春の花木ラッシュが終わって、新緑の枝が店頭に並ぶようになりました。
今回の花材はそんな緑の枝ものの一つ、ドウダンツツジです。
まだ出始めなので、葉がやや小ぶりでまばらな感じがします。
これから夏にかけて緑が濃くなり葉がしっかりしてきますが、葉の形状からして重苦しい感じにはなりません。
秋になると紅葉の枝としても使われるので、かなり長い期間活躍する花材となっています。
このドウダンツツジに合わせたのは青紫色のクレマチス。
これは花が開きかけの状態です。
クレマチスは種類が豊富で、そのどれを見ても心惹かれるものがあります💖
あまりに素敵なので、我が家の極小ベランダで育ててみようかと思ったこともありましたが、絶対失敗するのが目に見えているので諦めました😅
今回のドウダンツツジとクレマチスは、どちらも私が好んで使う花材です。
好きであれば苦も無くスムーズに活けられそうなものなんだけど、どういうわけか考えがまとまらなくて、思いのほか苦戦してしまいました💦
ドウダンツツジの枝は、前回のコデマリと違って矯めがよく効きます。
特に今の時期は枝が柔らかいので、調子に乗ってやたらと曲げてしまいました。
手を加えなくてもそのままで様になる枝なんだし、そう考えると別のパターンでも良かったのかも🤦♀️
家の近所にドウダンツツジを生垣にしているお宅があって、先月スズランのような白い小花が枝いっぱいに咲いていて、とても綺麗でした✨
私はこどもの頃からこの花が好きで、ドウダンツツジと言えば花の印象が強くありました。
ところが花材となると、ドウダンツツジは花ではなく葉の枝ものとして出回っています。
今回のドウダンツツジには小さな白い蕾が僅かについていましたが、全く目立たず、無いも同然でした。
何で花の時期に出回らないの?(少なくとも私は見たことがない) 切り花向きじゃないとか?🤔
花がなくても非常に魅力的な花材なのは間違いないけど。