの理由ですが、何とい っても目を引くのはそのブルーの美しさです。

デルフィニウムはブルーの濃淡、淡いピンクや白などの花色があるのですが、私はもともと 今回のブルーがとても好きだったので、迷わずこれを選択しました。

合わせる花材は同じブルー系で試してみようと思い、アリウムに決定。

アリウムは形を見て気が付く方も多いと思いますが、ネギ科の植物です。
要するにネギ坊主。

でもお花として扱うと綺麗だし、コロンと丸い形がかわいいですよね。

2つの花材を合わせてみました。

ブルー同士でメリハリのないアレンジになってしまわないかと心配したのですが、活けてみ ると、思ったよりブルーの濃淡がはっきり出て、良かったように思います(自画自賛)。

それにしてもアリウムはやっぱりネギ臭い!

帰りの電車の中でも鼻について、これはマズイ (-_-;) と思いました。

同じ電車に乗り合わせて「なんか臭いぞ」と思った方、申し訳ありません、それは私でした。