GWが終わって今月のいけばなの稽古が始まりました。
花材が片付いて家の中がスッキリしたのは良かったのですが、その分寂しい感じになってきたのでちょうど良いタイミングでした。
ついこの間まで、「花材が際限なくやってきて嫌だ!」なんて言っていたのに嘘みたいな話です。
いつの間にかあの魔のループに慣らされてしまっていたのかもしれません。
恐ろしいことです( ̄▽ ̄;)
ということで、今回の稽古で手にした花材はコブシの枝でした。
コブシは2月の花の時期にも活けましたが、今回はもちろん時期が違うので花は無く、なおかつ葉も取ってしまったものを使いました。
黄色とオレンジのマリーゴールドと合わせて活けてみました。
最近、黄色とオレンジの花が続いているような気がします。
取り立ててこの色合わせが好きというわけではなく、たまたまこういうことになってしまいました。
一見、左右に伸びている枝は一本の枝のように見えるかもしれませんが、別々の枝です。
コブシは矯めのきかない枝なので、自分の好きなように曲げたりすることはできません。
でも自然の枝ぶりがとても面白く、そのまま活けるだけでも様になります。
こういう枝があると何だかすごく上達した気分になって稽古も楽しい ♪ ・・なんてね。
ところで前回のアレンジですが、花材がパンジーとビオラだけだし、花器も苦し紛れに食器を組み合わせたりしたものだったので、正直ボツにしようかと思っていました。
ところがいただいたブコメでは皆さん一様に器のことを評価してくださり、しかも花と器が合っているとのコメントまでありました。
これは思いもよらない、まさかの展開 (ノ゚ο゚)ノ
花活けは花材と花器の調和も重要な要素なので、そのような評価をいただけたのは本当に嬉しいことです。
ただ一方で、アレンジ自体はただ器に花を入れただけだったので、評価のしようがなかったのではないでしょうか。(花の配置はそれなりに考えて入れてありますが)
亀仙人(id:ichisin)さんからも『以前の作品ほどの生き生きとしたエネルギーを感じません』との鋭いご指摘があり、そのコメントに思わず笑ってしまいました。
いやー、バレてましたねー (^^;)ゞ おっしゃる通りでございます。
おそらく他の方々も同じような印象をお持ちだったのでは?
作品がどの程度までうまくいっているのか、自分ではなかなかわかりません。
人から指摘されて初めて気づくことも多く、皆様のご意見は大変勉強になります。
貴重なお時間を割いて私の作品をご覧いただいている皆様には、本当に感謝申し上げます (●>ω<●)v