気が向いたら花活け

ローコストで無理しない花活けを目指します

新葉のボケを活ける


先日、久しぶりにいつもお世話になっている近所の生花店に行きました。

そこで勧められたのがボケ(木瓜)の枝。

ボケは正月花に使うなど、早春に活ける花木のイメージがありますが、今回店にあったのはそれとは全く異なるものでした。


花も葉もなく、苔が生えてます。

太さ2cm以上、長さは90cm越え。なかなかの重量感です。


苔木のボケには脇枝も付いていて、それは苔のついていない普通の枝でした。


花はほとんど終わって、新しい葉が出ています。


さて、それから半月ほど経った現在、実はまだこの苔木を活けていません。

どうしたものかと考えているうちに日にちばかりが過ぎてしまいました💦

一方、脇枝の新葉はどんどん成長して存在感を増してきました。

苔木のことしか考えていなかったけど、こうなったら脇枝を活けるのもありかもしれない🤔


ということで今回は、新葉が伸びたボケの枝で花活け、となりました。


合わせる花はスーパーで買ってきました。


左からカラー、カーネーションハツユキソウ

今回はこの中からカーネーションハツユキソウを選びました。




成長著しいボケの葉、伸び放題です😄


ボケは花や実の時期によく使う好きな花材ですが、花が終わった後の若葉の枝を活けたことはなかったように思います。

(そもそも若葉の時に出回っているのを見たことないし)

お馴染みの花材なのに違うものみたいで、何だか新鮮✨

でも折り矯めができて形を作れるところはやっぱりボケですね。

花や実が無くてもボケは良い👍と再認識した花活けでした😊



さすがに使い回しが過ぎますか?


2月上旬に活けたミモザアカシアは予想外に長持ちしたおかげで、後日、違う使い方で新たなアレンジに挑戦することができました。



まさか花持ちの悪いミモザでリメイクができるとは思ってもみなかったので、私としてはもうそれだけで大満足🎉

と、そこで話は終わるはずだったのですが...

その2日後に、それをまた別のアレンジに作り変えてしまいました😅

ちょっと欲が出たというか、ここまで来たらとことんやってみようという気になりまして。


しかも合わせた花材も、前回のリメイクで使ったユーカリサイネリア、そして前回のマーガレット、としつこいです。

いくら何でも使い回しすぎだろう🙅‍♀️と自分でも思いましたが、何しろどの花もまだ元気なので、ここはやっぱりとことんやってみようということで💪




ドライにはなっていないけど、さすがにミモザアカシアの花は当初より縮んで、色も少し赤みを帯びてきました。

でもここまで使い切れれば十分です👍



今回のアレンジは1か月以上前に活けたものです。

ミモザアカシアばかり続くのもどうかと思って公開しないつもりだったのですが、このところ花活けする余裕が無かったので、ここで登場することになりました。

ちなみに切り花のミモザは、まだ多少置いている店はあるものの、シーズンとしては終わっています。



今頃気づいたマーガレットの価値


先月、スーパーで値下げになっていたパック束の花を買いました。

思ったより家の中が明るくなって喜んでいたのですが、ふと疑問に思ったのが、見切り品にしてはどの花も普通に元気だということ。

そこで翌週そのスーパーに行った時に売り場を確認してみたら、そこに「商品入れ替えのため値下げしました」と表示されている花がありました。

さらにその横にはちょっと疲れた様子の「見切り品」の花があり...

どうやら私が買ったのは、花が弱った「見切り品」ではなく商品入れ替えによる「値下げ品」だったようです🤔


疑問が解消されたところで、それならば、とその日再び「値下げ品」を買ってしまいました。

購入時に写真を撮り忘れたので花材の紹介写真はありませんが、今回の花たちも確かにそれほど傷んでいない感じ👌

それらを使ってアレンジを1つ仕上げることができました。



使用花材はアルストロメリア(黄色とオレンジ)、マーガレット、ブルーのエリンジウムです。

パック束にしてはまあまあ華やか?😄


今回の花活けでは意外な収穫がありました。

それはマーガレットがいかに優秀で魅力的な花であるか気づいたことです。

今頃何を言っているんだかという感じですが、

可愛らしい花は驚くほど長持ちするし、1本でもボリュームがあって、なおかつ安価。

そして何より感動したのは、固い蕾までもれなく咲いたことです👍

あまりにありきたりな花として、これまでマーガレットを気にも留めなかった自分を大いに反省しています😅



ミモザアカシアのリメイク作品


前回のミモザアカシアは、購入後1週間経っても鮮やかな黄色を保つことができました。

私にしては珍しく熱心にケアをしたから、と思いたいところだけど、もしかしたら花がフワフワに全開する手前で買ったのが幸いしたのかもしれません。

とにかく予想外に長持ちしてくれたおかげで、新たに別のデザインを試すことができました😄


リメイク作品でミモザアカシアに合わせたのは、前回使ったユーカリと、その前のアレンジで使ったブルーのサイネリアです。



つまり全部がリユース花材。

使いまわしの中古品で活けたアレンジ、と言ったら身も蓋もないですが(笑)



