気が向いたら花活け

ローコストで無理しない花活けを目指します

今年のビオラももう終わり

5月に入って夏のように暑くなり、さすがにベランダのビオラも限界になったようです。

花はまだそれほど小さくならずに咲いているものの、徒長した茎がヨロヨロして、ちょっと風が吹くとドミノ倒しになってしまう状態。

花がら摘みはまめにやっていましたが、切り戻しはあまりしなかったので、ひょろひょろ感が目立ってしまいました。

というわけで、いよいよビオラとサヨナラすることにしました。

切り取って葉を整理してみたら、間延びした茎の形が面白かったので、あえて透明の器に入れてみました。

飾る花が無い時に何度もお世話になったビオラ

感謝の意を込めてリボンをつけさせていただきました。(かえって邪魔か?リボン)

昨年から半年間、本当によく頑張ってくれました。

お疲れ様でした♡

大好きな八重桜を活けました

ソメイヨシノの花が終わって半月ほど経つと、八重桜が見ごろになりますね。

うちの稽古場にも4月に入ってから、八重桜がお目見えしました。

ソメイヨシノの時は皆であんなに大騒ぎして花見をするのに、八重桜があまり話題に上らないのはなんだかなー、と個人的に思っています。

満開時のソメイヨシノはもちろん美しくて好きですが、八重桜にはそれとは違う大きな魅力を感じていて、特に花材として部屋に飾るとなると、私は絶対、八重桜。

フワフワした八重の花弁といい、その花たちが舞妓さんの花かんざしのように丸く固まってついている姿といい、可愛さ満開です。

さらには、ボリュームのある花の固まりが枝の先端についていることで、非常にインパクトがあり、枝の線もすっきり見えて、一枝あるだけで様になるのも魅力的。

とても活けやすくて、ありがたーい花材で、私の中では好きな花材のベスト3に確実に入ります。(あとの2つは何だっけ?)

思い切り「和」の雰囲気で、いけばならしく活けてみました。

八重桜とはもちろん品種の名前ではなく、八重咲きの桜の総称ですが、「今回の桜は何桜ですか?」とお花屋さんに聞いたところ、「八重桜ということしかわからない」との返事。

他の桜は、彼岸桜、河津桜など、品種を明記して売っているのに、八重桜は、そういう扱いではないってこと?

無料花材 ☆ ナズナ

前回登場したナズナ

私にとっては、ナズナという名前より、ぺんぺん草の方がなじみがあるのですが、先日、近所を散策していたら、いたるところで、このナズナが幅を利かしていました。

誰も取ろうとしないんですねー。

全く放置されて伸び放題のようなので、遠慮なく道端のナズナをいただいてきました。

手持ちの花が無かったので、ベランダのビオラが再び助っ人に。

3分間アレンジ完成。

やる気のなさが表れていますね。

新入社員でもないのに、4月はなんだか疲れます。

季節の変わり目だからでしょうか? 寄る年波には勝てない (ノ_-;)

それに引き換えナズナの元気なこと!
刈り取ってから数日経っているのですが、全然衰える気配がありません。

恐るべし! ナズナ

同じ花材をイメージチェンジ

前回使ったデルフィニウムとアリウムがまだ元気なので、違う形に仕立て直してみました。

またいい加減なものを作ってしまいました。

デルフィニウムもアリウムも、1つ1つの花がとても綺麗なので、花をばらして使ってみたくなり、結果、こうなりました。

アリウムの球形を形作っているのは、直径1cmほどの六角形の花で、それは金平糖のような、なんとも可愛らしい花です。

デルフィニウムは、花色がブルー系の濃淡など何色かあるということを前回書きましたが、実はブルーの部分は花弁ではなくガクで、花は中心の小さな白い部分になるそうです。

アジサイと同じですね。

なので正確に言うと、デルフィニウムの花色は、白一色ということでしょうか。
まあ、活けるときには、別にガクだろうが何だろうが問題ないですけど。

なお仕切りに使った植物は、見ての通り、ナズナです。

今回のアレンジは上から見るしかないので、飾る場所に難ありですが、とりあえずお試しということで。

ブルーのコラボ ☆ デルフィニウムとアリウム

一気に暖かく、というより暑くなりました。
そして気が付いたら、ブログを始めてひと月過ぎていました。

何せ初めてのことなので、いまだにシステムも良くわからず、右往左往している有様です。

そんな私のブログをご訪問下さった方々、本当にありがとうございます。
そして、私の記事に☆を付けていただいた皆様には、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。

