気が向いたら花活け

ローコストで無理しない花活けを目指します

花は高くて買えない、と思った時に、お助け無料花材☆ムラサキハナナ

去年の今頃、実家を訪ねてみると、裏庭一面がムラサキハナナの花畑になっていました。

ムラサキハナナ、別名ショカツサイ、ハナダイコンオオアラセイトウ、とも呼ばれますが、よく空き地や道端などで、きれいな紫色の花を咲かせているのを見かけますね。

元々は輸入されて栽培されていたものだそうですが、いまや野生化していますよね。
正直、雑草だと思っていました。

いうまでもなく、実家ではムラサキハナナを植えて育てていたわけではなく、つまりは全然手入れしていない、ほったらかしの庭だったということで…お恥ずかしい。

このムラサキハナナ、群生すると、とっても美しいです。

これ、飾ったら結構いけるんじゃないか。
常々、花は高くてなかなか買う気になれないと思っていた私には、この花畑は天の助けでした。

いくらでも持っていっていいと言うので、せっせと刈り取って持ち帰り、早速飾ることに。

器に入れてみたら、結構豪華になりました。

ただで、こんなにたくさん花を活けられるなんて、たまりませんワ~

これに味を占めて、今年も収穫を ♪ と、先日実家に行ってみると、
アレ? 見当たらない…
かろうじて、隅の方に小さなムラサキハナナが数本生えているだけ。

どうしたわけか、今年は心を入れ替えて、雑草駆除に励んだらしく、やけにスッキリした庭になっていました。

ちゃんと言っておけばよかった。

ムラサキハナナは雑草じゃないんだってば !

草間彌生展に行ってきました!

現在、国立新美術館で開催中の「草間彌生 わが永遠の魂」展に行ってまいりました。

一応、春休み前(大学生は関係ないけど)で、連休前の平日であれば、そこそこ混雑回避の狙い目ではないかと推測して、いざ美術館へ。

美術館に着いたのが、午後3時半近く。
乃木坂駅側のチケット売り場は、20~30人程度の列でした。
私は前売り券を持っていたので、そのまま会場入り口へ。

事前情報によると、会場へは待たずに入れるけれど、グッズを買うのは平日でも大変、ということでしたが、実際その通りでしたね。

中へ入ると、非常に広い展示室の壁面全部に、2009年から制作が続いている「わが永遠の魂」シリーズが展示されていました。

なんと132点あるそうです。

会場中央スペースには、花の彫刻が7点。

室内展示で撮影OKなのはこの部屋だけなので、皆さん撮影に余念がないという感じでした。
 ※携帯電話での撮影のみOK。カメラの使用はNG。

そういう私も、テンションあがって撮りまくり。

ですけど、何せ132点+7点ですからね~ 限度がありますワ。
鑑賞するのも、1点ずつ丹念に観ていたら、時間がいくらあっても足りないです。

次の展示室へ移ると、そこからは撮影不可。
渡米前の初期作品から、ニューヨーク時代、帰国後の作品、と続いていきます。

撮影できないことで、かえってじっくり鑑賞できてよかったのかもしれません。

話題の「無限の鏡の間」も、美しく幻想的で、不思議な空間を体験することができました。

会場の外に出ると、観客が自由に水玉シールを貼れる「オブリタレーションルーム」があり、

野外には、水玉にドレスアップした樹木と、

水玉柄の巨大かぼちゃが…

感想を話し出すときりがないのですが、一言で言うと、濃密な草間彌生さんの世界にただただ圧倒され、驚嘆し、観に行った甲斐がありました!

通常、展覧会の前売り券を買うことはまず無い私ですが、今回は思わず買ってしまいました。
その期待を裏切らない、見ごたえのある展覧会だったと思います。

ちなみに当日のグッズ売り場のレジ待ち時間は40分で、折角なので、頑張って並びました。

観覧自体は、1時間15分程でしたが、結局、美術館を後にしたのは5時半過ぎとなりました。

グッズも買えて、充実の一日でした。 感謝!

ラナンキュラスの変わり種☆レイネッテグリーン

先日お稽古に行ったとき、今まで見たことのないラナンキュラスに遭遇しました。

一般的にラナンキュラスというと、薄紙のような花びらが中心から幾重にも重なっているのが特徴ですが、稽古場に並んでいたのは、なんと花の中心から葉っぱが出ているラナンキュラス

何、これ、ありえない!

