気が向いたら花活け

ローコストで無理しない花活けを目指します

花の命は短くて..記事も短いです


前回の白シャクヤクは、作品が出来上がった時点で「たぶん明日で終わる」と確信しました。

前の日に買った時はまだ開きかけの蕾だったのに..

シャクヤクってそういう花だから仕方ないと思いつつも、このままあっけなく終わらせるのも何か悔しい😟

そこで急遽アレンジを解体して、別の作品に作り変えてみようと考えました。


幸い、シャクヤクを買った時にオマケでもらったスカビオサがあり(いつもサービスしてくれて感謝!)、



これと合わせてアレンジができそうです。



いかにも即席の花活けだけど、

短命のシャクヤクを2回活用できたから、とりあえず気が済みました😄


ちなみにこのシャクヤクは、翌朝起きたらこうなっていました。



思った通り、やっぱりね ┐(‘~`;)┌


この組み合わせはあり?


うちの周辺ではドクダミがいま花盛りを迎えています。

そこで、いつものように実家の庭からもらってくることにしました。

(写真は過去に投稿したものの使い回し)


採ってきたドクダミは特に活けるとか考えずに、そのまま花瓶に入れて楽しんでいました。

野趣あふれる姿を見ていると、何となく爽やかな気分になります😄


そんな時、最近よくお世話になっている生花店で白いシャクヤクを購入することになりました。

買ったのは2種類のシャクヤク

同じホワイト系でも右側はオフホワイト、左のは少しピンクがかっていて、やや小ぶりの花でした。

シャクヤクはピンク系のものもお姫様っぽくて好きですが、白のシャクヤクには高貴な美しさがあって格別な魅力を感じます♡


この白いシャクヤクを見ていたら、ふと家にあるドクダミが頭に浮かびました。

もしかして、この2つを合わせるのもありかも?

店のご主人からも「良いと思う」とお墨付きをいただいたし、早速活けてみました。



早速といっても買った翌日に活けたので、シャクヤクはすべて全開です。

そうなるとは思っていたけど、こう開花のスピードが早いと焦る💦

なおオフホワイトのシャクヤクが右奥にも入っていますが、例によって背景が白壁なので判別しにくいことになっています😔



今回は和の作品にするつもりが、花器の選択を間違えたか、洋のイメージになりました。

活け方はともかく、ゴージャスで高貴な佇まいのシャクヤクと、シンプルで素朴なドクダミの取り合わせはどうでしょうか?

