気が向いたら花活け

ローコストで無理しない花活けを目指します

新芽のニシキギに出会いました

GWに入ってすっかりのんびりしています。

休みに入る前はこれを機会にあれこれ片づけたいと気合が入っていたのですが、いざとなったらそんな意気込みはどこへやら。

ゆったり過ごすのっていいですねー ♪

特に連休前が何だかんだ立て込んでやけに忙しかったので、一層幸福度が上がってます。


しかし、時はあっという間に過ぎていく。

いつまでもあると思うなゴールデンウイーク!


さて、今月はいけばなの稽古も連休明けからなので、次の稽古までちょっと間が空いています。

おかげでいつもの〈際限なく次の花材がやってくる〉という魔のループ?から解放されている状態です。

これもダラダラ生活を可能にしている一因ですね。

悩ましい在庫花材が無くなって、とてもスッキリして良い気分ではありますが ^o^


と、花材のことを考えていたら、先月の稽古で使った花材でご紹介していなかったものがあることに気が付きました。

それは何かというと、新芽のついたニシキギです。

過去記事をご覧の方は覚えておいででしょうか?

ニシキギは今年に入ってからも一度活けました。

前にもお話ししましたが、ニシキギというと私は葉が落ちた後の枯れ枝みたいな状態のイメージが強く、一般的にも落葉後のものが花材として多く使われている印象があります。

もちろん名前の由来になっている紅葉の時期も出回るし、赤い実がついたものや、緑の葉の時も見かけます。

それに対して新芽のニシキギというのは時期がとても限られていることもあるせいか、花材としてはちょっと珍しいもので、かく言う私も今回初めて目にしました。

あの枝からこんな青々した柔らかい葉が出てくるなんて、当たり前の話なんだけど、何か不思議な感じです。

枯れ木の面影無くなってますね。


そんな若々しいニシキギに、オレンジ色のラナンキュラスを合わせて活けてみました。

足元の方は例の枯れてるみたいな古い枝で、上の方の新葉のついた若枝と対照的になっています。

今回は枝の分量がもともと少なかったので、新芽がたっぷりのアレンジというわけにはいきませんでした。


実は前回使ったニシキギも、しばらく捨てられずに水につけておいたら、そのうち葉が出てきました。

もしかしたら本当に枯れているんじゃないかと疑っていたので、葉が出てきた時はちょっとビックリ。

でも若い枝が出てきたわけではなく、古い枝に葉がついただけだったため、枝全体が葉で覆われる状態にはなりませんでした。(写真に撮っておけばよかった)

一方、今回のニシキギは若い枝がたくさん伸びて、そこに柔らかい葉をたくさんつけています。

しかもよく見るとつぼみらしきものもいっぱいついている。

あまりに小さいつぼみで、咲くかどうか怪しいと思っていたら、数日後に黄緑色の本当に小さな花が咲いてくれました。

分かりにくい画像ですが、花弁が4枚で直径4~5mmほどの十字型の花です。

可愛い花ではあるけれど、全く目立たないので観賞するというものでは無さそうです。