8月の稽古が始まりました。
先月はやむなく稽古を休んでしまいましたが、たったひと月抜けただけで随分久しぶりのような気がします。
習慣とは恐ろしいものですね。
ブログを始める前は3,4か月休むのはざらで、半年休んでも何とも思わなかったのに(休みすぎ!)、人間こうも変わるとは。
これもブログのおかげです。 ありがたや (*´▽`人)
ということで先日稽古に行ってきたわけですが、教室で花材を選んでいるときに真っ先に目についた花がありました。
オーニソガラムです。
花活けの世界ではよく知られたユリ科の植物で、細長い茎の先に複数の星型の花を咲かせます。
切り花としては数種類出回っていて、花色はほとんどが白ですがオレンジや黄色のものもあり、また種類によって花の付き方が大きく異なります。
今回のような円状に花がつくもののほか、縦並びの円錐形に花がつくタイプがあります。
今回のオーニソガラムはサンデルシーという種類で、私が面白いと思ったのは、花の中心にある黒い雌しべ。
ビーズみたいに小さな粒なのですが、白い花の中にあるので遠くからでもはっきり分かります。
紫色のトルコキキョウと一緒に活けました。
適当な撮影場所が無く、撮影技術も無いので、どうも見栄えの良くない写真ですが ^^;
ミツマタは枝が三本に分かれるのが特徴の枝もので、和紙の原料として用いられている植物です。
花材としては晒したミツマタを使うことが多く、このあいだ家の中を片付けていたらこのサラシミツマタが出てきたので、ちょっと使ってみました。
思い返すとオーニソガラムは一時期すごくハマって、見かけるとつい買いたくなる大好きな花でした。
それがいつしかマイブームが去って、すっかり疎遠に...
あんなに好きだったのにねー どういうわけだか (゚_。)?
そんな時、稽古場に現れたオーニソガラム。
ちょっと忘れてんじゃないの、と言わんばかりに目立っていました。
どうもすみませんでしたヾ(^-^;)
今回、やっぱり素敵な花だと再認識した次第です。
【オーニソガラム・サンデルシーで新たな発見】
オーニソガラムは花持ちがよく、複数の花もいっぺんに咲くのではなく、円形のものは外側から順に、円錐形のものは下から順に咲くので長く楽しむことができます。
なので今回もそんな感じでずっと飾っていたところ、ふと気が付くと、チャームポイントの黒い雌しべが緑色に変わっていました。
白い花弁もくすんできた気がしますが、何より黒いポッチは完全に緑。
どうやら黒とばかり思っていたものは、実は濃い緑色だったみたい。
咲き進むにつれて色が薄くなるようですね。