私は結構気に入っているんですけど (^^)b

ちなみに、シャクヤクの上品な甘い香りとドクダミの強烈な匂いの混合を想像するかもしれませんが、ドクダミは葉をいじったりしない限り特に匂うことはありません。

部屋に漂っていたのは、シャクヤクの優雅な香りだけでした😊


花も活けてみたいドウダンツツジ


春の花木ラッシュが終わって、新緑の枝が店頭に並ぶようになりました。

今回の花材はそんな緑の枝ものの一つ、ドウダンツツジです。

まだ出始めなので、葉がやや小ぶりでまばらな感じがします。

これから夏にかけて緑が濃くなり葉がしっかりしてきますが、葉の形状からして重苦しい感じにはなりません。

秋になると紅葉の枝としても使われるので、かなり長い期間活躍する花材となっています。


このドウダンツツジに合わせたのは青紫色のクレマチス

これは花が開きかけの状態です。


クレマチスは種類が豊富で、そのどれを見ても心惹かれるものがあります💖

あまりに素敵なので、我が家の極小ベランダで育ててみようかと思ったこともありましたが、絶対失敗するのが目に見えているので諦めました😅



今回のドウダンツツジクレマチスは、どちらも私が好んで使う花材です。

好きであれば苦も無くスムーズに活けられそうなものなんだけど、どういうわけか考えがまとまらなくて、思いのほか苦戦してしまいました💦



ドウダンツツジの枝は、前回のコデマリと違って矯めがよく効きます。

特に今の時期は枝が柔らかいので、調子に乗ってやたらと曲げてしまいました。

手を加えなくてもそのままで様になる枝なんだし、そう考えると別のパターンでも良かったのかも🤦‍♀️



家の近所にドウダンツツジを生垣にしているお宅があって、先月スズランのような白い小花が枝いっぱいに咲いていて、とても綺麗でした✨

私はこどもの頃からこの花が好きで、ドウダンツツジと言えば花の印象が強くありました。

ところが花材となると、ドウダンツツジは花ではなく葉の枝ものとして出回っています。

今回のドウダンツツジには小さな白い蕾が僅かについていましたが、全く目立たず、無いも同然でした。

何で花の時期に出回らないの?(少なくとも私は見たことがない) 切り花向きじゃないとか?🤔

花がなくても非常に魅力的な花材なのは間違いないけど。


好きだけど、活けるのは苦手な花材


今回は少し前に活けた作品になります。

使った花材はコデマリ

前回に引き続き、花の紹介写真としてはちょっと難ありです💦


コデマリは白い小花が手まり状に集まって枝いっぱいに咲き、枝は緩やかにカーブするのが特徴の春の花木です。

なのに、この写真では手まりも枝のカーブもどこへやら?

実は花活け後に写真を撮ったため、手を加える前の枝が残っていなくて、こんなことになってしまいました。


さて、コデマリは春になると必ず登場する定番の人気花材です。

清楚な美しさがあるし、私も花自体はとても好き💕

だけど活けるとなると話は別で、はっきり言って私はかなり苦手としている花材です。


コデマリは枝が細くて折れやすく矯めもきかないため、好きなように曲げたりできません。

まあ、それは別にいいのですが、

どの枝も同じようなカーブを描いているがゆえに単調で、いつも決まりきったような作品になってしまうんですよね。

つまるところ私の力不足なんだろうけど、正直もうウンザリ (≧◇≦)


そういうわけで、この頃はずっとコデマリを避けるようになっていたのですが、

このあいだ店先のコデマリを見ていたら、いつまでも逃げているのもいかがなものか?と思い至り、

今回久しぶりに挑戦してみることにしました。



単調になるのがイヤだというなら何か他の花材を足せばいいのに、なぜかコデマリの一種いけ😅

しかもこの活け方は、私が比較的よくやっているものです。

同じことばかりしていると面白くないうえに勉強にもならないので、なるべく毎回違う形にしようと心掛けているのですが、今回はつい安易な道に走ってしまいました。


それにしても今回の作品は、写真に撮ると恐ろしく地味😱

白という色は、花にしても器にしても意外と強い色だと思っていて、実際、コデマリの白い花は間違いなく部屋を華やかにしてくれたんだけど、

こうして見ると全然それが伝わらないみたいでガッカリです😥


ビタミンカラーのオーニソガラム


今回の花材は、今が旬のオーニソガラムです。


何だか全然花の紹介になっていない写真😅

まだ蕾の状態の時に撮影したせいで、オーニソガラムの花の特徴がさっぱり分からないものになってしまいました。

ついでに言うと、ここには黄色のオーニソガラムしか写っていませんが、オレンジ色のものも一緒に購入しています。


オーニソガラムは、茎の先に星型の小花を複数つける球根植物です。

種類によって花弁の形や花の付き方が違って、色は基本的に白が多いですが、今回のようなオレンジや黄色のものも出回ります。

私はどの種類であっても好き💕

これがあるとオシャレ度が増す感じがします。


前回のスイートピーは、このオーニソガラムを買った時につけてくれたおまけでした。

残念ながらスイートピーは速攻で弱ってしまったので、遅れて開花したオーニソガラムと一緒に活けることはかなわず、

そこでオーニソガラムと合わせる花材は、前回使ったバーゼリアにすることとしました。


というか、そもそもバーゼリアはオーニソガラムと合わせるために買ったもので、最初からこの2つは一緒に活けるつもりだったんですけど。



最初の写真からすると、オーニソガラムはおよそテンションの上がらない花材に見えましたが、

ちょっと花が咲いただけでとても華やかなものに変わりました。

こういうビタミンカラーって、すごく気持ちが明るくなって好きです (≧◡≦)


