気が向いたら花活け

ローコストで無理しない花活けを目指します

夏も終わりですか?

9月になってしまいました。

7~8月は酷暑で外出の機会が減り、おまけに体調も崩したりして、身動き取れないまま終わってしまった感じでした。

そこでもう9月だなんて言われると、何だか詐欺に遭ったような気分です。

それに梅雨明け時期も変だったし、早くから猛暑になったせいか季節の感覚がちょっとおかしくなっています。

ここ数年、春と秋が短くなっているんじゃないかという話もありますが、特に今年は季節の移り変わりがバタバタしているような気がしてなりません。

もしかしたら今年の秋もすごく短くていきなり冬になるとか?

ゆっくり四季を楽しめなくなってしまうのは辛いです (/_<)

少しはカレンダー通りに季節が変わってくれないと!


さて、そんなこんなで9月になったわけですが、花活けの世界は8月も半ば近くになると秋の気配が漂ってきて、お盆が終わると本格的に秋っぽくなってきます。

花市場はいつも季節先取りで、これは異常気候に関係なく例年通りという感じですね。

それなら早速秋物を活けるのも良いかなと思ったのですが、たまたま寄ったスーパーでヒマワリとピンクッションが安くなっていたので、ついそちらを買ってしまいました。

ピンクッションは今年の冬にも使いました。

ヒマワリは言わずと知れた夏の花ですが、ピンクッションは秋冬でも普通に販売されているし、別に夏の花というわけではありません。

でも熱帯地方の花なので、暑い時が一番似合う花ではないかと私は思っています。


今回はヒマワリとピンクッションに、稽古で使ったウンリュウヤナギを合わせて活けてみました。

ウンリュウヤナギは丸めて花留めの役目も果たしています。

このヒマワリはかなり小ぶりで、対してピンクッションは大きめで頭が重いです。

ちょっとアンバランスになっていますが、ヒマワリは小さくてもそれなりに存在感がありますね。

店内にあっても一際目を引くし、やはり夏の女王というにふさわしい花だと思います。


今回のアレンジは、秋の気配が全く感じられないものになりました。

なんでしょうね。

猛暑とは早くお別れしたいけど、夏が終わるのは何となく名残惜しいというか。

花活けの方はちょっとまだ夏の雰囲気で引っ張ってみたくなりました。

それに何とまだ今年はヒマワリを活けていなかったのでした。

意外な見落とし!

どこへ行ってもヒマワリを目にするので、すっかり活けた気になっていました。

やっぱりヒマワリを活けずして夏を終わりにすることはできませんわ (^▽^)/