日々寒さが増してきました。
暑いのも嫌だけど、寒いのはもっと嫌 ( >ω< )
できれば外に出たくない、布団からも出たくない、と願ってやまない今日この頃です。
そんな思いを抱えながら、本年最初のいけばなの稽古に行ってきました。
寒さのピークはこれからですが、年が明けると花材はだいぶ春めいてきます。
その中から今回私はボケを選びました。
稽古でだいぶ手を入れてしまった関係上、全体を写せませんでした。
ボケは赤やピンク、オレンジなどの花色もありますが、今回は白い花です。
白いうえに花が小さく、花数も少ないので近くに寄っても全く花が目立ちません。
稽古用の花なので花数が少ない枝が来るのはありがちなことなんだけど、もう少し何とかならないものかと私は言いたい (≧ヘ≦)
そしてこの寂しいボケにはスイセンを合わせました。
実は教室でボケと一緒に購入した花はスイセンではありませんでした。
でも稽古仲間でスイセンを活けていた人が多く、おかげで家に帰ってから自分もスイセンが活けたい!という思いがふつふつと湧き上がってきて、急遽花屋さんに出向いた次第です。
普通スイセンというと、白い花弁に副花冠と呼ばれる黄色の花弁が中心につく二ホンズイセンが花材として多く出回りますが、今回のスイセンは黄色とオレンジの花弁のキブサ(黄房)スイセンと呼ばれるものです。
本当は二ホンズイセンが欲しかったんですけどね。無かったので仕方ないです。
この2つの花材を使ってこんなものに仕上げました。
ボケはほとんど花の所在が分からないので、完全に枝の線としての役割のみになっています。
またキブサスイセンには二ホンズイセンの白と黄色のようなメリハリが無いので、前回使ったホワイトレースフラワーを足して変化を出してみました。
と言っても、レースフラワーもまたあんまり存在感無いですね。残念 T_T
スイセンの活け方について言うと、スイセン本来の美しさを生かすならこれは無いだろうって思う人が多いかもしれません。
活け終わってから私もちょっと反省しました。今後の課題にしたいと思います。
さて今回使ったボケは私の好きな花木の一つです。
でもここ数年、これを活けることを意識的に避けてきました。
というのも、稽古で使ったボケに虫が湧くというゾッとする体験が過去にあったからです💦
こどもの頃、庭にもボケが植わっていたけど、そんなに虫がついたっけ?
ボケを育てている方たち、虫対策に苦労されているんでしょうか。
とにかく購入した花材が虫だらけになるというおぞましい経験は後にも先にもこの時だけだったので、今回は慎重に花の中を覗き込んで恐る恐る手に取ることになりました。
今のところセーフですけど、油断は禁物。
前だって活けてるときにそんな兆しは全く無かったし、いつまたあの恐怖を味わうか分かったものではありませんからね (; ̄ー ̄川