見た目の魅力だけでなく、オーニソガラムは非常に長持ちする点でも好感度が高い花です。

今回も買ってから2週間経ちながら、まだ花が咲いています。

ただ私の水揚げの仕方が悪かったのか、茎がうなだれて自立できない状態になっていますが。



ヨレヨレ過ぎて、もはや何の花か分からない (;^_^A

それでも先端の蕾まで律儀に開いて、とても健気なオーニソガラムでした😊


.

今度のおまけはシックなスイートピー


前回の花活けはおまけでもらったラナンキュラスを使いましたが、

同じ店で再びおまけの花をいただいてしまいました😊


シックな紫のスイートピーです。

こういう渋い感じの花色が好きなんですよねー♡


ただし今回は、「これは日持ちするわけじゃないからね」というひと言があった花でした。

なのでその日に購入した花の方は後回しにして、こちらをまず先に活けることにしました。


合わせたのはバーゼリアの葉。

買った花と一緒に活けようと選んだものでしたが、スイートピーの相方にもなってもらいました。


バーゼリアはクリスマスの時期にリースなどによく使う花材です。

ただ普通は花がついているものなので、葉っぱだけだとまるで別物みたい😮

何とも不思議な雰囲気を醸し出していて、面白い花材になっています。


このバーゼリアを見ていたら、クリスマスの時に使ったリューカデンドロンが家にあったのを思い出しました。

これは買った時の生の状態の写真です。

当然いまはドライになっていて、例によってサッサと捨てればいいものをいまだに家に残っていました。

これはサヨナラできる絶好の機会\(^o^)/


ということで、いかにもあり合わせの花材だけど、スイートピーがダメにならないうちに急いで活けることにしました。



リューカデンドロンは白く塗りました。

スイートピーの花弁に張りが無く、どうなることかと思いましたが、何とか耐えてくれたようです👌

切り花の時期としてももう終りで、そういう意味でもぎりぎりの花活けでした。


なお、このスイートピーの花色は天然ではなく染めたものです。

この頃グレーやベージュなどのニュアンスカラースイートピーをよく見かけますが、これらも染色液を吸わせて色を付けたもの。

いかにも天然に見えそうな黄色やオレンジも、実は染めのスイートピーなんですよねー。

技術が進んでわざとらしく見えないところが凄いと思います😆


おまけの花で花活け


前回のテマリソウは、もしかしたらタダだったのかもしれない花でしたが、

それとは別にもう一つ、これは明確におまけとしてもらった花がありました。


花径が3~4cm程度のミニサイズのラナンキュラスです。

仕入れてきたばかりの花の中から分けてくれました。

これは嬉しいサプライズ😍


ご主人は「一輪挿しにでも入れて」と仰ってましたが、お店のご厚意に感謝して、ここは何とか花活けの形にしてみたいと思いました。

ただそのとき家にあったのは、一緒に手に入れた前回のチューリップとテマリソウだけ。

折角ならラナンキュラスを主役にしたいし、そうなるとチューリップは存在感が強すぎて入れられません。

で、考えた結果、テマリソウとチューリップの葉のみを合わせて使うことにしました。



適当な花器が無かったので、ご飯茶碗を器に採用😅

ちょっと疑問符が付く仕上がりで、それこそおまけみたいなアレンジだけど、

とりあえず一輪挿しは回避できました (^^)v


もともと買ったのはチューリップだけだったことを考えると、おまけの花はおまけとは言えないほど活躍してくれました。

花活けの勉強にもなったし、お店には何とお礼を申し上げたらよいのやら 😂

今後ともどうぞよろしくお願いいたします♡

なんて、厚かましく次も期待してたりして (*´艸`)