花活けのために手に入れた花材は、全部無駄なく使って作品に仕上げられることが理想的と思っているのですが、実際はそうそう上手くはいきません。
好きで買ったものでも思ったように使えなくて諦めてしまったり、
またパック束に目当ての花以外のものが入っていると、それらは使わずに終わってしまったり、
などなど、困ったことにわが家にはこうした残念な花が日常的に発生しています。
そこで今回はそんな花材たちをまとめて活けて、少しでも活躍してもらおうと考えました ٩( ‘ω’ )و
トップバッターはストライプの花弁が気に入って購入したスプレーマムです。
写真は2週間ほど前の購入時に撮ったもので、一度花活けに使ったものなのですが、作品が終わった後も原形を保っていて捨てられずにいました。
次の花材は、欲しいと思って買ったけど使う機会がないまま時間が経ってしまったエリンジウムです。
ドライになるので活用の場はまだありますが、生のうちに一度は使わなければと、ちょっと焦りを感じていました。
そして次は見切り品としてかなり悪い状態で売られていたスカシユリ。
花弁が傷だらけなのですが、色が綺麗だったし破格の値段だったので買ってしまいました。
最後の花材はこのユリと一緒の束に入っていたスプレーマム2種。
最初のストライプ柄のスプレーマムと違って、どこでも見かけるありふれたタイプです。
ユリ目当てで買ったパック束だったので、私にとっては単なるおまけの花でしかありませんでした。
それぞれ事情があって、手持ち無沙汰な状態で終わりそうだった花たち。
無理矢理だけど、全部合わせて作品にしてみました。
何の思い入れもなかった単色のスプレーマムが、一番生き生きして綺麗だったりして(;^_^A
他の花たちもこの元気なスプレーマムに支えられている気がします。
またユリのつぼみが活けているうちに開いてきたのもラッキーでした。
今回はかなり強引ながら、とりあえず半端だった花を有効利用できました。
だけど、そもそも花は花瓶にそのまま挿しただけでも十分美しくて楽しめるものです。
そう考えると、花が半端に余った、と思う方がおかしいのかもしれない..🤔
活け終わってみてそんなことを感じた今回の花活けでした🌼