真夏に花屋さんで見かける花と言えば、バラやキク、ガーベラなどの通年出回る花材を除くと圧倒的にヒマワリが多いかと思います。
ヒマワリも一年中手に入る花ではあるのですが店頭に並び始めるのは6月頃からで、やはり代表的な夏の花となっています。
このブログでも今年は2回ヒマワリを使いました。
ただいくら夏の花と言っても、これでもか!というほどヒマワリがあふれているとさすがに飽きてきます。
もしこれからまたヒマワリを活けるとしたら、花弁の色が白か茶系のちょっと違う雰囲気のものにしたい...
そんなことを考えていたら、店の中に自分が予想していなかったタイプのヒマワリを発見しました。
花径が3cmほどのヒメヒマワリです。
普通のヒマワリは1本の茎に1つの花ですが、これは茎が途中で枝分かれしてその先に花が付くスプレー咲きになっています。
こういうヒマワリがあったことをすっかり忘れていました。
実はこのヒメヒマワリ、前回のアガパンサスの隣で同じ見切り品として売っていたものです。
でもアガパンサスに比べるとまだまだ元気そうだし、これこそお得だと思って買いました。
前回のアレンジにこのヒメヒマワリを入れても良かったのですが、寒色系でまとめることにしたので結局ヒマワリは使わずじまい。
そこであぶれてしまったヒマワリで別にアレンジを作ることにしました。
合わせる花材として前回のオーニソガラムを再利用。
お疲れアガパンサスがあっという間にダメになったので、即アレンジを解体してまだ使えそうなオーニソガラムを救い出しました。
そしてもう一つ、赤のヒペリカムもアレンジに加えることに。
これはオーニソガラムと一緒の束に入っていたもので、前々回のアレンジのヒペリカムより丸く大粒の実になっています。
これらの花材だけでは心もとない感じですけど、どんな風になるか試してみることにしました。
器を小さいものにしたので、花材が貧弱でも何とか形になった..と思いたい😅
この器はずいぶん前にバリ雑貨の店で買ったものなのですが、インドネシアらしい独特の柄により小さい割に存在感があって、今回はこれに相当助けられた気がします。
今回のヒメヒマワリのようなスプレー咲きタイプはバラ、キク、カーネーションにもあって、花自体は小粒になるものの1本で複数の花が手に入るのが嬉しいところです。
もちろん使う目的によって1本に1つの花の方が適している場合もあるし、どちらが良いというものではありません。
ただ今回のヒマワリに関して言うと、束の中で蒸れて傷んでいた花をいくつか排除したのですが、たくさん花が付いていたおかげで悲惨なことにならずに済みました。
花の使い方とは関係ないところでスプレー咲きにはこんなメリットもあったと再認識した次第です(^o^)