気が向いたら花活け

ローコストで無理しない花活けを目指します

外れの後は当たりの花材

前回使い物にならない花を買ってしまった反省から、今回は商店街のいつもの花屋さんで花材を選ぶことにしました。

そこはそんなに酷い状態のものは売らないと分かっているので安心感があります。

ただ、どこの店でもそうですが品揃えの良い時と悪い時があって、前回違う店に行ってしまったのも商店街の店が軒並みダメな時だったからでした。

では今回はというと、おかげさまで“良い時”に当たったようです (*^ー^)v


店に入ってまず目についたのがヤマボウシです。

5月~7月に花を咲かせる日本原産のミズキ科の落葉樹で、少し前に咲いていた北アメリカ原産のハナミズキと近縁です。

いけばな教室ならいざ知らず、花ものが中心であまり枝ものを置いていないこの店でヤマボウシに出会えるとは意外でした。

なのでこの機会を逃す手はないと思って迷わず購入しました。


次に面白いと思ったのがグリーンのアジサイ

グリーンの萼片(花弁に見える部分)に白い模様が入っているところが個性的で購買意欲をそそります。


興味深い花材を続けて見つけた勢いでヒマワリも買ってしまいました。

いまは白や赤茶系のヒマワリもあったりしますが、これはどこでも手に入るような普通のヒマワリです。


以上のメンバーで何とか行けそうな気がしたので、今回はこの3つの花材で仕上げてみました。

結構ボリュームのあるアジサイで、これでも少し花を減らした状態になっています。

色といい模様といい、このアジサイはかなり気に入りました。

そしてそれ以上に私の中で久々のヒットだったのはヤマボウシです。

それほど一般的な花材ではないところもポイント高いですが、上品で清楚な雰囲気が蒸し暑い梅雨の時期に爽やかさを運んでくれて、買って正解だったと思いました。


今回は当たりの花材を手に入れることができて、前回の失敗をだいぶ挽回することができました。

花材に限らずですが、良いものに出会えるかどうかはその時の運によりますね。

でも同時に日頃のチェックも大切、と改めて実感しました。

良い時を逃さないというのもあるけど、まめにチェックすることで商品を見極める力も身につくんじゃないかと思います。

掘り出し物を見つけるのが上手いと言われるような人たちも、結局それだけ目が肥えているということなんだろうし。

私は粗悪品に手を出してしまったり、良いものを買いそびれて「あの時買っておけばよかった!」と後悔することもしばしば。

まだまだですなー「(。>ω<。)