前回記事の時は梅雨の真っただ中で、まだまだ先は長いと思っていたのに、異例の早さであっけなく関東甲信地方の梅雨が明けてしまいました。
何だか拍子抜け(◎_◎) 世の中何が起こるか分かりませんね。
そして梅雨が開けたら早速暑い!
ジメジメも嫌だけど、暑いのも耐えられない(;≧皿≦)
いずれにしても文句タラタラです。
こうなると花活けも今度こそ爽やか系で行きたい~
と思って活けてみたのですが、どうですかねー
あんまり爽やかとは関係なかったかも。
使った花材は、枝ものがトサミズキ、花はウイキョウとガーベラです。
香料や生薬として古くから利用されており、いけばなでも花材としてよく使われています。
茎の線や花のつき方が独特で面白い素材なのですが、今回のウイキョウは初めから水が下がっていて、色々頑張ってみたものの結局回復しませんでした。
茎が長いままだと萎れた姿がいかにもみすぼらしいので短くカットするしか道はなく、それでも器の縁から思いっきり花がうなだれてしまいました (ノω・、)
トサミズキは、枝が柔らかくて矯めが効く枝ものです。
扱いやすさに加えて丸い葉と薄黄色の花も魅力的で、私の中ではかなりポイントの高い花材。
花の時期はもう終わっているので、今は葉を楽しむ花材ですね。
と、それなのにこのアレンジの枝にはほとんど葉が無い..
本当はこんな感じの葉でした。(だいぶ葉の表面が傷ついていますが)
葉が無くなってしまった大きな原因は使った器にあります。
ブログにもたびたび登場するこの器は色がとても気に入って購入したものなのですが、いかんせん、器の口が狭いため思ったより花は入れられません。
ツル首型の花瓶はそもそも一輪挿し向きのものです。
でもこの器は比較的ボリュームがあるので、自分としては花一輪用とは考えていませんでした。
なのでついつい沢山入れたくなる、でも入らない、の繰り返しで、色がお気に入りではありながら、最も手こずる花器になっています。
今回はウイキョウがこの器に合っていると思って選択したのですが、枝ものがあるのだからやめておけば良かった。
器と花とのバランスを考えた結果、最終的に枝はこんな感じになってしまいました。
トサミズキさん、ごめんなさい。
次回出会った時にはもっとうまく活けられるように努めますので ヾ(^-^;)