このところ一歩外に出ると、必ずと言っていいほどドクダミの花が目に入ります。
今年もそんな季節になったんですねー。
今がまさに旬の花です。
ドクダミを旬の花なんて言うと、「え?」と思われるかもしれないですね。
薬草として有名ではあるものの、そこかしこに生えてるから雑草のような印象だし。
でもよく見るとドクダミの花は清楚で美しく、花材としても十分いける植物なのです。
小さな花瓶に一輪挿すだけでも、何か風情があって良いんですよね。
昨年もそんなドクダミで花活けしました。
活けながら間近で見ると、ますます可愛い花だなーと実感したものです。
そうなると、やっぱり今年も活けてみたくなる。
ということで、昨年同様、実家の庭のドクダミをもらいに行くことにしました。
先日のムラサキハナナもそうだったのですが、ドクダミも自然に任せてほとんど増え放題という状態でした。
おかげで気楽に採集できて、こちらとしては好都合だったけど、こんなに放置したままの庭っていかがなものか (^_^;)
まあそれはさておき、勝手に生えてきた植物仲間でフキの葉もあったので、それももらってきました。
色合わせとしてはちょっと地味ですが、この2つだけで活けてみることにしました。
花材費ゼロのアレンジです ^^
フキの葉は切り葉にしてみてわかったのですが、ものすごく水落ちしやすいです。
葉の面積が広く、しかもあまり厚みが無くてひらひらしているので、イヤーな予感はしたんですよね。
とりあえず乾燥しないようにたっぷり濡らして持ち帰ったせいか、その日は大丈夫だったのですが、翌朝になったら見事に萎れていて、特にもらってきた3枚の葉のうち一番小さい葉が重症でした。
若い葉であった分、弱かったのかもしれません。
しつこく水切りなどをした結果、大きい葉は多少改善が見られたのですが、それ以上は無理そうだったので諦めてそのまま活けることにしました。
※水切りとは、植物を長持ちさせるために、切り口に空気が入らないように水の中で枝や茎を切って、水が揚がりやすくようにすることです。
重症の葉は色も悪くなっていたので裏返しにして、写真の左側の葉の上に乗せることで何とか花活け完了。(写真だと裏か表かよくわからない色ですが)
ところが皮肉なことに、翌日その葉が嘘のように元気になってシャキッと起き上がっていました。
水が揚がる速度も遅いのかー (-ω-;) なかなかの難物です。
でも花材としては面白そうなので、いずれまた挑戦してみたいかと。
まずはフキの葉が長持ちする方法を見つけること、そこからですね。