前回の花活けでセッカヤナギを花材に選びましたが、そこではセッカヤナギらしい個性的な特徴がみられる枝を使いませんでした。
個性的であるがゆえに主張が強く、前回のデザインにはどうも合わないと思ったからです。
ここで改めてセッカヤナギの紹介をさせていただくと、
その大きな特徴は、枝が途中から麺棒で伸したみたいに(私の印象😅)幅広のペタッとしたものに変化していることです。(枝の下の方は普通に丸い枝)
名前にあるセッカ(石化)は丸い枝が平たい帯状になることを指しています。
また、その石化した部分が曲がりくねって時として面白い形を作り出すという現象もあり、それがいけばなで人気のあるゆえんとなっています。
写真の左側の1本にその2つの特徴がよく表れています。
前回のアレンジで使ったのは右側の枝のみでした。
そこで左側の枝を含めた前回使わなかった枝については、別に作品を作ることにしました。
合わせた花は前回の花活けで余った黄色のラナンキュラスです。
結局花材はサンシュユとチューリップが無いだけで前回と同じですが、作品のイメージはだいぶ違うものになりました。
セッカヤナギは驚くほど枝が湾曲するものもあれば、ほとんど真っ直ぐの枝もあったりします。
そして曲がりのある枝においても、その形は実に様々。
枝ぶりというのは同種の枝ものであっても当然1本1本違うわけですが、その中でもセッカヤナギはかなり個体差が大きいように思います。
そういう意味では、どんな枝に巡り合えるか分からない楽しさがある花材と言えるかもしれません。
渡航禁止やら、イベント中止やら、一体どうなってしまうのでしょう (ノ_-;)
いけばな界も常に各地でイベントが多く、ちょっと確認したら来月はもちろんのこと5月にかけても中止あるいは延期にしているところが多々ありました。
うちの教室もとりあえず今月は中止ですが、こうなると来月も危ないかも?😟