前回花ものを2つ片付けて、やれやれ、と一息ついていたら、もう一つ花が残っていたのに気が付きました。
ニシキギと一緒に使ったピンクッションです。
普通の花のように萎れたり、変色したり、という気配がまるでないので、すっかり置物化していました。
これは別に場所をとるものでもないし、そのままでも良かったのですが、
眺めているうちにちょっと遊んでみたくなりました。
これはいったい何?
本人は花活けのつもりなんですけど (^^ゞ
一応ピンクッション以外で使ったものを説明させていただくと、ピンクッションの両側からツノみたいに出ているのはサンカクバアカシアです。
稽古で使った花材ですが、購入した時は1mくらいある枝でした。
名前の通り、三角形の葉を持ったアカシアです。
アカシアというと、黄色いコロコロした小花が美しいミモザアカシアが花材としてポピュラーですが、サンカクバアカシアも同じような黄色の花を咲かせます(私は花を実際に見たことないけど)。
でも両者の葉の特徴は全く違って、ミモザの方はオジギソウに似た形の繊細な葉であるのに対し、サンカクバの方は三角の角が尖った固い葉になっています。
今回は稽古で切り落とした葉をちょっと使っただけでしたが、本当は枝として大きく活けるべき花材ですね。
ピンクッションが入っている花器はコップの上に載せました。
そしてコップの中に並んでいるのは、100均で買った卓球ボールを色付けしたもの。
卓球の趣味も無いのになぜ買ったのか、いつか作品作りの役に立つとでも思ったのか、自分でもよく分かりません (^_^;)
どうでもいいけど、この器の積み重ね、ちょっと揺れたら即アウト。
よいこの皆さんは絶対にまねしないでね。
今回はちょっと遊び過ぎ?
こんなのは花活けじゃないだろうって言われても仕方ないですね。
やってる方はとっても楽しかったんですけど ^o^
私は継続していけばなの教室に通っていますが、家で活けるものはあまりいけばなを意識していません。
いけばなを習いたての頃は、復習の意味もあって家でもいけばならしい花を活けたりしていましたが、いつの頃からか、教室では教室でしかできないような作品作りを心掛け、そのぶん家では何も気にせず、好き勝手に花を飾るようになりました。
と言っても、別にいけばな教室で活け方に何か縛りのようなものがあって、その中で活けているわけではありません。
基本の型を学んでいる時はその通りに活けなければなりませんが、それ以外はどんなふうに活けても自由です。
結局花活けも、それが仕事でない限り、楽しんでなんぼ、思いっきり自分の好きなように活ければいいと私は思っています。