これからもどうぞよろしくお願い致します。

さて、今回私が選んだ稽古花材は、デルフィニウムとアリウムです。

教室に行って、パッと目に入ったのが、デルフィニウム
花穂部分だけで40~50cmあって存在感がある、というのも一つの理由ですが、何とい っても目を引くのはそのブルーの美しさです。

デルフィニウムはブルーの濃淡、淡いピンクや白などの花色があるのですが、私はもともと 今回のブルーがとても好きだったので、迷わずこれを選択しました。

合わせる花材は同じブルー系で試してみようと思い、アリウムに決定。

アリウムは形を見て気が付く方も多いと思いますが、ネギ科の植物です。
要するにネギ坊主。

でもお花として扱うと綺麗だし、コロンと丸い形がかわいいですよね。

2つの花材を合わせてみました。

ブルー同士でメリハリのないアレンジになってしまわないかと心配したのですが、活けてみ ると、思ったよりブルーの濃淡がはっきり出て、良かったように思います(自画自賛)。

それにしてもアリウムはやっぱりネギ臭い!

帰りの電車の中でも鼻について、これはマズイ (-_-;) と思いました。

同じ電車に乗り合わせて「なんか臭いぞ」と思った方、申し訳ありません、それは私でした。

とっても疲れました

大事な大事な休日を、何を間違えたのか、ボランティアの仕事に費やしてしまいました。

軽い気持ちで行ったのですが、甘かったです。

すっかり疲労困憊して、翌日はほとんど使い物になりませんでした。

二日たって少し回復してきたので、花でも活けて気分を上げようと思ったら、そもそも花材が無かったことが判明。

もう踏んだり蹴ったり、弱り目に祟り目 (T_T)

それでも何とか花材をかき集めて、一品作ってみました。

ベランダのアイビーとビオラに協力してもらいました。

使用した枝は、1月の稽古で使ったヒュウガミズキの残りです。
貧乏性もたまには役に立つ。

いい加減なアレンジですが、まあ、無いよりはましということで。

整理整頓していたら、正月の松が出てきたという話

飾り終わった花材で、捨てずにドライになったものがいくつかあります。

正確に言うと、あえてドライにしたのではなく、放置してたらドライになってしまったというパターンなのですが。

そのうち何かに使おう、というエコ精神(私の場合は貧乏性ともいう)でとっておいたものの、さすがに邪魔になってきたので、ようやく片付けに着手することにしました。

山になった枯れ枝を整理していると、その下に、何やら紙に包まれたものが…

何だっけ? 思い出せないまま開いてみると、そこにあったのは、正月に使った大王松の葉でした。

すっかり忘れていました。
ここにいたんですねー。

これも何かに使おうと思っていたわけで、さて、見つけてしまったからには何か作ってみるしかない。

謎の物体、完成。

この枯れ松葉を見ていて、むかし聞いたある話を思い出しました。

それは小さいワンコを飼っていたお宅の話。

ある暑い夏の日、ワンコの椅子に敷いていた毛布を洗おうと、その家のお母さんが、

「さあ、ルルちゃん(犬の名前は忘れたので、仮にルルとする)、きれいにしてあげましょうね ♪ 」

と言って毛布をどけると、そこから出てきたのは、なんと正月のお餅。

この話を、
「どれだけ掃除していないんだ!」
と思うか、
「犬って自分で隠しておいて忘れるんだよね♡」
と思うか、
判断の分かれるところですが、私は後者の方で、話を聞いたときは単純に大笑いしてしまいました。

だけど、犬のことは笑えませんね。
溜め込んで忘れる生活、改めないと。