気が向いたら花活け

ローコストで無理しない花活けを目指します

可愛い雑草 ☆ エノコログサ

雑草と呼ばれる植物の中には、ちょっと部屋に飾ってみたいな、と思うものがいくつかあります。

春だとナズナ
活けたものを、以前ブログに載せました。

そして夏から秋にかけてはエノコログサ

7月に入るとそこかしこで、淡い緑の穂を付けたエノコログサを見かけると思います。

私の中では、ドクダミの花が終わったら次はエノコログサかな、と心待ちにしているところがあって、早速、近所の空き地からいただいてきました。

てまり草とスプレーバラを合わせてみました。

ドクダミはその驚異の繁殖力から雑草扱いされているだけで、必ずしも雑草とは言えないと思うのですが、エノコログサはやっぱり雑草かなー (^^;)

そしてその繁殖力は、ドクダミに負けていません。

ドクダミは地下茎で繁殖しますが、エノコログサは種子で繁殖するので、小回りが利くというか、えっ、こんなところにも? という場所から生えたりします。

ちょっとした隙間も逃さないっていう感じ。

大したものだと感心してしまいます。

エノコログサに迷惑している人も沢山いらっしゃるでしょうが、私にとっては、ただで手に入るし、飾り映えするし、言うことない植物です (^^)

緑の濃い季節になりました

毎日暑くて嫌になりますね。

日中外出する時は、日傘をさしていても日陰を探して歩いてしまいます。

どうやら誰しも考えることは同じらしく、先日、駅まで歩いていく道で、私を含めてわずかな日陰を求めている人たちが連なって、まるで蟻の行列みたいになっていました。

本当に、今ほど木陰の有難さを実感する時はありません。

そういえば、ついこの間まで明るい緑だった木々の葉が、いつの間にかしっかりとした濃い緑になりました。

いけばなの教室でも、春先に花をつけていた花木類が、今は緑の葉を活ける花材として並んでいます。

今回はその中から、ソケイを選んでみました。

ソケイはジャスミンの仲間ですが、枝物花材としては、春に黄色の花をつけるキソケイが出回っています。

白のスプレーバラと一緒に、ガラスの水盤に活けてみました。

暑い時に緑を活けるのって、涼しさを感じられて、結構すっきりした気分になります。

気の持ちようでしょうか。

何とか厳しい暑さを乗り切れるよう、いろいろ工夫していきたいと思います。 ふぅ (´Д`;)

落ちた花弁にも頑張ってもらう

しつこく、芍薬の続きです。

大輪の芍薬5本分の花弁が全部落ちたら、どうなるか。

見事な花のじゅうたん! 綺麗 !!

ではあるけれど・・・どうするの、これ?

薔薇のようにしっかりとした花弁と違って、芍薬のひらひらした花弁はどう見てもすぐにへたりそう。
というか、落ちた時点でかなりへたっているし。

うちでは滅多に見られない美しい光景ではありましたが、早々に諦めることにして、ゴミ箱行きの前にちょっと遊んでみました。

未練がましく引っ張って、何とかさらに2日ほど鑑賞できました。

あまりに短い花の命でしたが、一時的にせよ、家中が華やかになったので、まあ良しとしますか。

花が散る前にもう一品

前回の残りの芍薬が散る前に、続けてもう一つ仕上げてみました。

これは前回と同じ日に活けたものなのですが、ちょっと急いで活けた感が出てますね。

でも急いで正解でした。
翌日早くも花弁が落ち始め、さらにその次の日に、見事に全滅。

結局、綺麗に咲いた状態としては2日しか持ちませんでした。

花持ちはしなくても、安くたくさん買えるのが良いか、高くて本数買えなくても長く楽しめるのが良いか。

さあ、どっち?

開き切った芍薬は何日持つ?

先日行ったお稽古で、ボリュームたっぷりの芍薬の束がありました。

基本的にいけばなの教室は枝物が主役のため、フラワーデザインの教室に比べると草花類は種類が少なく、並んでいる花自体もだいぶ趣が違うので、華やかさに欠けるというか、すごーく渋いです。

なので、明るい花が沢山あると何だか妙に嬉しくなってしまい、今回も当然のようにこの芍薬に惹きつけられてしまいました。

束を広げてみたら、満開の芍薬が5本も入っていました。

花の直径が15cmほどでしょうか。
5本集まると、重いのなんのって。

枝物としてホザキナナカマド(穂咲き七竈)を選んでみました。

オーソドックスな感じで活けてみました。

お稽古仲間とも、何で5本も入ってるの? と言っていたのですが、結局、咲き切っているから安くしたんじゃないか、という結論に。

確かに活けてる最中にもどんどん花が開き切って、外側の花弁は反り返った状態になりました。

今にもバラバラッといきそうな・・・果たして何日持つのでしょうか。

残りの芍薬も、急いで何とかしなくては。

同じ花材の別バージョン

前回使ったブルーベリーとアルストロメリアが余っていたので、別の形にしてみました。

床に置いていますが、一応テーブル花のつもりで作っています。

ふと思ったのですが、このブルーベリーはこのまま挿し木できるのでしょうか?

ヤナギ系の花材だと、水につけておくだけであっという間に根が出てきて、いつでも植えていただいて結構です! という感じになりますが、ブルーベリーはどうなんでしょう。

まあ、挿し木ができたとしても、うちの極小ベランダでは育てようがないですけど (^^;)

青い実のブルーベリーとツートンカラーのアルストロメリア

先日、ururundoさんがご自宅のブルーベリーについてお話しされていましたが、うちの稽古場にも青い実を付けたブルーベリーがやってきました。

奥手のブルーベリー - ururundoの雑記帳

以前住んでいたところの近所に小さなフレンチレストランがあって、そこの店先にブルーベリーの木があったのですが、それがとてもそのお店を引き立てているように見えて、以来、庭木にブルーベリーがあったらいいな、と思うようになりました。

残念ながら、うちには庭が無いのですが・・・

ブルーベリーは花材としても登場することがよくありますが、私は今まで使ったことがありませんでした。

となれば、これにするしかないでしょう、ということで、今回はブルーベリーに挑戦しました。

変わった色合いのアルストロメリアがあったので、合わせてみました。

葉を取ってしまったので、庭木のブルーベリーの面影が皆無 (^^;)

熟したブルーベリーも良いですが、青い実も涼しげで魅力的ですね。

梅雨時のモヤっとした気分を爽やかにしてくれる気がします。

ところで、このアルストロメリアは、普段見るものとはかなり印象が違います。

白い花弁の先だけ赤、というツートンカラーも珍しいですが、アルストロメリアの特徴である筋状の斑点がこの花弁にはありません。

また新しい品種に出会いました。

アルストロメリアも日々、進化しているのですね。