前回は旬の花としてドクダミを紹介させていただきました。
繁殖している姿がいまいちなのでどうかなーと思ったのですが、頂いたコメントを拝見すると思ったよりドクダミの花に好印象を持たれた方が多いようで、なんだか安心しました。
少しでもドクダミのイメージアップにつながったのなら、嬉しい限りです。
さて、そんな旬の花つながりで、今回はシャクヤクを花材に選んでみました。
シャクヤクの自然開花期は5~6月ですが、市場には3月から出回っているとのこと。
とはいえ一般的に花屋さんで多く見かけるようになるのは5月に入ってからだと思います。
昨年は稽古で使ったシャクヤクで花活けすることができました。
けれど今年はこれまでのところ、稽古でシャクヤクを使う機会がなく、
今月もどうなるか分からないし、あの豪華な花を活けずに終わるなんてあまりにも寂しい...
そう思った私は、シャクヤクを求めて花屋さんへ向かいました、
と、その前にちょっとスーパーで買い物があったので寄り道。
するとなんということでしょう!
生花コーナーが特売で、3本入りのシャクヤクの束が300円で売られているではありませんか!(要するに1本100円ですわね)
地域によっては当たり前の値段かもしれないけど、うちの方では間違いなくお買い得な商品です。
前日に花屋さんの前を通りかかったときは、確か2本入りで300円だったはず。
その時は買えなくて後で買いに来ようと思っていたのですが、あそこで買わなくてよかったー
喜び勇んで3束買ってしまいました(●⌒∇⌒●)
幸せ気分で家に帰って、早速花活け。
一緒に入っている葉はドラセナ(サンデリアーナ)、枝は先月の稽古で使ったサクラです。
葉がついていないサクラは水を吸う必要がないので、このようなデザインが可能になりました。
このアレンジについては、横に寝かせたサクラの枝をどうカットするか迷い続けて、結局決められないままモヤモヤ感が残りました。
そこで別のサクラの枝を使って新たに作品を作ってみることに。
縦バージョンです。
こちらの枝は明快な線なので、あっさり終わりにすることができました。
形としては横バージョンも好きなんだけど、私の中では縦バージョンの方がスッキリ収まった感があります。
出来不出来を別にすると、縦にするか横にするかは、飾る人の好みや飾る場所にもよりますね。
ところでシャクヤクは種類によって色や咲き方も様々ですが、香りもそれぞれ違います。
今回の場合は薄いピンクの方が甘いバラのような香りになっています。
濃いピンクの方はちょっと青臭い感じ。ただ近くに寄らないと分からない程度の香りです。
甘い方は離れていても香ってきますが、主張しすぎない品の良い香りなので、匂いがきつすぎて頭が痛くなるなんてことにはなりません。
狭い部屋にきつい香りのカサブランカなんか置いた日にはもう・・・(>_<)
今回は見た目がゴージャスなうえに甘い香りに包まれて、たっぷり優雅な気分を味わうことができました。
特別レアな品種のシャクヤクが欲しいなら別だけど、普通のシャクヤクだったらスーパーで買うのもありですね。
改めて安売りスーパーに感謝です ♪(⌒∇⌒*。)