ミモザアカシアの枝元の方の花が中途半端に残っていて、器の中がちょっと見苦しい😔

スッキリさせるべきと思いながらも、綺麗な花を取るのが惜しくて決断できませんでした。

水面に浮いている花は、取り除いてもまた落ちてくるので結局そのまま放置することに💦


なおこの時点でミモザアカシアは買ってからちょうど1週間、サイネリアは10日経っていました。

サイネリアも一見弱そうだけど、実際はとても持ちが良くて優秀な花です👍



ミモザアカシアを買った店のオーナーによると、最近ミモザがすごい人気で、その分値段も上がっているそうです。

そう言われてみれば、今年はどこの店でもミモザが目立っていたような🤔

切り花のミモザといえば、綺麗なのはその日だけという認識だったので、これまで積極的に買うことはなかったのですが、

逆にミモザはそういう花だと割り切って、フワフワの時を思い切り楽しんだ方がいいのかもしれません。

今回も花が長持ちしたのはいいけれど、ドライ化させないことに必死で花を楽しむどころではなかったし😅



これが正しいミモザアカシア


前回のアレンジで使ったカラタチを買ったとき、他にも手に入れた花材がありました。


ユーカリミモザアカシアです。


ミモザアカシアは前々回の記事でも登場しましたが、あれはスーパーで売っていたパック束に入っていたものでした。

これは生花店で買った正しいミモザアカシアです(笑)

花の大きさも花穂の長さもパック束のミモザとは比べ物になりません。


ユーカリミモザアカシアと大変相性が良い花材で、ユーカリミモザのリースなどは定番ですね。

実際合わせてみると、シルバーグリーンの葉と鮮やかな黄色い花がお互いを引き立てあって、この上なくしっくりくると思いました👍


今回はこのユーカリミモザアカシアに、前回使ったスカビオサを入れて活けてみました。



買った時よりミモザアカシアの花が開いて、ぐっと華やかになりました。

本当にパック束のミモザとは大違い(もう比べちゃダメ🙅‍♀️)

活けている間、ずっとテンション上がりっぱなしでした🎵



このミモザアカシアについて、店のオーナーからは「持ってせいぜい3日」と言われたのですが、私は過去の経験から3日持てばむしろ御の字と思いました。

ところがその後、3日どころかミモザにしてはあり得ないほど長持ちして、リメイク作品まで作ることができました。

後日その作品も公開するかも? しないかも?😅



ユニークなスカビオサを活ける


先月行った隣駅の新しい店で、再び花を買いました。


左の花と真ん中の花はスカビオサ、右のブルーの花はサイネリアです。


薄いピンクのスカビオサは花の中心から葉っぱが出ています。

このユニークで楽しい花、前にも見かけた気はするのですが、不覚にも買ったことがなく、今回が初めての購入です。

これに合わせて紫のスカビオサとブルーのサイネリアを選んで、その日は喜んで帰りました。


ところがその翌日、お店の方からお知らせが来て、

「明日と明後日、10%offのセールやります」とのこと😮

ちょっと、先に言ってよ~💦

何だか悔しくて、もう一度行ってしまいました(まんまと乗せられてる?)😅


そこでまた幾つか買うことになり、そのうちの一つがこれでした。


カラタチの枝を晒したものです。

花活けでよく使われる花材なのですが、いつでもどこでも手に入るというものでもないので、これを機に買ってみました。


結局、今回は最初に買った3種類の花に、当初の予定になかったカラタチを加えて活けることになりました。



カラタチを使って正解👌

ちょうど良い花留めになりました。



今回の変わり咲きのスカビオサは、チョンマゲリョウマという品種でした。

花の中から出ている葉っぱがチョンマゲ?

見た目だけでなくネーミングもユニークです😆

同じ生産者さんから品種名にチョンマゲがつくスカビオサがいくつも出ているようで、その中にチョンマゲオリョウもありました。

リョウマとオリョウ、是非一緒に活けてみたいものです😊



見切り品で小さなアレンジ


このあいだ近所のスーパーで、見切り品になっていたパック束の花を2つ購入しました。


1つは黄色がメインの束。

左からミモザアカシア、ガーベラ、ブルースター


もう1つの束には白と紫の花が入っていました。

左からアルストロメリア、リューココリネ、マーガレット、スターチス


特に欲しい花があったわけではないけど、値下げという言葉に弱くて、つい買ってしまいました😄


これらの花の中で、急いで活けなくてはと思ったのはミモザアカシアでした。

というのも切り花のミモザは水揚げが悪くて、一日でドライ化してしまうことも珍しくないからです。

水揚げの悪さは蕾が開かないことにもつながり、

今回のミモザもいちおう黄色になっていますが、花は全開ではなく、これ以上開くのかも怪しいと思いました。

いずれにしろ悲惨なことになる前にとっとと活けるに越したことはありません。


ということで、まずはミモザアカシアにガーベラ、ブルースタースターチスを合わせて活けてみることにしました。



小さくて面白味のないアレンジになりました💦

パック束で、しかも見切り品の花となるとこんなものかしら...

と、作品のショボさを花のせいにする😅


ちなみにミモザアカシアの花は、思った通りほとんどが開花する前に固まってしまったようです。

フワフワの美しい花が見たかったけど、残念でした😔