ECOな花活け生活

何は無くとも花を飾って部屋は明るく!

かつては花材と思えなかった植物

突然ですが、ヨウシュヤマゴボウという植物をご存知でしょうか?

この名前を知らないとしても、おそらく多くの人がよく目にしている植物だと思うのですが。

見覚えあるどころか、いやになるほど見ているという人もいるかもしれません。

ヨウシュヤマゴボウは空き地や道端にニョキニョキと生えているヤマゴボウ科の多年草で、茎が太くて赤く、春に白い花が房状に咲き、秋になると熟した黒い実になります。

アメリカ原産の帰化植物なのですが、日本にもともとあるヤマゴボウに似ているため、それに対して洋種(ヨウシュ)ヤマゴボウという名がつけられました。

実は私はこの植物についてあまり良いイメージがありません。

赤い茎と黒い実が毒々しく見えるし、ものによっては2mくらいの背丈になったりするので、不気味としか思えないんですよね。


ところがそんなヨウシュヤマゴボウが、何と花材として販売されているのです (@_@;)

あれを花活けに使うんだ!と知ったときはかなり衝撃でした。
まさか違う植物だろうと何度も確認したくらいです。

そんな私の驚きをよそに、いけばなでもフラワーデザインでも当たり前のようにそれは使われていました。

だけど不思議なもので、花材になってみると不気味な雑草には見えないんですよね。

実際最初の写真もそんなに悪そうに見えない、というかちょっと綺麗だったりして。


ということで、今回はそのヨウシュヤマゴボウを使った花活けです。

ピンクのケイトウと淡いグリーンのクルクマを合わせました。

クルクマはショウガ科の植物で、ウコンの仲間です。

夏になると店頭に並ぶクルクマは、淡いピンクや白のものもあり、暑い時期にも持ちが良いので重宝する花材です。


こうしてみるとヨウシュヤマゴボウは花材としてはなかなか面白く、魅力的な植物だと思います。

でもヨウシュヤマゴボウを知っている人なら誰もがわかっていることと思いますが、これは有毒植物です。

根、茎、葉、実、すべてに毒性があり、間違って口にすると中毒症状を起こして、量が多いと死に至ることも Σ(O_O;)

身近に生えていると幼児が口にする恐れもあるので、実が熟する前に刈り取るよう厚労省でも注意を促しています。


そんなものが何で花材になったんでしょうねー。

見た目が個性的で風情があるから?

もっとも、他にも毒のある植物で花材になっているものは沢山あるので、ヨウシュヤマゴボウだけに限ったことではありませんけど。

そもそもせっせと駆除されているものが、一方で商品として販売されているというのもおかしな話。

それに子供のころ黒い実をつぶして出る赤紫の汁で遊んだという人もよくいるし、本当に人それぞれ、ですね。

ちなみに赤紫の汁は衣服につくと洗ってもとれません。

つぶして遊んだ人ならそれも経験済みのはず ^o^