気が向いたら花活け

ローコストで無理しない花活けを目指します

梅雨時の花活け

季節柄しょうがないことですが、うっとうしい日々が続いて妙に疲れます。

晴れたと思ったら、極端に蒸し暑かったりするし。

天気予報によるとこれからムシムシした夏日がしばらく続くとか..もう勘弁してほしいです (>ω<)

よく梅雨時に頭痛がひどくなる人がいますが、私の場合はどうしようもない倦怠感が悩みの種。

この季節に体調良好な人なんているのかしら、と思ってしまいます。


とにかくこの不快感を何とかしたい。

そんな時、花や緑の力って結構大きいと私は思っていて、例えばアジサイスイレンなどを見ると重だるい気分がスッキリ一新されるような気がします。

各地のアジサイの名所を訪れている人たちもそんなリフレッシュ効果を感じているのではないでしょうか。


となると花活けにも当然アジサイを・・・

と思いきや、今回の稽古花材はそれとは全く違うものでした。

だったら何でアジサイの話を振ったのか?自分でも訳わかりませんが、その日の稽古は個人的にテーマがあって、葉ものを使った作品を制作することになっていました。

そして選んだのがモンステラ

稽古の時にちょっと葉を傷つけてしまいました。

人気の観葉植物なので、家で育てている方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。

葉の形が個性的で、プリント柄とかアート作品などにもよく使われていますが、花活けでも定番の葉もの花材となっています。


そんなモンステラに黄色のガーベラを合わせてみました。

モンステラを丸めたりなどして、葉の表と裏の対比を楽しめるようにしました。

この写真だとあまり対比が目立たないかもしれませんが。

ガーベラも品種改良が進んで、今は色も単色ばかりでなく2色咲きのものも多く店頭で見かけるようになりました。

でも今回はモンステラが非常に印象の強い花材なので、それに負けないようにガーベラもくっきりと目立つ黄色一色にしてみました。

モンステラの持っている南国のイメージに単純な色と形のガーベラが加わることによって、トロピカルさが一層増したアレンジになったかと思います。

他にも南国っぽい花材を足していけば、それはそれでにぎやかで楽しいものになりそうです。


梅雨時には花活けも爽やかなものが欲しいところですが、一方でこういうはっきりした強い印象のものを飾るのもどんよりした空気を一掃するのに効果的ではないでしょうか。

なーんて、別にモンステラを選んだのは梅雨対策のためじゃないし、ちょっと後付けの理由なのがバレてますね。

でもトロピカルなものが元気を運んでくれると思ったのはホント。

結果的にこの季節に合ってたんじゃないかと ☆^▽^☆


トロピカルなんて言っていたら、何だかもう真夏の気分になってきました。

今年の夏は暑いんでしょうか。

冷夏も良くないけど、暑けりゃ暑いで困るんですよねー (。•́︿•̀。)