前回とは打って変わって、秋らしい花材、キササゲとクリの登場です。
キササゲって何? という感じかもしれませんが、マメ科のササゲに似た、長さ20cm以上の細長い果実をつける落葉樹です。
そういえば、私もかつてどこかで、いんげんを引き伸ばしたような細長ーい実が沢山ぶら下がっている木を見たことがあるような気がします。
市場には乾燥した状態の実もの花材として、9~10月にかけて出回ります。
茶色のカラカラしたものなので、稽古場で初めて見た時には、何だか得体のしれない不気味なものがある、こんなものが花材になるのか?という印象でした。
今では、個性的で面白い花材だと思っているんですけどね。
一緒に活けたクリは直径2cm位の小さいもので、多分、サンドグリ(三度栗)。
最初は鮮やかなグリーンだったのですが、私の管理が悪かったのか? 茶色くなってきてしまいました。
イエロー系のケイトウと合わせてみました。いかにも「秋」というアレンジになったかと思います。
あー、今年もそろそろ終わり! って雰囲気になって来ました。 焦るわ ^^;