秋の花材として実ものが続いていますが、今回は実ものに紅葉した葉を組み合わせて活けることにしました。
使用した花材は、まず実ものがフウセントウワタ。
秋になると大体どこの店でも手に入れることができます。
ユニークな形状に加えて水が無くても長持ちするので、展覧会でもよく使用される人気の花材となっています。
紅葉の方はカシワバアジサイの葉を選びました。
黒に見えるくらい深い赤と紅葉前の緑、その中間の緑と赤が混じった葉が揃っていて、これは活けてみたい!と思いました。
ただこのカシワバアジサイ、画像で分かるようにあちこち折れていたり破けていたり、とても良い状態とは言えません。
いくら美しくても、このボロボロ感はいかんともしがたいものでした。
それにアジサイ系はもともと水落ちし易い花の代表格です。
時間が経つにつれてボロボロにグッタリが加わって、酷い有様になってしまいました(;_;)
いろいろ手を尽くしても元気になるのは一瞬だけ。
結局、茎についたままでは葉は回復不能という結論に至りました。
そこでやむなく方針転換!
葉を取り外し、それを水につける形で活けてみることにしました。
フウセントウワタとカシワバアジサイのバランスがどうなのよ?という問題もありますが、
それよりアジサイの葉があんまり綺麗じゃない💦
なんだかゴミっぽい気もするし。
最初の美しさとはだいぶかけ離れたものになってしまいました (´-ω-`)
うちの近所でもカシワバアジサイをよく見かけるのですが、まさにいま紅葉が見頃となっています。
どうにかしてあの美しさをキープしたまま活けられたらいいんですけどね。
なかなか予定通りにはいかないと思い知らされた今回の花活けでした 🤔