先日、近所の生花店でセッカヤナギ(石化柳)を見かけて、久しぶりに活けてみようと思いました。
「石化」とは植物の奇形の一種で、葉や茎、枝などが帯状に扁平となることをいいます。
この写真でいうと、扁平の枝から普通のヤナギの丸い枝がひと巻きして横に伸びて、さらにその先端がペタッと扁平になっています(分かりづらい💦)。
石化は多くの植物で見られる現象だそうですが、石化した植物でほかに生け花の花材となるものにセッカエニシダがあります。
そのセッカエニシダがちょうど同じ店内にあったので、「石化」つながりで買ってみました。
一本の枝に石化したくねくねの茎と、細くてまっすぐな本来のエニシダの茎がついています。
この個性的な2つの花材にはスプレーマムを合わせました。
並べてみると仏壇の花っぽく見える?😅
セッカヤナギもセッカエニシダも、生け花ではポピュラーな花材です。
うねりのある姿に面白みがある素材ですが、その形にはかなり個体差があって、特にセッカヤナギは本当に千差万別。
過去の作品で使ったセッカヤナギでは今回とまた違った枝の表情が見られます。
自然のものなので、その時にどんな枝に出会えるか分からない🤔
そこが楽しいと思う花材ですね😊