調べてみると、「レイネッテグリーン」という品種で、10年ほど前にはすでに登場していたようです。

そういえば以前、これと似たような感じの薔薇があって、お稽古で使いました。
それは薔薇の花の中心から、さらに薔薇が出てきて咲くという(なに言ってんだかわからない?)もので、「エキサイティングメイアン」という品種でした。

どちらも普通の花屋さんの店先では、まずお目にかかりませんよね。

このラナンキュラス、あまり美しいとは思えなかったのですが(生産者の方、ごめんなさい)、もの珍しさの誘惑に負けて、手に取ってしまいました。

家に持って帰った翌日、何と合わせようかと考えながら、まずはそのインパクトに敬意を表して、単独で活けてみました。

器に入れてみて分かったのは、思った以上に頭が重いということ。
丈が長いままだと、しっかり水揚げしても、遠からず花首が折れそうな予感がありあり。

で、即座に短くカット。

冷蔵庫にあったワサビ菜とコラボしてみました。
違和感無し!

どうしたものか、アイビー、増殖が止まらない

7、8年前に、ベランダの寄せ植えに使おうと思って、アイビーの苗を買いました。
どうせすぐ伸びるだろう、と見越して、10cmほどのツルが2本しかない小さな苗を1つだけ購入。

結果、私の見込み通り、すくすく成長し立派なアイビーになりました。
と、そこまではよかったのですが、伸びすぎたツルをカットして土に挿すとそれがまた成長して、の繰り返しで、狭いベランダがアイビーだらけになってしまいました。

そんなに増えたら困るのよ。
だったら、挿し木なんかしなきゃいい、わけですが、せっかく綺麗に伸びたツルをそのまま切って捨てるのはどうにも忍びなく…

本当はとってもありがたい植物なんですよね。
丈夫で、環境適応力が高く、病虫害の心配もなければ、挿し木も簡単、なにより用途が広い。

ビンに入れて、部屋に飾っているものもありますが、これまたすぐに根が出たりして、驚異の繁殖力!

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ビンに入れてからも着実に成長しています。

ちなみに、中心部分にある赤い実は正月花に使ったもので、もう実が限界にきているので処分しようと思ったのですが、なんと葉っぱが出てきているのを発見。

判別しにくいですかね 。 ほかにも葉が出ている枝があります。

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やわらかな新緑を見てしまうと、これも何だか捨てがたく…ハァ

冬の寒さはつらいけど、花は長持ちして家計にやさしい

3月かぁ。もう春ですね。
やっと暖かくなると思うと嬉しい限り。
2月は寒くて、お花のお稽古サボってしまいました。というか、行かないですむ理由をいつも探しているのですが。

お花を始めたのは学生時代の部活動から。
特に興味があったわけではなく、何もやっていない私を見た母親から、「ブラブラしてるなら、お花でも習ったらどうなのよっ!」と言われたのがきっかけでした。

それから長い長ーい月日が経って今日に至ります。
サボり魔で、ブランクだらけのいけばな歴ですが、完全にやめることなく続けてこれたのは、実に不思議。

話はそれましたが、先月サボった結果、部屋に飾るお花は1月の稽古花で何とかつないでおりました。

だけど寒いおかげで、花材の持ちが良くて助かったんですよね。
例えば1月に使ったグロリオーサ。
草花系は夏場だと数日持てば良い方かと思いますが、2週間後でも頑張ってくれました。

こんな感じ。

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いわゆるグロリオーサの花色と違う?
新色ではありません。
実はこれは全部、入手した時にはまだ咲いていませんでした。
そのとき開花していたものはさすがにちょっと黒ずんできたので廃棄。

咲かずにダメになるかも、という予想を裏切ってちゃんと咲いてくれたので、何だか得した気分でした。
ただ最初から咲いていたものに比べると色は薄いし、茎の部分も弱かったですね。

とりあえず初めまして

はじめまして、アコです。

長年ダラダラとお花を習ってきました。

そんな私が、部屋に花を飾ることについてブログを始めてみようと思ったのが、昨年のこと。

なんだかんだグダグダしていて、気が付いたら年越してるし、と、そうこうするうちにもう3月になってしまいました。

ここにきてようやく重い腰を上げてみたものの、ブログ初体験の私にはブログの設定やら何やらさっぱりわからず、ここまでたどり着くのにも一苦労。
いろいろ学びながら、ボチボチやっていこうと思います。
どうぞよろしく!