秋になると、芸術の秋ということで、いけばな界もイベントが目白押しになっています。
花活けを職業としていない私でも、自身が花展に出品することもあり、今月は何だかせわしなく、落ち着かない日々を送っています。
そうした気もそぞろの状態で、何とか今月の稽古を終えました。
稽古花材の中から、黄色のカラーを使って一種活けにしてみました。
あまり水揚げが良くなかったおかげで茎が良く曲がったので、調子に乗ってくねらせてみました。
器に沿わせているだけで、ワイヤーを使う等の細工はしていません。
一昔前まで、カラーといえば「白」のイメージでしたが、いまは黄、オレンジ、紫、ピンクなど様々な色があって、活ける楽しみが増えました。
花に見えるのは、葉の変化した仏炎苞と呼ばれるもので、本当の花は中心にある棒状の部分(肉穂花序)になります。
サトイモ科の植物にみられる特徴で、ミズバショウなんかもそうですね。
花展が終わるまで、しばらく花活けを楽しむ余裕は無さそうです。
何でもいいから、早く終わってほしい (>人<;)