飾り終わった花材で、捨てずにドライになったものがいくつかあります。
正確に言うと、あえてドライにしたのではなく、放置してたらドライになってしまったというパターンなのですが。
そのうち何かに使おう、というエコ精神(私の場合は貧乏性ともいう)でとっておいたものの、さすがに邪魔になってきたので、ようやく片付けに着手することにしました。
山になった枯れ枝を整理していると、その下に、何やら紙に包まれたものが…
何だっけ? 思い出せないまま開いてみると、そこにあったのは、正月に使った大王松の葉でした。
すっかり忘れていました。
ここにいたんですねー。
これも何かに使おうと思っていたわけで、さて、見つけてしまったからには何か作ってみるしかない。
謎の物体、完成。
この枯れ松葉を見ていて、むかし聞いたある話を思い出しました。
それは小さいワンコを飼っていたお宅の話。
ある暑い夏の日、ワンコの椅子に敷いていた毛布を洗おうと、その家のお母さんが、
「さあ、ルルちゃん(犬の名前は忘れたので、仮にルルとする)、きれいにしてあげましょうね ♪ 」
と言って毛布をどけると、そこから出てきたのは、なんと正月のお餅。
この話を、
「どれだけ掃除していないんだ!」
と思うか、
「犬って自分で隠しておいて忘れるんだよね♡」
と思うか、
判断の分かれるところですが、私は後者の方で、話を聞いたときは単純に大笑いしてしまいました。
だけど、犬のことは笑えませんね。
溜め込んで忘れる生活、改めないと。