気が向いたら花活け

ローコストで無理しない花活けを目指します

猛暑でグッタリの切り花にあの方のパワーを足してみました

最高気温41.1度と記録更新されて、日中に外に出るのも恐ろしくなりました。

まさに殺人的な暑さですね。

にもかかわらず何を血迷ったのか、先週末の昼日中、花屋さんへ行ってまいりました。


いつもと同じ距離なのにやけに遠い。

マジで途中倒れると思いながらようやく商店街にたどり着くと、何だか人が少なーい(@_@;)

そして目的の花屋さんも見るからにひっそり感が漂っていました。

今年に限らず夏場は外に切り花は出せないので、まあそんなものでしょう、と中へ入ったら、店内も例年より花数が少ないような...

花が豊富な春と比べると夏は種類がぐっと少なくなるものですが、それにしてもこの時期に沢山あるはずのヒマワリさえ数が少ない。

やっとの思いでここまで来たのにこれですかー、と意気消沈してしまいました。

でもわざわざ来たんだからこのまま引き下がるわけにはいかない、何でもいいから買って帰ろう、と心に決めて、とにもかくにも花材を購入してまいりました。

ドラセナ2種(向かって左:サンデリアーナ、右:コンパクタ)、渋い赤のアルストロメリア、ソリダゴ、ニチニチソウ

縞柄のドラセナは以前シャクヤクの時に一緒に活けたもので、その後も枯れずにやけに元気だなと思ったら根が生えていました。

アルストロメリアは売り切りの花で、これは持ちませんよとお花屋さんにも念押しされたもの。

間近で見るとかなり傷んでいますが、ぎゅっとまとめたら何とかごまかせました。

アルストロメリアの後ろからピョンピョン出ているのがソリダゴ。

これはまだつぼみですが、ごく小さな黄色い花が咲きます。


今回のアレンジは最初は普通の陶製の花器で活けたのですが、何だかありきたりで面白くないと思って考え直すことにしました。

デザインも器も変えてやり直そうと思ったものの、適当な器も無いし、頭が回らなくて新しいデザインもひらめかないし、

そんな時にふと頭に浮かんだのが、昨年の草間彌生展で購入した折り紙。

この折り紙で昨年は花瓶カバーなんかも作っていました。

そういえば使わなかった残りはしまったままだった。

やっぱり使わなくちゃ意味ないよね、と思い、手持ちの花器に折り紙を巻いてみることにしました。

結果的にどうだったかというと、

最初のアレンジの写真が無いのでここでは比較のしようがありませんが、私としては同じデザインとは思えないほど印象が変わりました。

逆に草間折り紙をちゃんと生かせているかは大いに疑問ですけど(^^;)ゞ


この折り紙に使われているのは、連作「わが永遠の魂」の中の「人類の愛のすべて」という作品です。

あらためて草間彌生パワーは凄い(ノ゚ο゚)ノ

気のせいか弱った花も立派に見えてきました。

暑いのなんのと、うだうだ言ってる場合じゃないですワ。