タイトルに初夏の花材と書きましたが、実は前回のビバーナム・スノーボールも初夏の花の時期に多く出回る花材でした。
そして今回使った花材も初夏に花咲く花木。普通に花屋さんで購入できるのは花の咲く時期だけとなっています。
白い小花が穂状に咲くコバノズイナという植物ですが、リョウブあるいはヒメリョウブの名で売られていることが多いかもしれません。
いけばな教室でもリョウブと呼んでいて私もそう覚えていましたが、本来のリョウブはこれとは違う植物だと後に聞いて、それからはなるべくコバノズイナという名前を使うようにしています。
ただ花材としてはリョウブで通じるので両方OKですけどね。
さてこのコバノズイナはたまたま出先の花屋さんで買ったものでしたが、これに合わせる花はもともと家にあったアルストロメリアにすることにしました。
前回のダリアのサービス束に一緒に入っていたもので、ピンクと白がありました。花弁が一部傷ついています💦
ダリアが目的で買った束だったので、おまけの花のアルストロメリアは花瓶に入れたまま正直持て余し気味でした。
でもこのピンクと白の花はコバノズイナと相性悪くないんじゃない?
ということにして花活けしてみました。
“初夏のいけばな”という感じ?
アルストロメリアはコバノズイナより4,5日前に購入したものだったにもかかわらず、つぼみもちゃんと咲いたし、鑑賞に堪えうる状態を保ってくれました。
なかなか優秀な花材だったんですね。
それほど思い入れのある花ではなかったのですが、見直しました。
一方のコバノズイナは以前から好きな枝もので、楚々とした爽やかな雰囲気にとても魅力を感じています。
このアレンジではまだつぼみの状態で地味ですが、花が咲けばもっと楽しい感じになる花材です。
と言いながら、今回のコバノズイナに関してはその後一向に咲く気配が無く、いまのところ枯れはしないものの果たして咲くかどうか分かりません ┐(^-^;)┌
今回の作品は、前回お話ししたGW中に活けたアレンジの2つ目のものです。
考えたら生の枝ものを活けたのは久しぶり。
前回のビバーナムも枝ものではあるけど、花の部分しか使わなかったし。
やっぱり枝を活けないといま一つ「花活けした!」という気分にならないんですよね。
何となくストレスが溜まっていたので、そのもやもやしたものが少し晴れてスッキリしました😄